先日、久しぶりに記事を書いた際には、多くの方から歓迎と励ましのコメントを頂き、本当にありがとうございました。続けて投稿を、とも思いましたが、焦るとロクなことがないので、ボチボチ行くことにしています。
さて、今回のタイトルは「今日は何の日」シリーズのようですが(というか、そう書いてあるじゃん(≧∀≦))、さに非ず。
今回は「今日は何の日」シリーズではなく、今日は何の日だったでしょうかという問いかけの意味でタイトルを決めました。
ピンと来た方も多いと思います。
そうなんです、今日は、本来であれば横須賀音楽隊の第55回定期演奏会が開催される予定だったんです。
応募された方のところには、今月初めに横須賀地方総監部から「中止のお知らせ」が届いていると思います。田浦郵便局の消印は2月1日ですが、私のところには3日に届きました。横須賀からは私よりも遠いところにお住まいの「いかづち」さんのところには2日に届いたようで、LINEでの問い合わせに、私のところにはまだ来ていないと返信したところ「もしかして応募していなかったとか?それはないか!」との、やや疑惑のメッセージを頂きました。過去の行跡のなせる業です(≧∀≦)
でも、ほら、ちゃんと届いてますd( ̄  ̄)
いえ、別に「ちゃんと応募しました」と言いたくてこの記事を書いているわけではないんです(それもあるかも(^ ^))。
そうではなくて、問題はハガキのオモテ面です。
今回の定期演奏会は、往復ハガキでの応募でしたから、返信ハガキの自分あての宛名は自分で書きますよね。
日本人の習いとして、自分あての宛名を自分で書く場合「○○様」と書くのは無作法に当たるので「○○行」とか「○○宛」とするのではないでしょうか。
勿論私も日本人なので、これまではそうしてきましたし、これからもその基本は変わらないと思います。
ただ、演奏会への応募ハガキのような場合、どうなんだろう?
ビジネス書簡でもないのに、私たちが「○○行」と書くのは、自分が非常識な人間ではないことを示すため、つまり「自分のため」にそうしているのだと思います。これに対し、返信する音楽隊あるいは総監部は、正にビジネス書簡として出すわけですから、逐一チェックして、必ず「様」となるようにします。
実は、今回の応募にあたり、その手間をかけさせたくなかったので、「行」を省略して、自分の名前だけを書きました。流石に、自分の名前に「様」は書き辛いですよね。でも、届いたハガキには「様」という大きなスタンプが押されていました。
結局、「行」を二重線で消す手間は省けましたが、やはり手間がかかったことには違いありません。
私が何を言いたいのかと言うと、相手を慮るためのこうした風習が、今回のような演奏会の応募の場合、却って相手に無用な負担を強いることになりはしまいかということなのです。
音楽隊が発する返信ハガキはビジネス書簡ですから、必ず「様」という称号を使わなければなりません。それに対し、私たちが返信ハガキに書く「行」は、相手を慮った体ではありますが、自分の体裁のために過ぎません。
そんなことのために、どれほどの労力が費やされているのかと思うと、ちょっとたじろいでしまいます。
あ、私はそのような配慮が不要と言っているわけではありません。日本人である以上そのような心の持ち方は大切にして行きたいと思っています。
ただ、お互いに相手のことを認識しているような特定の環境であるならば別段、演奏会の応募のような特殊な環境の場合に相手のことを「慮かる」のなら、返信用ハガキは、相手の立場で宛名書きをするのが、本当に相手に対する「慮り」なのではないかと思います。
自分の名前に「様」をつけるのには抵抗がありますよね。
でも、そうすることで音楽隊の皆さんに「削除」と「スタンプ押し」という二手間の軽減を提供することができるのです。
コロナ禍がいつまで続くかはわからない状況で、東京音楽隊も従来の通常ハガキでの応募と封書でのチケット送付という方法から、往復ハガキでの応募に切り替えましたよね。その方が柔軟性があるからでしょう。
どうでしょう、コロナが我々の社会の多くの部分に変化をもたらしているこの情勢下、演奏会の応募について、返信用ハガキの宛名は「自分の名前+様」と書くということを当たり前にして行けないものでしょうか。
賛否両論あるかとは思いますが、敢えて提案してみました。