先だって、東京音楽隊のホールでの演奏が久々に聴けるチャンスが巡ってきたと報告しました。
そう、東京オペラシティの恒例行事である、「音楽の『たまて箱』2021」が来たる7月29日に開催され、常連である我が東京音楽隊も出演する予定であることをお伝えした記事です。
例年は、当日先着順で、誰でも入場できるのですが、もちろん新型コロナウイルスへのへの対応のためでしょう、今回は事前応募が必要で、希望者多数の場合は抽選になるとのことでした。入場者数そのものも制限するでしょうから、当選するかどうかはわかりませんし、4回目(かな?)の緊急事態宣言の動向も気になるところではありましたが、なんとか開催して欲しいとの思いを込めて、私も往復ハガキで応募しました。
その返信が、今日、届いていました。
見事当選です。2階席ではありますが、東京オペラシティの素敵なホールで、演奏を楽しむことができるのです。
ところが、ハガキの中央やや下よりに赤文字で何やら書いてあります。
え・・と、「出演予定だった海上自衛隊東京音楽隊は、都合により出演できなくなりました」
えぇーーーーーーーっ マジか∑(゚Д゚)
なーんて、驚いたふりをしてみましたが、実は東京音楽隊のホームページ上では、「東京音楽隊の出演は取りやめとなりました」と公表されていましたし、ブログチームの皆さんからも報告をいただいておりました。
まぁ、我が国政府から東京都に対し緊急事態宣言が出された時点で、政府の一部でもある東京音楽隊が出演することはできないだろうとは思っていましたが、同隊のホームページに「取りやめ」と書いてあっても、「ひょっとしたら」「まかり間違えば」出演の可能性が少しはあるのかも知れない、と、超利己的、かつ、ないものねだり的な希望を捨てずにいたのですが、主催者側からダメ押しの宣告がありましたので、もはや万事休した感じです。
でもね、東京音楽隊の皆さんが一番残念に思っておられるんじゃないでしょうか。
陸自の中央音楽隊は、先日、同じオペラシティでの演奏会を無事開催することができましたし、空自の航空中央音楽隊も、川越での演奏会を開催し、明日(2021年7月18日)にも石巻でのコンサートが行われるようです。巡り合わせと言いますが、タイミングと場所の問題なのでしょうけれど、東京音楽隊だけが、長期に渡ってホールでの演奏会ができずにいます。
久々のホールでの演奏会だからこそ、そして数少ない機会だからこそ、心血を注いで準備されていたに違いないと思うと、心が痛みます。
でもね、以前のように多くのオーディエンスを前に演奏できる機会が必ず戻って来ますし、多くのファンがその日を楽しみにしています。もう少しの辛抱ですよ💪
さて、音楽の「たまて箱」ですが、私は当選するかどうか分からぬまま、7月29日は休暇を取っていましたし、希望者も多い中で当選させていただきましたので、当日は会場に行くつもりです。我らが東京音楽隊の出演は取りやめとなりましたが、あまりにも長い間、ホールでの演奏会を聴いていないので、生演奏を楽しむという感覚を忘れかけている気がするからです。
前の記事に、モンスターさんから、7月11日に川越で行われた航空中央音楽隊の演奏会に行かれ感動したとのコメントをいただき、あぁ、そうだよ、演奏会をライブで聴くと「感動」するんだよな、との思いを新たにしたところでもあります。
そして、音楽を楽しみ、感動するという心の作用を活性化しておくことは、遠からず解禁されるであろう東京音楽隊のホールでの演奏会を楽しむための準備にもなるに違いありません。
音楽の「たまて箱」の開催趣旨に則り、音楽そのものを楽しんで来ようと思います。