あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

横須賀音楽隊の定期演奏会

 横須賀音楽隊の定期演奏会は例年2月に開催されているようです。

 今年は横浜のみなとみらい大ホールで、2月28日に開催予定でした。幸運にも当選ハガキをいただき、調子に乗ってこんな写真を撮りました。 

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今年2月に届いた当選ハガキ

 楽しみだな〜♪と思っていた矢先、世界的な広がりを見せ始めていた新型コロナウイルスの影響で、一週間前の2月21日に「中止」が発表され、ガックリしたのを覚えています。「コロナの野郎、タダじゃおかねーぞ💢」

 だって、ねぇ、高倍率の中、幸運にも当選したのに…ぶつぶつ

 その後、各音楽隊の演奏会は軒並み中止となり、唯一開催されたのが東京音楽隊の「国旗国歌演奏会」だけでした。音楽隊の演奏会が重要なテーマであるこのブログにとって、演奏会が開催されないことは死活的な大問題でした。

 そんな苦難の時期が続きましたが、先日来報告記事を書かせて頂いているとおり、東京音楽隊も横須賀音楽隊も、ホールでの演奏ができるようになってきました。入場者数は半分になりますけど、ホールでの演奏会を行えるということ自体が重要です。

 徐々にでいいんです、実績を積むことで、コロナ禍の下でもレギュラーコンサートを開催できるスキルを主催側も観客側も身につけていくことが大切だと思います。

 来年は、きっと演奏会の回数も通常に近い形になっていくのではないでしょうか。

 そんなことを予感させるのが、横須賀音楽隊定期演奏会の観覧希望者募集のお知らせです。横須賀音楽隊のホームページには載っていませんが、なんと、横須賀地方隊のトップページに掲載されました。このご時勢ということもあるのでしょうけれど、重要イベントとして認識されていることがよくわかります。

 ↓↓このリンクから訪ねてみてください。

 

www.mod.go.jp

 わざわざ訪ねるのが面倒だという方のために、ポイントだけこちらに転載します。

日時:令和3年2月19日(金) 開場1730、開演1830〜 終演2015

会場:鎌倉芸術館鎌倉市大船6−1−2)

応募要領:下記のとおり、往復ハガキで応募してください。

     来年の1月20日(水)必着とのことです。

 さて、今回の演奏会には「目玉」があります。

 公表されている演奏曲目のトップに「河邊一彦」さんの作品が挙げられていることです。このブログを長くお読みの方はご存知だと思いますが、河邊一彦さんは、我らが樋口好雄隊長の2代前の東京音楽隊長で稀代の作曲家として数々の名作を残してもこられました。その一つが、三宅由佳莉さんの名を世に知らしめることにもなった「祈り」です。

 私は、退官して2年後の2017年に遅れ馳せで三宅由佳莉さんの歌に「出逢った」ものですから、既に演奏会等で「祈り」を聴く機会はなくなっており、とても残念な思いを抱いておりました。ところが、一昨年の9月に小田原で開催された、東京音楽隊東日本大震災復興支援チャリティーコンサートを、チームスペリア代表・斉藤さんのご厚意で鑑賞できることとなり、始めて生の「祈り」を拝聴しました。もう、どれほど感動したかわかりません。

www.capitandiaryblog.com

 来年2月の定期演奏会の演目として公表されている河邊作品とは、もちろん「祈り」です。ただでさえ高倍率のところ、コロナ対策で入場者数を半分にしていることに加え、今回「祈り」が歌われることが公表されたことで、倍率は跳ね上がることが予想されます。でも、応募しないことには始まりません。

 皆さん、是非応募しましょう。そして三宅由佳莉さんの生歌での「祈り」を体感しましょう(╹◡╹)

 当たればの話ですけど(≧∀≦)