今月は、プライベートでのヘビーな書き物をいくつか仕上げなくてはならないため、ブログを書く時間があまり取れません。ゆっくりペースでまいりますm(_ _)m
「水交会」という組織をご存知でしょうか。
このブログでも、これまで何度か言及したことがあるのですが、一般的にはあまり知られていないと思われますので、記憶にないかもしれませんね。
公益財団法人水交会は、海洋安全保障に関する調査研究や政策提言に取り組むとともに、海上自衛隊が行う諸活動への協力や先人の慰霊顕彰、地域社会活動への参加、諸団体との交流等を積極的に行い、もって国政の健全な運営の確保に寄与することを目的としています(水交会HP)。
何やら堅苦しい文言ですが、平たく言えば、帝国海軍と海上自衛隊のOBにより、この国や海上自衛隊のために、やれることをやっていこう、という組織です。
帝国海軍時代の将校クラブ「水交社」に淵源を持ちつつも、戦後、階級に拘らない海軍OBの任意団体「水交会」として設立され、後に海上自衛隊のOB組織「海上桜美会」と合同しました。2011年には公益財団法人として認可され、現在に至ります。
この合同の最大の意義は、年々減少する帝国海軍OBから、靖国に祀られた英霊の慰霊顕彰事業を、海上自衛隊OBがしっかり引き継ぐ形になったことにあるのではないかと私は思います。
そんな水交会へは、多くの場合、海上自衛隊を退官する際に入会手続きの案内があって、そのまま入会するのですが、時としてすれ違いとなり、退官時の入会に至らない場合があります。私もそんな「すれ違い」組でした。
入会しなかったからといって、特段の不便もありませんので、そのまま3年が経過しようとしていた頃、水交会主催による靖国神社月例参拝の今年8月の回に、私が列席することになりました。なったのはいいのですが、「会員でなくていいの?」と気になったので確認すると、「別に構わない」とのこと。「ほんとかよ」と思いつつも、そのままでは気持ちの座りが悪いので、参拝に先立ち入会いたしました。
月例参拝の様子は、すでに報告した通りです。
水交会に入会するとどうなるのか。別にどうもなりませんが、季節ごとに会誌「水交」が送られて来ます。こんな感じの冊子です。画面が歪んで見えるのは目の錯覚です∑(゚Д゚)
何ともいかめしい感じの会誌ですが、ずーっと昔からこのデザインは変わりません。コンテンツも、基本的には堅い内容ですが、普段接することのないような話が多いのでとても興味深いです。
掲載記事などで、これは、と思ったものについては、今後、私なりに咀嚼して紹介していきたいと思っています。
因みに、先ごろ届いた秋号に、東京音楽隊による東郷の杜音楽祭の案内が掲載されていましたので、応募しておきました。
ひょっとすると、演奏会の様子を報告できるかも知れません。