あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

一抹の清涼剤

 戦後初の緊急事態宣言は、大方の予想通り、今月末まで延長されることになりました。4月7日に宣言が出されて以来、全国的な営業自粛が行われており、大多数の国民が感染拡大防止の重要性を認識して真摯な対応を行ってきたことに加え、医療現場での想像を絶する奮闘のおかげで、我が国では「感染爆発」と言われるような状況は生起していませんし、新規感染者数が抑制される傾向が見られるものの、未だ安心して安定的な社会生活が維持できるまでには至っていないとの判断によるものです。

 緊急事態宣言により、医療や食料品の供給など、全国民の最低限の生存権を保障し得る業種を除いて、我が国の社会機能は事実上の麻痺状態が続いています。それでも個々の国民はそれぞれの人生を歩み続けなければなりません。

 そんな私たちを励ましてくれているのが、三宅由佳莉さんのインスタグラムですよね。気がついたら、関連記事が4本にもなっていました。仕事でもプライベートでも圧倒的な存在感を感じます。

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 さて、こんな時期でも、新たな命は産まれ周囲を明るくしてくれますし、逆にこの世を去る人も少なくありませんが、多くの人が集まるような葬儀を執り行うことが難しいため、家族葬のような形が多いのだと聞きました。

 そして、たまたまこの時期に結婚を予定されていたカップルも多いことでしょう。でも式場が閉鎖されてしまい、華やかな披露宴を催すことができません。新婦の花嫁姿は誰もが楽しみにしているものですし、新郎新婦にとっても、自分たちの結婚を披露し、多くの人々から祝福を受ける機会が失われるのは断腸の思いでしょう。中には結婚の予定を延期されたカップルもあるかも知れませんね。でも、多くの場合、様々な条件を考慮して結婚の時期を決められたのでしょうから、披露宴抜きで予定通り結婚されているのではないかと思います。

 ツイッターに、そんな閉鎖された式場の一つである「舞鶴赤れんがパーク」からのツイートがあり、評判になっていました。

   披露宴はできなかったけれど、閉館中の赤れんがパークを背景に、写真撮影をされた新郎新婦の姿をアップしたものです。純白のウェディングドレスも眩しい綺麗な花嫁さんですね。その横に座る新郎は、海上自衛隊の第1種夏制服姿です。階級章がちょっと見えにくいのですが、2等海尉だと思います。

 この写真を拝見した時、なんだかホッとしました。こんな八方塞がりの閉塞感の中で人生の門出を迎えざるを得なかったにもかかわらす、自分たちの人生をしっかりとした足取りで歩んで行こう、幸せになろうという気持ちが、このお二人の姿から感じられたからです。一抹の清涼剤を口にしたような爽やかな気分でした。

 結婚と言えば、一昨年の9月に「三宅由佳莉さんの結婚」という記事を書きました。いえ、三宅さんが結婚するという情報ではありません。私がそんなことわかるわけありませんから(≧∀≦)

  赤坂でのランチタイムコンサートで、初めて三宅由佳莉さんにご挨拶し、想像していた以上の素晴らしい人柄に感激して、任務も大切だけど、是非個人としての幸せを掴んでいただきたい、という気持ちを書いたものです。

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 多くの方から「驚かさないで!」とのコメントを頂いてしまいましたが、他に適当なタイトルが見当たらなかったものですから…その節はお騒がせいたしました。

 この記事の後半では、自衛官同士が結婚した場合についてもご紹介させて頂きました。どんな職種でも同じだと思うのですが、海上自衛隊でも、自衛官同士が結婚するケースは多いです。やはり、プライベートだけではなく、仕事に対する向き合い方、他者との接し方など、様々な観点から見ていくなかで「この人だ」と言える相手が見つかる可能性は高いのだと思います。それに、ちょっと特殊な海上自衛隊の勤務環境について、いちいち説明しなくてもお互いに分かっているということは、結構大きなメリットだと思います。

 先に紹介したツイッターカップルの場合、新婦が自衛官がどうかはわかりません。新郎は、殆どの場合制服を着用しますが、新婦はやはりウェディングドレスが圧倒的に多いですから。

 いずれにしても、新たな家庭が幸多き場となることを祈りたいと思います。