明日に予定されていた、三宅由佳莉さんのインスタライブ第2回目、呉音楽隊のトロンボーン奏者である道本和生さんとのトークライブは、多くの方が楽しみにしておられたと思いますが、昨日、インスタサイトの方に「ライブ中止のお知らせ」が掲載され、残念ながら「お流れ」になってしまいました。
やはり、緊急事態宣言が出されている状態で、呉の隊員が私用で関東を訪れるということはできないということなのでしょう。制約の多い御時勢ですから、仕方ありませんね。次の機会が訪れることを期待することに致しましょう。
そんな残念なお知らせがあったからという訳ではないのですが、昨日、上野の近くにある谷中霊園を訪ねてみました。いえ、別に谷中霊園が目的で出かけた訳ではないんです。
文京区の本駒込にある「東洋文庫ミュージアム」をご存知でしょうか。
100万冊とも言われる蔵書が、広大な書庫の壁面を床から天井まで埋め尽くす巨大な書棚にぎっしりと並べられた壮大な写真を見ただけで圧倒されそうになりますが、そもそもは、東洋学の研究に携わる方々の便宜に資するのみならず、この学問領域への一般の関心を呼び覚ますことを目的に設立された施設のようです。
巨大な書棚を埋め尽くす蔵書の圧倒的な光景をこの目で見てみたいということも勿論あるのですが、様々なテーマで開催される企画展にも興味がそそられます。
そして、今年の1月下旬から開催されているのが「大清帝国展」です。やはり、我が国の近現代史に大きな影響を与えた清国に関する展示会ですから、心惹かれるものがありますよね。
東洋文庫提供の動画がありましたので、興味のある方はご覧になってください。
そして、この企画展が5月16日で終了してしまうため、連休初日に出かけたという訳です。ところが、現地に着いてみると、ミュージアムのエントランスには「5月6日まで臨時休業します」とのお知らせが掲げられているではありませんか。迂闊でした、緊急事態宣言による自粛要請を受けて、都内の各種施設は軒並み休業のようです。
でも、せっかく出かけて来たのにそのまま帰るのもつまらないので、普段馴染みのないエリアを散策することにしました。本郷通り沿いの吉祥寺や赤目不動尊などに立ち寄りながら南へ下ります。
このまま真っ直ぐ行けば左側に東京大学が見えてくるのですが、白山上交差点から左に折れて道なりに行けば谷中霊園に辿り着くことがわかったので、そちらに足が向いたという訳です。
この辺りは「お寺銀座」と呼びたくなるほどお寺さんが多いのですが、どの寺院もよく整備され、格調高い印象があります。
駒込大観音(光源寺)脇にある児童公園で、興味深いものを目にしました。
公園のトイレがとても綺麗に維持されていたのですが、まぁそれは珍しいことではないでしょう。
そのトイレの前に、非常時用の折り畳みトイレが2つ常備されているのが大変興味深いと思いました。
そして、その脇には手押し式のポンプまで備えてあります。飲用にはできませんが、手洗いなどのために設けられているのだと思います。
文京区の児童公園などには、このような災害用の設備がきちんと整備されているのでしょうね。
そんなあれこれに驚いたり感心したりしながら、谷中霊園に着いたのですが、ここで思わぬ出会いがありました。それがとても印象に残っているので、是非記事にしたいと思い、書き始めたのですが、いつもの癖であちこち脱線するものですから、ちょっと長くなってしまいました。メインの話は次回にしたいと思います。