あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

心遣い

 コロナ感染が急激に広がっているとの認識のもと、首都圏の一都三県に対し二度目の緊急事態宣言が出されたのを受け、私の職場でも昨日から2/3体制での勤務が始まりました。もっとも、昨春の緊急事態宣言以来、テレワークを取り入れた3/4体制が確立していましたので、大きな混乱もなく移行できているように思います。

 この一年で、私たちの日常は本当に劇的に変化しました。

 コロナは重大な脅威ではありますが、それへの対応が、本来私たちの社会が内包していた変革への萌芽を具体化するという難事業に、強力に棹さすプラス効果も一面ではあったと思います。

 他方、コロナへの対応が、少なくとも短期的にはマイナスの効果しかもたらさない事業だってたくさんあるでしょう。

 例えば、音楽隊の演奏会もその一つです。もちろん、演奏会が思うように開催できないことで、動画配信など、新たな活動様式が模索されている面も確かにありますが、やはり聴衆を前にライブ演奏を行うことの意味は計り知れません。ですから、昨秋あたりから、入場者数を半減させてでも、レギュラーコンサートがようやく開催できるようになってきたことは、私たちファンにとって希望の光のようでしたし、おそらく音楽隊の皆様にとっても同じだったのではないでしょうか。

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 そして来週の金曜日(1月15日)、1年4ヶ月ぶりとなる東京音楽隊のレギュラーコンサート「第61回定例演奏会」が昭和女子大人見記念講堂で開催されること、諸般の事情から、演奏曲目を大幅に変更し、募集対象者にフォーカスした演奏会になること、私自身、当選ハガキを頂いたことなどは既に報告したとおりです。

 ただ、首都圏への再度の緊急事態宣言が取り沙汰されるようになった時点で、開催は難しいのではないかとは思っていました。今回の演奏会は、我がブログチームの皆さんんの多くが当選されていたのですが、やはり開催を危ぶむ懸念の声が多かったですし、遠方の方々は、そもそも首都圏入りすること自体に職場や家族から制限がかかるのではないかという点も心配されていました。

 そして昨日、案の定、東京音楽隊のホームページに演奏会が「中止」となったことが告知されました。

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 当然でしょう。「国」が首都圏に「緊急事態」を宣言しているのです。「国」の一部である防衛省自衛隊が首都圏で演奏会を開催できる筈がありません。誰が考えても已むを得ない判断です。でも、これには続きがあるんです。

 昨夜、私は職場で遅くまで残業していました。新たな勤務体制の発動により、当初は予定になかった連休明けの12日がテレワークとなったため、その仕込み作業が必要だったからです。その時、卓上に置いてある私のスマホに着信がありました。03から始まる知らない電話番号でしたが、取り敢えず出てみました。

 すると、「海上自衛隊東京音楽隊音楽科長の本田2尉ですが、○○さん(私の本名)ですか?」…最初、「海上自衛隊」と聞いた際には、あ、横須賀教育隊司令かな、と思いました。と言うのも、3.11当時に統合幕僚監部に勤務していた主要メンバーの同窓会が2月に予定されており、その海自OBへの連絡担当が横須賀教育隊司令になっているからです。緊急事態宣言で「中止」になったのかな?と思いました。でも「東京音楽隊」「本田2尉」続いたので、驚きました。本田航司2尉のことは、これまでの記事でも何度か書かせて頂いていますが、一昨年5月のランチタイムコンサートでタクトを振られていた、あの本田2尉です。

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 また、同じ月に私が水交会の研修で初めて東京音楽隊を訪問した際にアテンドして下さったのも本田2尉でした。

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 そんな、私にとっては印象深い本田2尉ですが、個人的な繋がりがあるわけでもなく、何故電話が? と思っていましたら、「今月15日に予定されている当隊の定例演奏会にご応募いただき、当選のハガキを送らせて頂いたのですが、ご存知のとおり、首都圏に緊急事態宣言が出されましたので、大変残念ではありますが開催を中止せざるを得ない状況となりました。せっかくご応募頂きましたのに申し訳ありません。なお、送らせて頂いたハガキにつきましては、お手数ですが、ご自身で破棄して下さるようお願いいたします。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」

 正直驚きました。

 当選ハガキを送った全員に、一人一人電話で「中止」となったことを連絡しているのです。ほとんでの方は、演奏会が開催されるのか気が気ではなかっでしょうから、東京音楽隊のホームページをチェックして確認している筈です。現に、昨日仕事中にも、ブログチームの皆さんから「中止」になった旨の報告がありました。

 とは言え、ホームページをチェックしない方、できない方もおられるでしょう。また、入場者数を半減しているとは言え、当選者は700〜800人にもなるでしょうから、今から全員にハガキで通知するには十分な時間があるとは言えません。そこで、「全員に電話連絡する」ということになったのでしょう。

 でも、大きな基地に所在する部隊なら、基地に引かれている何本もの電話回線を使用することができますが、東京音楽隊は独立部隊であるため、電話回線は1本しかない筈です。とても1日や2日では終わらないでしょう。現に、私のところには昨夜電話がありましたが、今日電話が来たという方もいらっしゃいます。この連休中、在隊員の方々が順次に当番となって電話されているんだと思います。

 そうまでして、確実に「中止」になったことを伝えようとされている心遣いに、ちょっと感動しました。ですから、「お忙しいのにわざわざの電話連絡をありがとうございました」と心からの感謝を申し上げました。

 さて、緊急事態宣言が出されたこで、首都圏への進出が出来なくなった方々からも色々な報告がありました。皆さん、それぞれ東京音楽隊に電話連絡をされ、ご自分が行けなくなったことを報告された際には、隊員の皆さんへの応援のメッセージを伝えられたそうですが、電話口の隊員の皆さんからは「本当に多くの人の前で演奏したい」という強い気持ちや、応援のメッセージに対する感動のようなものが感じられたとのことでした。

 ファンの側のこうした心遣いも、隊員の皆さんに届いていることがとても嬉しく感じられました。

 音楽隊の演奏会が開催できないことで、寂しい思いをしているのは私たちファンだけじゃない、音楽隊の皆さんは、きっとそれ以上に寂しい思いをしているに違いありません。だからこそ、ともにこの苦難の時を乗り越え、かつての「日常」を取り戻しましょう。

靖国神社で参拝して来ました

 令和3年の元旦を爽やかな晴天で迎えた昨日、思うところあって、参拝のため靖国神社に行ってまいりました。

 靖国神社に向かう場合、市ヶ谷駅または、九段下駅が最寄り駅となりますが、初詣客で賑わうこの時期は、南門などの脇の出入り口は閉門となりますので、正面入り口に近い九段下駅が、アクセスには便利です。

 でも昨日は、敢えて市ヶ谷駅より更に一つ手前の四ツ谷駅から進出することにしました。

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 大した理由ではないのですが、近くまで行くので、久しぶりに防衛省の前を通りたくなった というだけのことです。天気もよかったので(╹◡╹)

 まぁ、元旦ですし、特段の事象が起きているわけでもありませんので、正門付近から垣間見る防衛省は静かな佇まいでした。写真左端の高いタワーはB棟に併設されている通信塔で、その右側の一際高い建物が防衛大臣室や内局、統合・陸上・海上航空幕僚監部が置かれる本丸のA棟、その右のちょっと低い建物が、防衛装備庁などが置かれるD棟、右端が市ヶ谷所在部隊等の支援に当たる業務隊や302保安警務中隊などが置かれるE棟です。

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  防衛省正門前から右にしばらく歩き、市ヶ谷見附交差点から市ヶ谷橋で外堀を渡った突き当たりの右側にあるのが市ヶ谷駅です。

 靖国神社は、突き当たりを左に曲がりまっすぐ行けば左側にあります。防衛省前を通り、市ヶ谷橋を経由して続くこの通りが「靖国通り」です。

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 靖国通りの両側にはたくさんの日章旗が整然と掲げられていて、大変清々しい気持ちになりました。平素は掲げられているわけではありませんが、日章旗がなくても、我が国の大切な「神域」に続く道らしく、いつもちょっと凛とした佇まいです。

 ところで昨年、知人から大変美味しい「あられ」を頂いたのですが、その店舗が靖国通りにあると伺っていたので、探しながら歩いてみました。 

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 ちょうど、私が歩いていた左側にその店舗が見つかりました。屋号は「さかぐち」。でも、当然と言えば当然ですが、元旦なので営業はしていませんでした。何度も通った道なのですが、そのような老舗の「あられ処」があるとは知りませんでした。大変美味しいのですが、一店舗主義で、大々的な通販も展開しないなど、商業主義に靡かない「老舗」の頑固さを感じさせます。 靖国通りにお出かけの際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか、一度食べ始めたら止まらなくなる美味しさがあります(╹◡╹)

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 さて、市ヶ谷方面から閉鎖されている南門前を通過して、石鳥居(いしとりい)から入域し、大村益次郎銅像を経由して第二鳥居から拝殿を目指しました。

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 通常であれば、初詣客でごった返しているはずなのですが、拝殿に向かう人の列の最後尾は第二鳥居と神門(しんもん)の中間あたりでした。ここから先、6列に並んで進むのですが、足元には各列ごとに、前後の間隔を保つための黄色い線が引かれていました。周囲に配置されている警備員の方々からも、感染予防対策に対する協力の呼びかけが幾度となく行われていました。(↓↓第二鳥居)

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 列に並びながら、少しずつ前へ進み、やがて神門の前へ辿り着きました。平素であればこれほどの人出はありませんから、神門もすんなり通過することができるのですが、このような時だからこそ、その存在感ある姿をゆっくりと拝見することができました。 

(↓↓神門)

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  神門は、靖国神社のメインゲートです。いわば玄関口のような存在ですから、ちょっと気が引き締まります。私の前に並んでいたのは30代くらいと思われるお洒落な雰囲気の男女で、若いカップルらしい会話が弾んでいたのですが、この門を通過する際、男性の方が、被っていたニットの帽子を脱いだうえ、遠くに見える拝殿に正体して深々と一礼されていました。そんなことをされる雰囲気には見えなかったものですから、不意を突かれた私は驚きましたが、同時に大きな感動を覚えました。平素は面白おかしく過ごしていても、祖国を護るために散華された多くの御霊に対し、とても自然に感謝の気持ちを現してくれる若い世代の方々が、ちゃんといてくれることを目の当たりにした感動でした。そして、ふと周囲を見回してみると、若い方々が大変多いことに気づきました。反日日本人によるプロパガンダがいかに大々的に行われようと、自ら真実を知ろうとする若い世代が増えているのであって欲しいと思わずにはいられませんでした。

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 ここから先は、拝殿前の神域になりますので、撮影は控えることにしました。

 長い列ではありましたが、40分くらいで拝殿前に到達することができたのではないかと思います。拝殿での参拝が終わり、右の方へ抜けて、「遊就館」に向かいます。同館の開館時間は1630ですが、入場は1600までです。まだ1500くらいでしたから、十分余裕があるな、と思って歩を進めました。

 「遊就館」は、幕末・明治維新から大東亜戦争までの国難に殉じた方々の霊を慰めることを目的に設立された靖国神社の付帯施設として、それらにまつわる歴史的資料や装備品、軍装品等が丁寧な解説文やビデオ等とともに展示されている施設です。

 西の方から順次撮影してみましたが、大規模な施設です。

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  そして、ここが入場口となっています↓↓

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  長くなりますので、「遊就館」の中のことについては、改めて別の記事にしたいと思いますが、予想以上に素晴らしい展示内容に感銘を覚えた次第です。

 そして、とても1時間や2時間では全てを見て回ることはできないということも思い知りました。最終的には閉館のアナウンスに押し出されるように会場を後にせざるをえませんでした。次は、もっと早い時間に入りたいと思います(≧∀≦)

 遊就館を出て、参集殿前を通りかかると、「本殿」参拝の受付をしているというので、「拝殿」参拝を行ったにもかかわらず、ちょっと参集殿に立ち寄り、1630からの最終の「本殿参拝」に申し込みました。

 初詣の玉串料は、2000円以上の「お気持ち」ということでしたので、2000円にしたのですが、昇殿参拝の後には靖国神社のお札や神菓をいただくことができました。

 大変厳かな本殿に昇る際には、不思議な静謐さと心の安らぎを覚えます。機会があれば、本殿への昇殿参拝をされてはいかがでしょうか。

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  神菓の中身です。大変美味しいお菓子でした。

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  更には、「遊就館」の特別割引券(半額)を頂きました。

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  つまり、先に本殿参拝しておけば、「遊就館」は半額で観ることができたというわけです。なるほど、と思いつつ、これから参拝する方の参考になればと思い書き記しておきます(╹◡╹)

 本殿参拝を希望される方は、拝殿での一般参拝の列に並ぶことなく、まっすぐ参集殿に行かれ、参拝後、そこでいただいた特別割引券で「遊就館」を参観するのがよろしいかと思います。

 本殿参拝が終わり、靖国神社を後にした頃には、外はすっかり夕闇の中でした。

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 一年の最初の日を、靖国神社で過ごし、昨年背負った様々な事どもを脱ぎ捨てて、新たな年への第一歩を踏み出せたことは、私にとって実に清々しい出来事でありました。 

アマビエと桃太郎

 2021年が静かに明けました。ここ横浜は雲一つない晴天が広がり、西を望めば冠雪した富士が美しい姿を見せてくれています。なんだか、今年は良い年になるような気がしてきますね。

 というわけで、年明け早々、出かけていたのですが、何人かの方から三宅さんのインスタグラムにまた投稿があったとの報告がありましたので、確認してみました。

 

 以前から、横須賀音楽隊のエンブレムを手書きされたりして、絵心があるなぁと時々書いてきましたが、今回は、まさにイラストと毛筆でのメッセージ。

 しかも、2021元旦の文字のわきには、「ゆ」の字からデザインされたと思われる印象により落款をされているようです。

 1枚目は、「疫病退散」の力強い文字の間に、なになら鳥のようなキャラクターが描かれています。

https://www.instagram.com/p/CJe6j8QMGTaet32bzc3wmLse_nrAbMfrVXyhQA0/

 これは、「アマビエ」(甘エビじゃないです)と呼ばれる「妖怪」で、江戸時代に「疫病退散」のお守り代わりに庶民の間でもてはやされていたようです。

 いいところを突いてきますね(^^)/

 そして2枚目は桃太郎と桃の絵柄の脇に「鬼滅」の力強い文字が据えられています。

https://www.instagram.com/p/CJe9FKUM3iosVR69P75-DVA6D3j15HR15TR-jE0/

  そうですよね、桃太郎は、三宅さんの郷里である岡山が生んだヒーローですし、桃は名産品です。そして何より、昨年劇場版の映画も封切られ、記録的な興行成績を上げている「鬼滅の刃」、そのモチーフは鬼との戦いです。そんな色々な要素を込めて、2枚のイラスト付メッセージを新年の挨拶代わり1に投稿されたのでしょう。

 人それぞれ、様々な事情がありますので、あえて「おめでとう」の言葉を使わず、「疫病退散」「鬼滅」という誰にも届けられるメッセージを選ばれたのではないかと思います。そのへんの思慮深さというものが、三宅さんの持ち味でもあると思うのですが、新年早々、改めて感心させられた次第です。

 ともあれ皆様、本年もどうぞよろしく子願いいたします!

2020年も終わりますね

 2020年も間もなく終わりますね。今年は、各方面に深刻な影響を与える様々な問題を生じたばかりでなく、数多くの犠牲者を出すことにもなった新型コロナウイルスの世界的な拡散によって、私たちの生活は大きく様変わりすることになりました。我が国においては、長年にわたり準備が続けられてきた東京オリンピックの開催が延期(実質的には中止でしょうか)されたことも大きかったですね。

 皆様にとって、この一年はどのような年だったでしょうか。

 このブログをお読みの方の多くは、三宅由佳莉さんや海上自衛隊音楽隊のファンの方々だと思いますが、そんな皆様にとっては、コロナの影響で演奏会がほとんど開催されないという、悪夢のような一年だったかも知れませんね。

 とは言え、音楽隊の皆さんは、そんな状況でも精一杯の活動を続けて来られましたし、当ブログでも、可能な限りその様子をフォローしてきました。

 当ブログのトップページには「海自音楽隊のコンサート情報」というリンクが設けられており、各音楽隊(現状は、ほぼ東京音楽隊と横須賀音楽隊がメインですが)のコンサート予定や演奏会の報告記事などを掲載しています。

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 2020年最後の日にあたり、そのページに掲載してきた演奏会の記録をご紹介することにより、東京音楽隊と横須賀音楽隊の、今年一年の活動ぶりを振り返っていただければと思います。演奏会の他にも、海自チャンネルへの趣向を凝らした動画の投稿や、三宅由佳莉さんのインスタグラムでのサプライズの連続など、話題にはこと欠きませんでしたが、それらはそれぞれのサイトでお楽しみいただいていると思いますので、この記事では、演奏会の報告をまとめたページだけを紹介させていただきます。

 まずは東京音楽隊の演奏会

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 そして、横須賀音楽隊の演奏会です。

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 これらのページをご覧になって、今年一年の様子を振り返っていただけたなら幸いです。

 ところで、先日、三宅由佳莉さんのインスタグラムに「Seasons of Love」という素敵な動画が掲載されたことをお伝えした記事の中で、「おそらく今年最後の投稿だと思う」と書きました。

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 まぁ、三宅さんの場合、大体予想は嬉しい形で裏切られるものですね(^ ^)

 本日、本当に最後の投稿がありました。ご自身の演奏会での写真を背景にした2021ねんのカレンダーです。しかも、「販売はしておりません」のメッセージ付き(^^)

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 さらに、銀河鉄道999のテーマ(╹◡╹)

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 今年最後の日に、この曲を投稿された意味は何でしょう。そんなこと、考えてもわかりませんね(≧∀≦) ただただ、元気をいただき、来年も頑張ろう!そう思えばいいんじゃないでしょうか(╹◡╹)

 最後の最後まで、サービス精神の旺盛な三宅由佳莉さんでした。

 今年の最後を、明るい話題て締めくくって頂いたことで、色々なことがあった今年に別れを告げ、新たな年に向けて気持ちを切り替えて行けそうです。

 皆様、今年も大変お世話になりました。


どうか良いお年をお迎えくださいm(_ _)m

三宅由佳莉さんが歌う「Seasons of love」

 「Seasons of love」は、1996年にニューヨークのブロードウェイで初演されたミュージカル「Rent」の挿入歌で、メロディも歌詞も素敵なのですが、その歌い出しは、"Five hundred twenty-five thousand, six hundred minutes"(52万5600分)つまり、1年という長さが「分」で表現されています。

  三宅由佳莉さんが、そんな「Seasons of love」を披露してくださいました。

 演奏会じゃないです。そう、あのインスタグラムに動画がアップされました。

 前回の動画もそうですが、素晴らしい仕上がりです。とりあえずはご覧になってください。

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 手書きの歌詞カードを一枚一枚めくる動画に載せて、三宅由佳莉さんの歌声が心地よく響くこの作品、全体の仕上がりは、やはり素人離れした印象を与えます。

 インスタグラムのクオリティがどんどん洗練されていくようで、どこまで進んでいくのか、また違った楽しみ方が増えましたね。

 さて、最近の投稿には、三宅さんご自身のメッセージが寄せられていることが多いのですが、この作品にも次のようなメッセージが書かれています。

「52万5600分の大切な思い出。今年も一年ありがとうございました。

 そう、先ほどご紹介した「Seasons of love」の歌詞の冒頭を引用されたという訳ですが、三宅さんらしい、さり気ない光り方だなと思いました。

 昨日が御用納めでしたから、当直要員に当たっていなければ、本日から年末年始休暇に入られたことでしょう。

 メッセージの内容から、おそらく今年最後の投稿だと思います。

 主としてコロナの影響により、様々なことがあった今年ですが、三宅由佳莉さんにとって、いつもと変わらず充実した一年であったに違いないと思います。

 そしてまた、来年の更なるご活躍を祈念いたします

東京音楽隊の第61回定例演奏会

 昨日の記事の最後で、私のところにも、来る1月15日に昭和女子大人見記念講堂で開催予定の東京音楽隊第61回定例演奏会の当選ハガキが届いたことを報告しました。

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 記事をアップした後、このブログの「海自音楽隊のコンサート情報」という固定ページにも記事へのリンクを貼ったのですが、その際、東京音楽隊のホームページを久しぶりに訪ねてみました。

 すると…

 第61回定例演奏会についての「お詫び文」がトップに掲載されていました。一瞬、せっかく当選したのに中止になったのかΣ(-᷅_-᷄๑) と思いましたが、そうではありませんでした(^ ^)

第61回定例演奏会の曲目変更に関するお詫び

 先日、当ホームページに詳細を掲載致しました第61回定例演奏会について、予定していたプログラムを大幅に変更することとなりました。
 現在、海上自衛隊は募集を強化する必要があり、本公演は海上自衛隊の説明を交えた企画内容とさせていただきます。
 ご応募いただいた皆様にお知らせすることなく変更することとなったことについて、深くお詫び申し上げます。
 海上自衛隊の募集強化のため、対象者向けの曲目を積極的に取り入れることについて、ご理解いただけますと幸いです。

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 なるほどなるほど、そういうことなんですね。

 このブログでもこれまで何度か書いてきましたが、我が国を取り巻く安全保障環境がこれまでにないほど緊張の度合いを深めるなか、海上自衛隊は深刻な募集難に直面しているようなのです。広報演奏の目的はいろいろありますが、今は募集広報に注力すべき時であるとの判断なのでしょう。私が海上自衛隊OBであることを差し引いても、至極もっともなことだと思います。

 私たち一般の聴衆をいくら満足させてくれても、この緊要な時期に隊員募集に結びつかないなら、広報活動における音楽隊の存在意義が問われかねません。音楽隊の演奏は、到達すべきゴールではなく、本来の目的を達成するための手段なのですから。

 おそらく、海上自衛隊の本音を言えば、募集対象である学生さん達に、より多くの席を割きたいところでしょう。そのような情勢にもかかわらず、また、思い叶わず当選ハガキが届かなかった方も多いなかで、会場に足を運び、演奏を聴くことができるだけでも幸いなことだと思っています。

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 それに、年の瀬も推し迫ったこの時期、年始早々の演奏会の演目がガラリと変わると言うことは、東京音楽隊の演奏者の皆さんにとっては、どれほどのプレッシャーなのか計り知れません。

 そんな隊員の皆さんが創り上げるステージが、平素の定例演奏会とは全く違ったものであろうと、そんなことは些細なことです。海上自衛隊の広報活動の尖兵として活躍される姿をこそ、私たちファンは応援しているのですから。

 そしてまた、今回のような急遽かつ大幅な内容変更を余儀なくされるほど、海自の募集難が深刻であるということを、深く認識する必要があると思います。これは、単に演奏会の話ではなく、我が国の防衛・安全保障上の大問題だからです。

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海自最大の護衛艦「いずも」

 この国を護っているのは誰でしょう? 自衛隊? そうではありません。私たち国民です。国民の「国を護る」という意思を具現化しているのが自衛隊であるに過ぎないのです。海上自衛隊が募集難に陥っているということは、海上自衛隊の問題ではなく、私たち国民の意思の問題ではないでしょうか。

 そんなことを思いながら、来る定例演奏会を拝聴させて頂きたいと思っています。

 

3自衛隊合同Xmasコンサート・レポート

 先日、3自衛隊合同クリスマスコンサートが予定どおり開催されるようだと、記事で報告しました。

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 ええ、予定どおり開催されたのですが、私のところにはハガキが届きませんでしたので、どんな感じだったのかなぁと想像することしかできませんでした。

 上の記事でも書きましたが、ブログチームが軒並み「落選」するなかで、「潜水士」さんが、大学生の御子息の同伴者として当選されていましたので、何かレポートしてくださると嬉しいなと思っていましたら、御子息は卒業論文執筆の関係で当日行くことができず、それならばとスペリアFUJIさんと一緒に行かれたそうで、思いもかけず、お二人からの素敵なレポートをいただくことができました。それらを元に、このコンサートの様子を、私なりにまとめてみましたので、お読みください。

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 ところで、私はBunkamuraオーチャードホールを訪ねたことがないので、内部の様子はよくわかりませんが、お二人の席は3階左脇の桟敷席のようなところだったようで、ステージの様子も会場の様子もよく見えたようです。

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 ステージ右端には、陸海空各セントラルバンドの隊旗が並び、左端には国旗が据えられています。ステージ上に国旗を見たのは初めてのような気がしますが、陸自中央音楽隊の定期演奏会などでは、いつも掲げられているのだそうです。

 コンサートのプログラムは次のようなものでした。

 前回の人見記念講堂での演目の一部が他の曲に入れ替わっている感じです。特に、東京音楽隊の「クリスマス・ソング」が目をひきますね。

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 1800〜1930と、わずか1時間半の間に、3つの音楽隊が、ステージのセッティングも含めて入れ替わりに演奏するのですから、1隊の演奏時間はせいぜい20〜25分というところでしょう。そんな制約のあるなか、またコロナ対策を講じながら、来場した皆さんを楽しませるための様々な工夫が凝らされたとても素敵な演奏会だったそうです。
 第一部の航空中央音楽隊の部には、今回も森田早貴さんは出演されなかったようです。歌唱曲がなかったからなのでしょうか。

 空自の演奏が終わり、ステージ変換が始まると、前回の人見記念講堂での演奏会と同じように荒木美佳さんが登場、今回はステージ中央に据えられたハープで、「鬼滅の刃」「借りぐらしのアリエッティ」を演奏されました。3階席から見ていると、子連れの来場者のために用意された1階席の前列の方では、子供達がとても喜んでいたそうです。楽しかったんでしょうね。

 そして第二部、海上自衛隊東京音楽隊の演奏です。

 今回もMCは館山康弘さんだったのでしょうか、そこはレポートにはありませんでしたが、2曲目のクリスマス・ソングでは、中川麻梨子さんと館山康弘さんがサンタ帽を被っての「メリー・クリスマス!」がとても可愛かったとか。デュエットも歌われたんでしょうか。

 そして、3曲目の「海の男たちの歌」では、特筆すべきことがあったようです。なんと、我らがベーシスト・岩田有可里さんが、パーカッションパートに加わり、手袋をはめて、思い鎖を持ち上げては落として効果音を出しておられたそうです。FUJIさんによると、何をやっても様になる岩田さんがかっこよくて、ますます好きになったとのことでした。これ、見たかったです(≧∀≦) 

 東京音楽隊の演奏が終わると、楽器は全て運び出され、前回は参加できなかった陸自中央音楽隊のためのステージ作りが始まりました。

 この間、昨年の音楽まつりでもパーカッションのソロ演奏で注目を浴びていた中間さん(女性のパーカッショニスト)が迷彩服姿で登場し、「トーキング・ドラム」という楽器を使ったステージと会場の間のセッションが行われたそうです。

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トーキング・ドラム(https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=69177

 送り手は決められた定型句を音として送り、受け手も定型句のルールを知っているため、メッセージの意味を理解するというもののようです。今回は、ステージ上の中間さんがドラムで信号を送り、それを理解した会場側の皆さんが手拍子のリズムで返信するという形で「会話」が行われたのだと思います。コロナ禍で、会場で声を出すことも憚られるこの状況下、ステージと会場が意思疎通するための試みとして、大変意義深いのではないかと思います。最初はなかなかタイミングが合わなかったようですが、最後に中間さんと会場が一体化した時には感動した、とのことです。わかる気がしますし、是非体験してみたいですね。

 そして第3部、前回はやむを得ない事情から参加できなかった陸自中央音楽隊の演奏が始まります。隊員の皆さんの感慨もひとしおでしょう。

 途中から歌声を披露された男性隊員は、昨年の音楽まつりでも美声で会場を魅了された林克成さん(お名前が違うかも知れない…とのこと、違ってたらm(_ _)m)。広い会場の隅々まで響き渡る素晴らしい歌声を、今回も惜しげなく披露して下さったそうです。

 プログラムにはないので、ひょっとしたらアンコール曲目なのかも知れませんが、「そりすべり」も演奏されたそうです。子供たちもノリノリで、ステージから「メリークリスマス!」がかかった時、思わず「メリー…」と声を出してしまい、慌てて口を手で抑える仕草がなんとも可愛かったとのことです。いいノリですね(^ ^)

 陸自の演奏が終わったところで、会場からは万雷の拍手が巻き起こったそうですが、陸自の演奏に対する賞賛もさることながら、陸海空のセントラルバンドが揃って出演できたことへの祝意が感じられたとのことでした。

 ここで、アンコールステージに入りますが、全て陸自中央音楽隊が演奏しました。前回、陸自が欠ける中、海自東京音楽隊がアンコールを全て単独演奏したのと同じです。

 そして、最後に空自、海自、陸自の順にそれぞれを代表する行進曲の演奏となりましたが、空自の「空の精鋭」の際には航空中央音楽隊長・松井2空佐が、また海自の「軍艦」の際には我らが樋口隊長が、陸自中央音楽隊の皆さんに深々と礼をされてから指揮台に上がり、それぞれの行進曲を振られたそうです。そんな様子も是非見てみたかったと思います。

 アンコールも含め全ての演目が終わると、最近の決まり事である、ブロックごとの時間差退場の案内が続いて行きます。この間、退場される皆様のために、中央音楽隊のサックス班6名によるクリスマスソングのメドレーが演奏されたそうです。「最後までお聴き下さって結構です」と言うことでしたので、潜水士さんとFUJIさんは最後まで楽しんでから退場されたそうです。とても優雅な気持ちを味わうことができた潜水士さんはその思いを伝えたくて3階席からステージに向かって「ありがとう!」とエールを送られたそうです。

 なお、今回の演奏会は大型の複数のカメラで撮影が行われていたそうですので、遠からずYouTubeに動画がアップされるのではないかとのことです。公開が楽しみですね。

 さて、今回の会場では、空席が相当目立ったので残念だったとのコメントがありましたが、やはり、コロナ再燃の情勢を受け、渋谷の繁華街を通って行かねばならないBunkamuraへの来場を断念された方が多かったのかも知れません。

 そのような状況下、開催を危ぶむ声も少なくなかったにもかかわらず、陸海空のいずれも欠けることなく、この演奏会が開催できたことを何よりの喜びとしたいと思います。

 潜水士さん、スペリアFUJIさん、レポートありがとうございました(╹◡╹)

 

 因みにですけど、来る1月15日の東京音楽隊第61回定例演奏会、私のところにも当選ハガキが来てました。席番からみて、結構後ろの方だとは思うのですが、そんなことよりも、本当に久しぶりの東京音楽隊の、ホールでの単独ライブが楽しみで仕方ありません! コロナが原因で中止にならないことを祈ります(╹◡╹)

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