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木更津「海の音楽まつり」スピンオフ②…赤嵜ワールド

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 今回の演奏会で、私は最前列中央の左から2番目の席に座ることができました。マリンバビブラフォンなど鍵盤打楽器がすぐ目の前にあります。上の写真だと見えにくいのですが、左端に置かれたグランドピアノの手前に鍵盤打楽器が置かれています。

 そして、私の席からはステージ奥のパーカッションパートもよく見えましたので、演奏会を通じて、敬愛する赤嵜尚子さんの演奏を間近で拝見することができました。どの音楽隊もそうなのですが、少人数で実にたくさんの楽器を演奏されますので、今の今まですぐ目の前でマレットを滑らすように奏でていた赤嵜さんが、ちょっと目を離すと、ステージ奥の中央でシンバルを打ち鳴らしたりしているんです。「瞬間移動か」と思うようなことが何度もありました。パーカッショニストの間の連携も本当に緻密に組み立てられているのがよくわかります。

 フルートやクラリネットも、いつの間にか席が変わっていたりします。そういう一つ一つの動きにどういう意味合いがあるのか、私などには窺い知れないのですが、事前に綿密に計画されていることは分かります。緻密な計画と周到な準備、そして十分な演習を重ねて実戦に臨む。演奏会って一つの作戦なんですね。そして、我々にとっても、演奏会を聴くことは大作戦に他なりません。そのことはまた別記事で書く予定です。

 さて、そんな大作戦の前半が終了し、15分間の休戦期間が設けられました。

 木更津演奏会のメイン記事でもちょっとだけ触れましたが、休憩時間に入った際、使用した楽器周りの整頓などをされていた赤嵜尚子さんの作業が一区切りついた頃合いを見計らって、ステージ下からお声掛けし挨拶させていただきました。

 いつものようにパッと輝く笑顔で近くまで来てくださいましたので、

「今日は来れました」と申し上げたところ、

「早朝から貸切バスとタクシーで、お疲れ様でした」→ たじろぐ私

 なぜそれを∑(゚Д゚)…赤嵜さん、一体何者? と、一瞬本気で驚いたのですが、あ💡 さっき書いた記事か(╹◡╹) と気づき、ホッとしたのも束の間、えーっ? 演奏会当日で、お忙しいはずなのに、時間を割いて読んでくださったとは、感激しました。

www.capitandiaryblog.com

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 そんなわけで、恐縮しながらお話ししていると、赤嵜さんがステージ左端の方に目をやり「あ、・・さん!」と声をかけられ、私に「いつも・・(北関東の某県)の方から、来てくださっている方なんです」と教えて下さいました。確かお若い3人連れの方々だったと思います。それじゃ、と私はそこで失礼したのですが、こうした熱心な赤嵜ファンが遠路会場に足を運ばれていることがとても嬉しかったです。やっぱり伝わるんだな、人柄が。

 

 まだあるんです(^ ^)

 大作戦の後半が終わり、観客はステージへの名残を惜しみながら、やおら後方の出口へ向かい始め、ステージ上では撤収作業が始まろうとしていました。

 ふと見ると、赤嵜さんが近くにおられたので、最後にもう一度ご挨拶させていただくことにしました。ブログチームも口々にご挨拶と演奏への感謝の気持ちを伝えましたが、赤嵜さんからの「顔馴染みの皆さんが目の前にいらっしゃるので、心強かったです。なんだか授業参観みたいですよね」には、みんな大笑いでした。

 短い時間ではありましたが、明るく朗らかで、本当に素敵な赤嵜さんとの交流の機会を持つことができて、なんだかみんな幸せな気分になりました。

 「もう、赤嵜ワールド全開だったねー」

 そんなことを言いながらホールを後にしたのでした。