あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

元気かな…岩田有可里さん

 「元気かな」シリーズ3回目は、東京音楽隊のベーシスト岩田有可里さんです。だいたい予想できてたんじゃないでしょうか(╹◡╹)

 このブログでも何度も書かせていただいている岩田有可里さんですが、東京音楽隊の演奏を安定のベースラインで支え切る、いわばバンドの守護神のような存在ですね。

 岩田さんは、私が東京音楽隊の生演奏を聴くようになる前から、動画で拝見していて大変気になる存在でした。ベースギターの演奏が渋くてかっこいいなぁと思い、別の動画では、「え、コントラバスも弾くんだ」と、少しづつその魅力を発見していきました。

 そんな私が、「岩田有可里」というお名前を認識したのが、AMANO Jun-ichiさんがアップしてくださっている、2010年の音楽まつりでのトリオアンサンブルの動画だったと記憶しています。これまでも、いくつかの記事でご紹介させていただいている動画ですが、本当に美しく感動的な演奏で、心が洗われる気がします。

 そう、私が「奇跡のアンサンブル」と呼んでいる、岩田有可里さん(コントラバス)、太田紗和子さん(ピアノ)、三宅由佳莉さん(ボーカル)のトリオです。

 岩田さんの演奏は、その姿も音も優雅ですよね。

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 最初、私は「有可里」を「ゆかり」と読み、三宅さんと同じ名前なんだなと思っていたのですが、ある動画で、岩田さんが紹介されるのを聞いて「あかり」と読むことを知りました。短期間ではありますが、間違えててごめんなさいm(_ _)m

 こうして、色々な動画で岩田有可里さんの演奏を拝見し、そのベースの響きを心地よく味わいながら、いずれ岩田さんのことを書きたいな、と思ってはいたのですが、一昨年の5月に東京音楽隊が2年連続となる「ニコニコ超音楽祭」に出演した際に演奏した「アスノヨゾラ哨戒班」で岩田さんの痺れるベースラインを聴き、ついに我慢できなくなりました。

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 この記事を投稿したところ「NON」さんから、自分も岩田さんの演奏はかっこいいと思い、以前から大ファンだった、とのコメントを頂き、やっぱりそうだよね、という思いを強くしました。おなじみの「いかづち」さんも筋金入りの「あかりスト」ですし、その後も「岩田さん素敵だよね」とおっしゃる方にたくさん出会いました。

 自分のお気に入りのプレイヤーが多くのか方ら愛されているのを知るのは、本当に嬉しいものです。

 そんな私が岩田有可里さんと初めて「遭遇」したのが、一昨年の7月7日に川越で開催された3自衛隊合同演奏会の第二部でした。

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 本当は、岩田さんと目礼を交わしたのかどうか、未だに不明なのですが、私の中では「歴史的事件」となっています。バカで結構、私は幸せです(╹◡╹)

 そして、間違いなく「遭遇」し、言葉を交わしたのが、その年の9月に赤坂で開催されたランチタイムコンサートでした。演奏会終了後の撤収作業中でしたから、お忙しかったはずですが、呼びかけに快く応じてくださり、写真も撮らせて頂きました。

 とても気さくで、笑顔の素敵な方だなと思いました。とても気さくなんですけど、どこかクールさの断片も併せ持っていて、そこがまた心をくすぐります。

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 その後、岩田さんとは、その年の音楽まつりで偶然遭遇したり、翌年(昨年)2月の横須賀での「ふれあいフェスタ」や5月のランチタイムコンサートでお話をする機会があったりしましたが、私にとってハイライトは、水交会の行事として東京音楽隊見学に伺った時のことです。

 東京音楽隊は、愛知公演を控えていたため、奏楽堂でのリハーサルを見学させていただいたのですが、なんと私の席のすぐ目の前で、岩田有可里さんのコントラバスソロが演奏されたのです。どれほど感動したことでしょう。ランチタイムコンサートの際、「愛知公演では私のソロもあるんです」と仰っていたのですが、リハーサルとはいえ、その演奏を、手が届きそうなほどの距離で堪能することができるとは予想もしていませんでした。当日は「初めての公演となる蒲郡の皆さんのために、サプライズ企画が盛りだくさんなので、撮影は控えてほしい」とのことでしたから、この演奏を動画に残すことはできませんでしたが、私の脳裏には岩田さんの優雅な演奏の様子が焼きついています。そして、これは今まで書いたことはないのですが、演奏の合間に「フッ」とため息を漏らされたのがとても印象深く記憶に残っています。ソロ演奏はご自分の表現力を存分に発揮できる晴れの舞台ではありますが、大変緊張もされるに違いありません。

 クールで優雅なベーシストの微かなため息は、真っ白な一輪の薔薇のような鮮烈な印象を与えてくれました。

 とても充実した見学となりましたし、岩田さんともお話をする機会がありました。詳しくは報告記事をとうぞ。

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 その後、9月に日比谷の野音で行われた海上保安庁音楽隊とのジョイントコンサートと、10月なのに真夏のように暑かった、横浜みなとみらいのフリートウィーク演奏会で、それぞれ岩田さんにご挨拶する機会がありました。

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 あれから8ヶ月…

 岩田さんは元気にしておられるでしょうか、元気ですよね(╹◡╹)

 演奏会も開催されませんので、過去の動画などを見ていましたら、岩田さんの素敵なシーンを発見しました。ステージ上ではいつもクールな岩田さんが、満面の笑顔でクラッピングしているんです。昨年9月の海保とのジョイントコンサートです。えぇ?この演奏会、会場で観てたじゃん! なんで気づかなかったかな。おそらく私の席からはチューバの影になっていたんだと思います。

 とても素敵なシーンでしたので、トリミング動画を設えて、記事を書かせて頂きました。こうして、気を紛らわせているという面もあるかもしれませんね。

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 演奏会が再開されるのはいつのことなのか、全く見当もつきません。本当に1年くらいは開催できないのかも知れません。

 東京音楽隊は趣向を凝らした動画を逐次アップしてくれています。岩田有可里さんが出演される動画もきっとあるに違いありません。楽しみです(╹◡╹)

 なお、これまでに書いた「岩田有可里さん」カテゴリーの記事一覧は、下のリンクから確認することができます。

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ありがとう!(2)

 先日、「ありがとう!」という記事を書きました。コロナ禍で社会全体の麻痺状態が続いてきたなかで、この社会を守るために奮闘を続けておられる医療従事者や、食料その他の生活必需品の製造・流通・小売に携わってこられた方々への感謝と敬意を示すため、ブルーインパルスが東京上空で行った「感謝飛行」について書いたものです。

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 この記事のなかで、6機編隊のブルーに近接離隔を繰り返しながら追随する7機目のT4は、記録映像を撮影していると思われるので、近々空自から迫力ある動画が公開されるのではないかと、書いたのですが、本日、その動画がアップされました。

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 ブルーの演技は、大空をバックに地上から見上げることを前提に組まれていますから、5月29日の「感謝飛行」の際にYouTubeSNSにアップされた数々の動画は、どれも素晴らしいものでした。

 また、報道機関のヘリからの撮影は、上から演技を見下ろすと言う、普段目にすることのない映像も含まれていて、見応えがありました。

 でもやはり、この素晴らしい飛行編隊に随伴しての撮影となると、その迫力が違いますよね。

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 コックピットからの映像も交えたフライト映像もさることながら、フライト前後のチームの様子なども含め、ファンには堪らない動画に違いありません。

 ブルーインパルスパイロットはじめ、チームの皆さま、感動をありがとうございました。また、空自広報のみなさま、この飛行の企画と動画のアップありがとうございました。

「コロナに負けるな!」東音の第5弾動画公開

 日本のアニメは世界中に熱烈な愛好家がいますが、老若男女を問わず愛されている作品と言えば、やはりテレビ朝日系列で放送されている「ドラえもん」でしょう。ただ単に面白可笑しいだけでなく、人としての生き方や他者との関わり方などについて、毎回ちょっと考えさせられる要素が盛り込まれているのですが、それが決して押し付けがましくないから、観終わった時に、何か晴れ晴れとした気持ちになるのではないでしょうか。

 テレビアニメとして放映され始めてからだけでも、もうすぐ半世紀になろうかと言うとんでもない作品です。

 2年前に、放送枠が土曜日の17時からに変更になった際、テーマ曲も一新されましたが、それを手がけたのは、まさに時の人、星野源さんでした。

 この方の楽曲は不思議ですよね。曲調も歌詞も決して煌びやかではないのですが、どこか引っかかるところがあって、何だろうと思っているうちに、気がついたらスッと入り込まれているような感覚です。そんな押し付けがましくないところが、ドラえもんにはよく似合うのかもしれませんね。

 当時のプロモ動画がありましたのでご覧になってください。

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 さて、その星野源さんが手がけ、毎週土曜日の「ドラえもん」で流れているテーマ曲を、今回東京音楽隊木管アンサンブルで届けてくれました。

 出演は、フルートの大川好さん、クラリネットの清水恭子さん、ファゴットの横山響子さん、そして、ハープの荒木美佳さんです。

 このブログで何度か取り上げたことのある方々ばかりです。特に荒木美佳さんについては、つい先日「元気かな…荒木美佳さん」という記事を書いたばかりでした。木管の皆さんとは違って大きなマスク😷をつけたままの演奏ですが、昨年の音楽まつり以来、半年ぶりの演奏姿を拝見することができました。

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 動画の構成は、このシリーズではもうお馴染みの、別撮りミックス編集のようなのですが、回を重ねるごとに編集の技量がアップしているような気がします。リズムに合わせたコマ割りの刻み方がとても心地良いですし、演奏の最初とラストのシーンなど、ちょっとびっくりするくらいです。

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 それぞれ、ソロ演奏もあり、各プレイヤーのファンの皆さんが喜ぶようなアレンジになってますよね。それにしても、と思いますが、少人数でのアンサンブルを聴くと、このバンドの技量の高さが本当によくわかります。木管のお三方のうち、フルートの大川さんやクラリネットの清水さんは、演奏会などの折にソロ演奏を拝聴する機会もあるのですが、横山響子さんのファゴットのソロ演奏って、ほとんどお聴きする機会がありません。その意味でも、今回の動画は貴重だなぁと思います。

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 「コロナに負けるな」シリーズ、東京音楽隊の第5弾は、本当に素敵な女性だけのアンサンブルでした。動画に「ゆるカフェ」と表示されていますので、どうやらそれがシリーズ名のようです。あ、シリーズ名があると言うことは、まだまだ続くのかも(╹◡╹) なんだかソワソワします。

 演奏が終わると、マスクを外した荒木美佳さんによ海自PRの時間が始まります。短いですけど、久々に荒木さんの「語り」を聞かせていただきました。

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 荒木さんの語りを聞いて海自のホームページが見たくなりましたか?

 そんな方は下の写真をクリックしてみてください、海自のホームページにリンクしています。え?そうですよ、荒木さんのお先棒を担いでみました。それも応援ですから(╹◡╹)

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 東京音楽隊の「ゆるカフェ」シリーズ。次はどんな楽曲を、どんなメンバーで届けてくれるのでしょうか、楽しみですね(╹◡╹)

 

 余談ですが、今週末(6月6日)のドラえもんは、 「おそるべき正義ロープ」が予定されています。悪い奴を懲らしめる正義ロープが登場するらしいのですが、何やら示唆的な内容になりそうですので、是非ご覧になってください。あ、ドラえもんの宣伝までしてしまった(≧∀≦)

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元気かな…赤嵜尚子さん

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 先日、「元気かな…荒木美佳さん」という記事を書きました。

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 各音楽隊が、工夫を凝らした「コロナに負けるな!」シリーズ動画を、次々とアップしてくださっているため、出演した隊員の皆さんの元気な姿を拝見できる一方、動画に出演されていない隊員さん達はどうされているのかな、と気になったりもします。そんな隊員のお一人である荒木美佳さんの姿を、海自ホームページ上のPR動画で発見したものですから、それに絡め「どうされてるかな?」という気持ちで、ここ1年あまりのことを振り返ってみたわけです。

 そんな偶然で生まれた記事でしたから、特段シリーズ化の予定はなかったのですが、どうされているのか気になる隊員さんが他にもいらっしゃるので、引き続き書いてみようと思った次第です。

 今回は、横須賀音楽隊のパーカッショニスト、赤嵜尚子さんです。このブログでももうすっかりお馴染みの赤嵜さんですが、一昨年の7月「三宅由佳莉さんの出会い」シリーズとして書かせていただいたのが最初です。

 やはり、ご挨拶はおろかお姿を目にしたこともありませんでしたが、私が三宅由佳莉さんのファンとなり、多くの動画を拝見させていただくようになった頃から注目していました。演奏そのものもさることながら、ステージの上で見せるちょっとした仕草や表情から、他の隊員への細やかな気配りやサポートの気持ちが伝わってきたからです。

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 その年の10月、恒例の「東郷の杜音楽祭」終演後に初めてご挨拶させていただく機会がありました。そして、赤嵜さんが上の記事をお読みになっていたことを知って驚き、また赤嵜さんも、書いた私と会えたことを喜んでくださったことに感動しました。また、びっくりするほど気さくな人柄にも感銘を受けました。きっとムードメーカーなんだろうなと思います。

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 こうして赤嵜さんの知遇を得た私ですが、ホールでの演奏会では隊員の皆さんにお会いする機会はまずありませので、オープンスペースでの演奏会の際に、お邪魔にならない程度にお声かけするようになりました。

 昨年5月に行われた東京音楽隊のランチタイムコンサートも、そんな演奏会の一つなのですが、いくら探しても赤嵜さんの姿が見えません。お休みなのかな? 残念だけど仕方ないな…そう思っていました。

 ところが、同じ5月に下田の黒船祭に合わせて開催された横須賀音楽隊のサンセットコンサートを聴きに行かれたモンスターさんから「赤嵜さんがいた!」とのレポートがあり驚きました。3月の定期異動で横須賀音楽隊所属になっていたのです。

 以後私も、横須賀音楽隊の演奏会に何度か足を運び、ご挨拶もさせていただきましたが、視線が合った瞬間にパッと輝くような笑顔が、いつも幸せな気持ちにしてくれます。

 そんな赤嵜さんに最後にお会いしたのは、今年の1月18日に木更津で開催された「海の音楽まつり」でした。ホールでの演奏会でしたが、休憩時間と終演後にステージ上の赤嵜さんにお声かけすることができました。もちろん、とても気さくな方なのですが、この時のやりとりがとても面白くて、大変印象に残っています。

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 2月8日の長岡公演、遠方なので私は行くことができませんでしたが、チーム「スペリア」が現地入りして、偶然にも会場前で雪と戯れる赤嵜さんと遭遇、赤嵜さんの新たな魅力をたくさん引き出してくれました。

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 これを最後に赤嵜さんの消息は途絶え(大げさ(≧∀≦))、今どうしておられるのか知る術もありませんが、きっといつものように輝く笑顔で皆さんを盛り上げておられるに違いないと思います。ちゃんとマスクしてるかな😷 

 ここ1年半ほどの間に、赤嵜さんにお会いする機会は数えるほどしかなかったのですが、いつも温かいものを感じます。初対面の時でさえ、ずっと前からの知り合いのような気持ちにさせてくださるのが赤嵜さんなんです。一瞬でそんな雰囲気にしてしまうんですから不思議な魅力ですよね。

 演奏会が解禁になるのがいつ頃なのか予想もつきませんが、またみんなで「赤嵜ワールド」に浸れる日が来るのを楽しみにしています。

 横須賀音楽隊の「コロナに負けるな!」シリーズ動画への出演もあるといいな、あ、シリーズが続けばの話ですけど(╹◡╹)

 

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東京音楽隊のホームページ(3)

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 新コロ感染拡大の懸念から、演奏会の開催が見送られるようになって3ヶ月以上が経過しました。緊急事態宣言は解除されたものの、警戒が必要な状況が続いていることに変わりはなく、演奏会等の活動がいつ再開されるか、全く予想もつきません。

 そんな中、各音楽隊はそれぞれ趣向を凝らした動画を作成してアップしてくださっていますね。また、東京音楽隊ではそのホームページ上でも、様々な発信を通じて、私たちを楽しませながら、国民との架け橋として、PR活動を展開されています。

 これまで、2回にわたり、東京音楽隊のホームページに新たに掲載された興味深いアイテムについてご紹介してきました。

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 また、コラム欄に掲載された、コンサートマスター横野和寿さんへのインタビューについても、「三宅由佳莉さんの出会い」シリーズとしてご紹介させていただきました。

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 今回は、昨日(5月29日)アップされたばかりのコラムのご紹介です。

 横野さんに引き続きのインタビュー記事なのですが、対象は、なんと館山(だてやま)康弘さん(3等海尉)です。

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 音楽隊長は別として、音楽隊の幹部隊員の皆さんについては、演奏会等で指揮をする場合を除き、目にする機会も限られていますので、なんとなく「謎」の存在になってしまいますよね。そういう意味で、とても心引かれるインタビュー記事です。幹部になると、海曹士時代と何が変わるのかとか、そもそも幹部になることを決めた理由は?など、音楽隊ファンには興味あるところではないでしょうか。インタビューからは、館山さんの真摯な人柄が伝わってきますし、意外な特技なども紹介されていて、読み応えのある記事になっています。是非ご一読ください。

www.mod.go.jp

 私が館山さんを初めて認識したのは、一昨年、初めて足を運んだすみだトリフォニーホールでの「ハートウォーミングコンサート」でした。このコンサートでは、第一部の二曲目に荒木美佳さんのハープソロ(ヘンデルのハープ協奏曲)が組まれていたため、第1部のMCを館山さんが務められました。幹部隊員によるMCというのはとても珍しいのではないでしょうか。とても印象に残っています。また、第2部の二曲目、「デイ・バイ・デイ」では男性コーラスにも加わってその美声を披露されました。

 館山さんの美声については、末尾の「追記」欄に過去の動画が貼ってありますので、そちらも是非ご覧ください。「関西人」さんからの情報提供です。

 

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 そして、明けて昨年の2月、横須賀市のイオン・モールで開催された「横須賀自衛隊ふれあいフェスタ2019」では、前半の指揮をされていました。

 

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 同じ月に六本木のサントリーホールで開催された第58回定期演奏会の際には、エントランスで偶然にも館山さんからパフレットを手渡されたので、ご挨拶させていただくことができました。

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 そのような流れで、私にとって館山さんはなんとなく「気になる人」になっていたものですから、今回のインタビュー記事はとてもありがたかったです。

 企画から聞き取り、記事構成までの作業は大変だとは思いますが、時々掲載していただけると嬉しいですよね(╹◡╹)

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【追記】

 この記事への「関西人」さんからのコメントで、館山さんが海曹士時代に歌を披露されている動画のご紹介がありました。

 1本目は、AMANO JUNICHI さんが2010年にアップしてくださっているもので、横須賀音楽隊に所属していた、まだ1等海士の館山さんが、村上渚さんらとの美しいハーモニーで聴衆を魅了する、いきものがかりの「YELL」です。いやほんと、素晴らしいです(╹◡╹)

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 2本目は、大湊音楽隊時代の3等海曹の館山さんが演歌を披露される動画です。おなじみのh1way2012さんが、今回の新コロ事態でステイホームを余儀なくされた皆さんを慰めようと鋭意編集されてきた「セレクション」シリーズの一つ「男性ボーカリスト」特集で、得意の演歌を披露される館山さんです。上手いですね(╹◡╹)

youtu.be

 過去の動画も含め、海自音楽隊の魅力溢れる隊員の皆さんの輝く姿がたくさん眠っている(失礼、私にとってという意味です(≧∀≦))のが改めてよくわかりました。

 奥が深いですね、音楽隊∑(゚Д゚)

 「関西人」さん、情報提供ありがとうございました(╹◡╹) 

ありがとう!

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために出されていた緊急事態宣言が全て解除となりました。新規感染者数が基準以下に抑えられたためです。

 これは、法人・個人を問わず、日本社会が一丸となって国や自治体の要請を強い当事者意識を持って受け入れ、継続してきた成果だと思います。とは言え、ウイルス禍が過ぎ去ったわけではありません。未だワクチンや効果的な治療薬・治療方法があるわけではなく、「宣言解除だオーケー」とばかりに気を緩めれば、あっという間に元の木阿弥になってしまうでしょう。引き続き、感染拡大抑制のための生活習慣を継続していくことが非常に重要であると思います。

 さて、緊急事態宣言が出される背景ともなった、新規感染者の急増フェーズにおいては、この先どうなるのかとの不安を抱かれた方も大勢いらっしゃると思います。資材も人材も不足する中、困難を極める医療現場の様子も伝わってきました。医療現場が崩壊すれば、感染は堤防が決壊した河川水のごとく一気に全ての地域を飲み込んでしまいます。ですから、私たち国民は、医療現場の負担を少しでも軽減するよう務めるべきであるところ、徒に不安を煽るワイドショーなどの影響もあるのでしょうか、症状も出ていないのに「不安だ」「検査して欲しい」との理由で病院を訪れる方も多く、人手も時間も圧倒的に不足する中、医療現場が「感染症相談室」になってしまっていると言う話も聞きました。

 また、偏見に基づく医療機関の活動への妨害や、医療従事者とその家族への誹謗・嫌がらせなども起きているとの話も伝わり、憤りと遣る瀬ない思いも抱きました。

 そんなこともあり、当ブログではこれまで何度か、資材・人材の絶望的な不足、治療薬・治療法の不在、そして周囲の無理解や偏見という、幾多の困難に直面しつつも、自らが感染する恐怖を抑えながら、透徹した使命感をもって、この社会を守る最前線で日夜奮闘しておられる医療従事者の皆さんへ感謝の気持ちをお伝えしてきました。

 その一つが、今月1日に投稿した「医療従事者の皆さんに感謝(╹◡╹)」と言う記事でした。

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 医療従事者や、社会インフラを維持するために奮闘している皆さんに感謝と応援のメッセージを贈るため、米海軍の「ブルーエンジェルス」と米空軍の「サンダーバーズ」という、名高いアクロバット飛行チームが、ニューヨーク市上空で展示飛行の共演を行ったことを紹介したものです。

 このような華やかな形での感謝や応援のメッセージを贈ることは、米国らしいなと思う一方、東京の上空で、わが航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が感謝飛行を行うのは難しいのではないかとも書きました。一部の声の大きい人々による批判もあるだとうと思いましたし、「コロナのために犠牲になった方も大勢いらっしゃるのに、航空自衛隊は何を浮かれているのか」という、我が国らしい意見も必ず出てくるに違いないと思ったからです。

 ところが、本日午後、ブルーインパルスは東京上空で、医療従事者の皆さんへの感謝のメッセージとして、華麗な編隊飛行を披露してくれました。驚きましたし、とても誇らしく思いました。

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 このような飛行があることは全く知らなかったのですが、昨日、ツイッターで、「明日ブルーが飛ぶと思うと、手の震えが止まらない」と言う呟きを発見。はて、この時期に航空祭などやるわけないし、なんのことだろうとは思っていたんです。

 まさか、医療従事者への感謝飛行だとは夢にも思いませんでした。

 早速、いくつもの動画がYouTubeにアップされていますが、ブルーの飛行シーンもさることながら、やはり病院の屋上で、空を見上げながら手を降ったり、スマホで撮影しながら喜んでらっしゃる医療従事者の皆さんの様子を見たとき、とても感動しました。感謝のメッセージがちゃんと届いていることがよくわかったからです。

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 先日、佐世保地方隊が、やはり医療従事者の皆さんへの感謝のメッセージを伝える動画を作成し、アップしてくれていましたね。護衛艦による敬礼と言う、海上自衛隊ならではの感謝のメッセージでした。

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 そして、今回はまさに華やかな、航空自衛隊らしいメッセージになりました。

 動画は何本かありましたが、ナレーション付きのニュース映像と、上空の報道ヘリから撮影したノーカット版の動画の2本を貼っておきます。

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 青と白に塗り分けられたブルーインパルスの機体は、今日の東京のような青空にはよく映えます。動画をご覧になるとわかると思いますが、6機編隊のすぐ近くをグレーに塗装された1機が近接離隔を繰り返しながら追随しています。これは記録映像を撮影している機だと思われますので、近々航空自衛隊から迫力あるPR動画が公開されるのではないでしょうか。

 ノーカット版の映像は、解説欄に「ナレーションはありません」と書いてありますが、必要ないと思います。余計なナレーションなしで映像を見た方がより強い印象を受けるような気がしますね。それにしても、やはりプロのカメラマン、ヘリの窓越しの撮影にも関わらず、寄せて撮っているときも、ほぼ常時編隊をフレーム中央に収めているのですから凄いなと思いました。途中、ブルーインパルスの姿が一瞬雲の影に入ってしまったとき「あ、見えねー」と言うカメラマンの声が入る場面があり、思わず笑ってしまったのですが、真剣に追っている気持ちがよく伝わります。

 ところで、先日、三宅由佳莉さんのインスタグラムに「Tonight」を歌われる動画がアップされたことを紹介する記事を書きましたね。

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 その中で、三宅さんの歌の伴奏を勤めているのが、「Airmen3」というバンドであることから、海自の音楽隊ではなく空自の音楽隊ではないのか、と書きました。これも何かのメッセージなのかな?とも。

 その後、何人かの方々から情報をいただき、確かに空自の音楽隊の皆さんであることが確認できました。そして、今日のブルーインパルスによる医療従事者への感謝飛行を併せて考えてみると、今日のフライトへの共感メッセージだったのではないかとも思えてきます。三宅由佳莉さんはブルーインパルスの大ファンでもありますし。

 本当にそうなのかどうかはわかりませんが、なんとなく、公的にも私的にも、自衛隊が一体となって応援しているという感じが伝わってきて、とても心温まる気がした1日でした。

 ブルーインパルスの皆さん、素晴らしい感謝飛行をありがとうございました。

 そして医療従事者の皆さん、まだまだ険しい道は続くと思いますが、私たちはいつも皆様とともにあります。忘れないでください。いつもありがとうございます。

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【追記】

 その後、産経新聞社が素晴らしい編集動画をアップしていましたので、追加でここに貼っておきます。

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今日は何の日?(5月27日)/2020年

 5月27日は、何の日でしょうか。

 そうですね、今から115年前、大国ロシアとの存亡をかけた日露戦争において、その帰趨を決したと言っても過言ではない、日本海海戦が戦われた日です。

 この記事に埋め込もうと、先日アップしたばかりの動画を貼ります。一昨年の東郷の杜音楽祭で川上良司さんが歌われた「日本海海戦」です。

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 昨年の10月に佐世保音楽隊に異動された川上さんですが、何しろイベントがないものですから様子がわかりません。でも、東京音楽隊の頃と同じように、存在感あるボーカリストとして活躍しておられることと思います。

 2年ほど前に、川上さんのことを書いた記事がありますので、興味のある方は是非お読みになってください。

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 それはさておき、日本海海戦の話です。

 これまで、一昨年、昨年と2回にわたりこの日に記事を書いてきました。

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 一昨年の記事では、私はこの海戦を「日本人として」誇りに思うけれど、それは大国ロシアの大艦隊に勝利したからではなく、欧米列強によるアジアの植民地化が既定路線として定着していた国際社会にあって、自国の居場所を確保するため、勝算も覚束ないなか、覚悟と勇気をもって敢然と立ち向かった気概を誇りに思うと書きました。

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 昨年の記事では、戦前、日本人の気概の象徴として丁重に保存されていた記念艦「三笠」が、戦後、進駐軍のダンスクラブになるなど、荒れるにまかされているのに心を痛めた米海軍のニミッツ提督はじめ米英海軍将官らの働きかけで、改めて「記念艦」として保存整備されるよう、「三笠保存会」が設立されたことを紹介しました。当時の日本人にはそのような心の余裕はなかったのかもしれませんが、「敵将」が心を痛めるほど東郷元帥とその将兵が素晴らしい存在であったことを、我々日本人も少しは学んても良いのではないかという思いを書きました。

 さて、現代の日本国内では全く顧みられることのない日本海海戦ですが、毎年この日には佐世保と上対馬において慰霊祭等が行われています。

 佐世保での慰霊祭および戦勝祝賀会は、佐世保水交会などが主催し、海自佐世保地方総監部などから自衛官も参列して行われています。

 水交会については、以前書いた記事がありますので、興味のある方はご覧ください。

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 今年の行事については、コロナウイルスへの配慮もあり、通常よりも大幅に規模を縮小して、関係者のみでの開催となりますが、それでも継続されることになったことは慶ばしいことだと思います。

 また、日本海海戦時、撃沈されたロシア艦艇から脱出した100人以上の乗員らが救命ボートなどで漂着した上対馬の西泊では、27日、28日の両日、「日露対馬沖海戦追悼慰霊祭」が行われています。今年は洋上慰霊祭も計画されていたのですが、どうなんでしょう、今年の開催については確認できていません。

  下の写真は、昨年の慰霊祭のものです。海上自衛官の姿が見えますが、おそらく上対馬警備所の隊員だろうと思います。因みに、対馬地区には、上対馬、下対馬、そして壱岐の3島に海上自衛隊の各警備所が置かれ、連携して対馬海峡の監視に当たっています。

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 お分りいただけると思いますが、日章旗とともにロシア国旗が掲揚されていますね。

 そうです、この慰霊祭は、日露両国将兵の御霊を慰めるために毎年行われているのです。この地区には、先ほども申しましたとおり、100名以上のロシア海軍将兵が漂着しましたが、島民はこぞって彼らをそれぞれの自宅に収容して寝食の世話をし、丁重に保護しました。

 もちろん連合艦隊の各艦も、海上を漂う将兵を敵味方分け隔てなく救助し、艦内に収容し保護しました。

 この海戦では、両艦隊が会敵した27日の14時過ぎにロシア側からの砲撃で戦いの火蓋が切って落とされましたが、連合艦隊司令部先任参謀であった秋山真之によれば、激烈な砲戦は会敵後30分間で事実上の決着がついたといいます。その後は、雲散したロシア艦艇に対する連合艦隊の追撃戦となります。夜戦を経て、翌28日未明からの残敵掃討戦へと移行して行きましたが、日本側の各艦は接敵した場合、まず降伏を勧告し、これに従えば拿捕、拒否して戦闘を継続する意思表示があった場合にはこれを攻撃するという手順を踏んでいました。

 当時の日本は、鎖国をやめ開国してからわずか50年しか経過していませんでしたが、欧米列強から侮りを受けないためには、戦いに勝っても負けても、戦時国際法その他の国際ルールを完璧に遵守し、日本が文明国であることを強烈にアピールしなくてはならないという意識が全軍に徹底されていました。

 そのため、日本海海戦における日本艦隊のふるまいは、あらゆる面で国際社会から賞賛を浴びることとなりました。因みに、日露戦争当時、日本には13カ国から「観戦武官」が派遣され、日本海海戦においても連合艦隊に乗艦して、その戦い振りを直接目にしていますから、彼らを通じて日本艦隊の順法精神と勇戦奮闘ぶりが各国に伝わったのだと思います。

 富山国際大学国際教養学部紀要vo.4(2008.03)に、そんな観戦武官の一人であるオスマン帝国(現トルコ共和国)の軍人ペルテヴ・パシャについて、横井敏秀さんが書かれた論文が掲載されています。ペルテヴ・パシャは日本海海戦は観戦していないようですが、日本国内での帝国軍人との交流や、大陸での戦いぶり等を通じて形成された日本論は、大変興味深いものですし、以前ご紹介した「エルトゥールル遭難事件」の件についても触れられています。興味のある方は下の写真をクリックしてみてください。論文にリンクしています。

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 さて、この海戦で破れたバルチック艦隊司令官・ロジェストヴェンスキー中将は、開戦初頭に重傷を追い、手負いの旗艦からいくつかの艦艇への移乗を繰り返しながらウラジオストクへの入港を目指しましたが、修理と補給のため本隊から分離して行動していた連合艦隊駆逐艦に偶然遭遇し、砲戦の末降伏・拿捕されました。

  佐世保海軍病院に収容され手厚い治療を受けていた同中将の病室を、連合艦隊司令長官東郷平八郎大将が見舞った際、敗軍の将に屈辱感を与えないため、軍服を脱いで入室され、また上から見下ろすような形にならないよう、ベッド脇の椅子に腰掛けて見舞われ、欧露からの大遠征に伴う労苦を労われたという逸話は有名です。

 ロジェストヴェンスキー中将は、東郷大将の心遣いの意味を理解して大変感激され、敗れた相手があなたのような方であったことがせめてもの慰めであると、涙ながらに応えられました。帰国してからも生涯、東郷元帥を尊敬し続けたそうです。

 現在でも、多くの国で尊敬を集める東郷元帥ですが、残念ながら当の日本では「名前は聞いたことがある」程度の存在になりつつあります。日本国民が自国に誇りを持つことを嫌う人々による執拗な工作が実を結んだ結果だと仰る方もおられます。戦前と戦後を完全に断絶させようという狙いだと言うのです。

 なるほど、だから、以前記事に書いた「佐久間艇長」の話も、

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 「柴五郎大将」の話も、

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戦後の日本人は知らずに過ごしているわけですね。戦前の日本人はとんでもない連中で、世界中特にアジア諸国からは恨まれ、憎まれても仕方ないと。

 ところで、昨年我が国で開催されたラグビー・ワールドカップは、大変な盛り上がりを見せましたね。もちろん、各試合で各国チームが見せる素晴らしいプレイや、ハラハラする試合展開の中で輝く一瞬の判断や勇気と言うものが見るものを大いに感動させました。でも、それと同時に、ホスト国日本のファンの応援マナーが世界中で賞賛を浴びましたね。日本チームだけでなく、どの国のチームにも分け隔てなく応援を送り、例えば日本の対戦相手であっても、試合が終われば惜しみない喝采を送っていました。

 誰に指図されたわけでも、ましてや国に強制されてやっているマスゲームではないんです。一人一人のファンの思いが大きな連帯となってフィールド上の各国選手だけでなく世界中のファンを魅了したのでした。

 この件について、以前書いた記事があります。フリートウィークに因み、「脱線」部分で、旭日旗のことを書いた記事なのですが、この「脱線」部分は、できるだけ多くの方に読んでいただけたらと言う気持ちで書いたものです。この機会に御一読いただけると幸いです。

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 このような、現在の日本人の心持ちというのは、先ほど書いてきた日露戦争の頃の日本人の心持ちと、何が違うのでしょう。全く同じですよね。敢えて断絶させられ、見ないように聞かないように仕向けられた以前の日本人と、現在の日本人は何ら変わることのない「分け隔てなく真心を尽くす」「いつでも他者への敬意を忘れない」という特性を身につけていると、私は思います。そしてそれは照れることなく世界に誇って良いことではないかとも思います。

 私は、日本海海戦は、日本が世界とどう折り合いをつけて行くべきなのかを、大変わかりやすく示してくれている気がするのです。難しいことなんかありません、日本人は小賢しい小技・裏技を弄するのではなく、我々に本来備わっている特性に素直に従い、損得ではなく、是々非々・正々堂々正面から渡り合えば良いのだと思います。

 「大人の対応?」小賢しい。信じた道をまっすぐ歩く、馬鹿で上等、文句があるか。

 結局「寅さん」だな。