あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの結婚

 

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 タイトルを見てドキッとした方もおられるかも知れませんので、最初に断っておきますが、三宅さんが結婚するという話ではありません。そもそも、そんな個人的なことを私が知るわけがありません(≧∀≦)

 つまりこういうことです。

 三宅由佳莉さんは、入隊以来10年近く、文字通り海上自衛隊の顔、というよりは防衛省自衛隊の顔として八面六臂の活躍を続けて来られました。この間、三宅さんが掘り起こした、自衛隊に対する国民の支持は計り知れません。

 そんな三宅さんに、いつまでも自衛官として歌い続けて欲しいというのが多くの皆さんの願いだと思います。私もそうです。

 でも同時に、これほど活躍して来られた三宅さんには、個人としての幸せも是非追求して欲しいと思わずにはいられません。何しろ使命感の強い方ですから、ご自分の幸せを犠牲にしてまで任務を果たそうとされたりしないだろうかと心配にもなります。

 その点は、以前から「結婚して、子供が生まれても、自衛官として歌い続けたい」と仰っているので、幸せな家庭を築くことを念頭に置かれているのだとは思います。

 結婚のような優れて個人的なことについて、外野がとやかくいう話ではありませんが、一人の女性として充実した人生を歩み、妻として、母としての新たな感性を育んだ三宅さんの歌も是非聴いてみたいというのが、わがままなファンの切なる願いではあるのです。皆さんも同じ気持ちなのではないでしょうか?

 もっとも、例え結婚されるとしても、任務に関係のない、そのような個人情報が公表されるはずもありませんから、私たちが知る術はありませんし、職務上は旧姓をそのまま使用することができますので、極端な話、我々部外者が全く気づいていないだけで、何年も前に結婚されていた、なんてことがあっても全然おかしくないわけです、理屈上は(^。^)

 それでも、そのようなおめでたい話が漏れ伝わる日が来たなら、みんなが幸せな気分になるに違いありません(╹◡╹) 楽しみだな、大きなお世話ですけど(≧∀≦)

 

 さて、今回は結婚の話題でしたのでちょっと触れてみたいのですが、隊員の結婚について、海上自衛隊には不文律があります。

 隊員同士が結婚した場合、同居が維持できるよう、任務遂行に支障のない限り、勤務地等の配慮が行われます。ですが、同時に、夫婦が同じ部隊に勤務することのないような措置が取られます。これは、職務の公正性に疑念が生じないようにするためだけでなく、冠婚葬祭その他家庭の事情で夫婦同時に非稼動状態になると、隊力の維持に支障が出やすいからだと理解しています。

 陸自や空自にも同じような考え方があるのだと思いますが、幹部はさておき、曹士隊員については比較的緩やかな適用となっているようです。その点、海自は階級に関わらず徹底していますし、直ちに補職替えの措置が取られます。

 

 とは言え、音楽隊など同一警備区内に複数の部隊がない小職域の場合、同じ部隊内で隊員同士が結婚したとしても、補職先がありません。あるとすれば、他の警備区ですから、いきなり単身赴任? そりゃないぜ(≧∀≦)

 ということで、おそらく、小職域の場合には、特例として同一部隊内勤務が許される、というか他にオプションがないのではないかと思われます。

 小職域の補職管理は、難しい問題が色々とありますね(≧∀≦)

 

 今回は、これまで大活躍して来られた三宅由佳莉さんには、個人の幸せも是非追求していただきたいという「ファンの主張♪( ´θ`)ノ」と、それに因んだ話題として隊員同士の結婚にまつわるお話でした。