あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

東京音楽隊の「世界の国旗国歌コンサート」(1)

 このところ、音楽隊の演奏会に関する記事は「中止になりました」を報告する内容ばかりで、何となく力が入りません(≧∀≦)

 先行記事で、軒並み中止となっているのは、当然防衛省としての大方針が定まったからだろうと書きました。このブログの固定ページに掲載している演奏会の予定にも、それぞれ「この演奏会は、諸般の事情により中止となりました」と記載しました。

 ところが、いつまで経っても「中止」決定が確認できない演奏会が一つだけあったのです。

 それは昨日、3月1日に紀尾井ホールでの開催が予定されていた「世界の国旗国歌コンサート」です。東京音楽隊が全曲の演奏を行うことになっていましたが、現今の情勢から判断して、東京音楽隊の出演は無理ではないかと思う反面、世界中の数多くの国歌の演奏を、長い期間をかけて準備してきた東京音楽隊の代理を突然担えるようなオーケストラなどないとの確信もありました。つまり、中止にならない限り東京音楽隊が出演するはずだと。

 とは言え、このご時勢です、中止かなとは思っていました。もっとも、チケットを持っていない私には縁のない話ではあったのですが……

 

 それが、ひょんなことからチケットを購入できるかもというお話を関係者の方からいただきました。チケットは完売していたはずですが、おそらくですけど、このご時勢ですので多少のキャンセルがあったのではないでしょうか。確実ではないけれど、名前はエントリーしておくので、当日受付で確認して欲しいとのことでした。

 前日の夜まで、死んでしまったスマホの蘇生に大わらわだった私ですが、当日の朝、抜けるような青空を見て、「よし、チケット買えた」と、根拠のない自信が漲ったのでした。

 

 会場となる「紀尾井ホール」は、上智大学のキャンパスとホテルニューオータニの間にあります。四ツ谷駅から徒歩5分くらいでしょうか。

 今回は、東京メトロ丸ノ内線四ツ谷駅に到着しました。

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地下鉄なのに、四ツ谷界隈だけ地上を走ってます。

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 現役の頃は、紀尾井ホールとは駅の反対方向にある防衛省まで通っていましたので、四ツ谷界隈にはなんとなく「ホーム」感があります。

 改札を出て、橋(陸橋です)を渡るとすぐ目の前が上智大学ですが、そのキャンパスを左手に見ながら線路沿いの土手の上を行きます。土手に沿って左側を走っているのが「ソフィア通り」です。

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 しばらく行くと、左手に紀尾井ホールが現れます。

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 もうすでに結構並んでいるようです。

 私も列の最後尾に並びましたが、エントランスの向こう側に音楽隊の楽器運搬車が頭を出していたので、撮影しに向かいます。列を作っている皆さんの脇を通り過ぎたところで「あ、かぴたんさん?」と呼ぶ声が。え?誰? 振り返ると、スペリアFUJIとその友人の方が先頭に並んでいました。「チケット取れたんですか?」「いや、受付に行ってみないと」と言葉を交わしていると、3番目に並んだ女性も何か言いたげな感じでした。「どこかでお会いした方かな?」とも思いましたが、マスクをされているので結局解らず仕舞いでした。

 再び楽器運搬車に向かいます。

 「ええっ?」

 驚きました、そこに駐車しているのは、なんと東京音楽隊ではなく、横須賀音楽隊の楽器運搬車だったからです。どういうこと?

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横音のトラックだ!

 後で分かったことですが、東京音楽隊の楽器運搬車は、現在カーゴボックスにペイントを施すため業者に預けているのだそうです。それで今回は横音のトラックを借用しているとのことでした。東京音楽隊のカーゴが、ようやくあの味気ない状態から抜け出すようです。楽しみですね(╹◡╹)

 さて、列に戻りしばらく待っていると、エントランスの扉が開き、並んでいる皆さんをロビーまで誘導してくれました。ここで再び列を作って、開場時間を待つのですが、私はまず受付のチケットカウンターに向かいました。カウンターの上には20ほどの封筒が並べられ、それぞれ名前が書いてあります。本当に少ししかないんだな、大丈夫かな、そう思いながら名前を告げますと「あ、こちらですね」、ありました。なんとか、チケットを購入することができたんです(╹◡╹)

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 随分と長い前置きになってしまいました。

 今回の演奏会は、東京音楽隊は演奏支援に徹していましたし、通常の演奏会と異なり、26か国の国歌を演奏するという、非常に特異な内容ですので、いつものような報告記事には馴染みません。

 他方、本当に興味深いお話がたくさんありましたので、それらを何回かに分けてお伝えして行こうと思っています。正直言って、まだ全体構想が固まっていないのですが、書きながら固めて行こうと思います。

 とりあえず今回は、当日会場にてチケットが購入できた、と言うところまで報告させていただきます(最後の2行だけでよかったんじゃない? まぁ、そう言わず(≧∀≦))。

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続編記事です。

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