あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

残念だけど、記念だ(╹◡╹)

 昨日帰宅した際、郵便受けに入っていたのは、例によってチラシばかりでした。最近投げ込みチラシが多いですよね。かつては、チラシというものは新聞に折り込まれて各家庭に届けられるものでした。

 新聞を購読しない家庭が増えているからなのでしょうか、広告主も新聞折込みだけでは十分な宣伝効果が得られないため、各家庭の郵便受けに直接投げ込むポスティングにシフトしつつあるように思えます。

 

 それはさて置き、昨夜「いかづち」さんから「東京音楽隊から、定期演奏会が中止になったことを知らせるハガキが届いた」との報告がありました。

 え?私の所には何も届いていないのに…スルーされたか( T_T)\(^-^ )

 いやいや、一部の人にだけ送るなんてことあるはずなかろう。そう思い直してもう一度郵便受けを見に行きましたら、ありました。応募された皆さんのところにも届いているはずです。

 こんなハガキです。

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 中止になったことは既に知ってはいますが、ひょっとしたら復活したりして、などと淡い期待を抱いてもいましたので、改めてこのようなハガキを受け取ったことで、諦めもつきました。

 少し前になりますけど、2月23日に予定されていた「2020年 日米音楽交流フェスティバル in 相模原」の中止が発表された翌日に、開催中止を伝えるハガキが届いたことをお伝えしました。先着順に1300名の席が準備されていた演奏会でしたが、素早い対応に感服しました。

 実は、記事にはしませんでしたが、その後、当選通知が既に来ていた横須賀音楽隊の定期演奏会についても中止が発表され、程なく横須賀地方総監部の広報係からも同様の中止を知らせるハガキが届きました。

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 いずれも丁寧な対応ですし、大変手間のかかったことだと思います。受け取った皆さんは感謝しこそすれ、迷惑だなどと感じることはなかったでしょう。

 ところが、今回の東京音楽隊定期演奏会中止のお知らせは、ちょっと状況が異なるのです。というのは、応募が締め切られて間も無く中止が決定されたからです。

 つまり、当選者が確定していない中で中止決定のお知らせが出されているのです。

 サントリーホールの収容人員は約2000ですが、1枚のハガキで2名まで応募できますので、当選者は、1200〜1300名程度ではないかと思います。ですから、当選者が決定した後に「中止のお知らせ」を送付するのであれば、1200〜1300枚を送付するだけですが、抽選前であったが故に、応募した方全員に送付しなければならなかったわけです。今回の応募倍率がどの程度だったか知る由もありませんが、少なくとも2倍や3倍で済んだはずはないと思います。音楽まつりの倍率が7〜8倍と言われていますし、ある時の東音新潟公演の募集倍率も7倍だったと聞いています。

 これを参考にすれば、推計ですが約1万枚の中止決定通知が発送されたのではないかと思われます。演奏会が軒並み中止になっているとはいえ、演奏会の計画等を担当している企画掛にとっては大作業だったろうと思われます。

 その証拠に、送付されたハガキに記された期日は2月26日になっています。

 ハガキに掲載する文言を樋口隊長が決裁した日が2月26日だったのだということがわかりますが、そこから実際にハガキが投函されるまで1週間を要しています。本当に大変だったと思いますが、そのおかげで、東京音楽隊への信頼と感謝の気持ちを改めて確認することができました。東京音楽隊の皆さん、ありがとうございました。

 そして…

 このような形で音楽隊の演奏会が軒並み中止になるなんて、滅多にないことです。一生に一度あるかないかのことです。

 不謹慎な言い方になるかも知れませんが、その演奏会の中止を知らせるハガキというのは、大変貴重なものだと思います。特に東京音楽隊からのハガキは、樋口好雄隊長の名で出されているので尚更です。

 演奏会が中止になったことはもちろん残念ですが、いつも言うように、どんなことにも必ず良い面があります。こんなハガキを受け取ることができたことは、記念すべきことではないでしょうか(╹◡╹) 

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