あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

横須賀ツアー

 この週末、横須賀に行ってきました。

 先回の記事でもご紹介した、横須賀市・ブレスト市 姉妹都市提携50周年記念展示」というイベントを観に行ってきたんです。イベント会場は、「Coaska Bayside Stores」…なんだか聞き覚えのないところです。調べてみましたら、昨年の2月に行われた「横須賀自衛隊ふれあいフェスタ2019」の会場「ショッパーズプラザ(イオン・モール)」と同じ施設でした。そう言えば、しばらく改装工事のような状態でした。「Coaska」とはどんな意味なのでしょう。米国の方々が発音する「横須賀」は「ヨコースカ」となり、初音「ヨ」はほんの微かにしか発音されませんので、殆ど「コースカ」と聞こえます。ひょっとしたら、そこに着目したネーミングなのかも知れません。

 それはさておき、会場は汐入駅のすぐ目の前、先日の「ふれあいコンサート2020」が行われた横須賀芸術劇場のお向かいですから、横浜からは京浜急行で向かいました。

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 京浜急行は、広軌で運用されているので安定性が高いのだと思います。何十年も前のことですが、初めて乗った時には線路脇の家屋の軒先をかすめるように高速で疾走する様に驚いたものです。

 そんな早い電車に乗って横須賀市汐入駅に向かいました。

 会場に着き、とりあえずはビデオ展示が行われているセンターコート(まさに、「ふれあいフェスタ2019」が行われた施設内の広場です)に向かいました。

 何だか、従前より随分と洗練されたような印象を受けます。

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 センターコートの中央には、大きなクリスマスツリーが飾られ、コロナの禍の影響で曇りがちなみんなの気分を少しでも上げようとしているかのようでした。

 このクリスマスツリーについては、同じ日にここを訪れていらしたスペリアFUJIさんから素敵な写真の提供がありましたので、ここに掲載させていただきます。 女性ならではの視点が感じられますね。

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Photo by "FUJI"

 さて、そのセンターコートの片隅にモニターが置かれていて、10本ほどの動画が順次に流されていました。モニターの周囲には色々な説明が書かれたパネルが置かれていましたので、それを読むと今回のイベントの趣旨がわかります。でも、贅沢を言わせていただくならば、解説をされる方が現場におられたならもっと関心を呼ぶことができたのではないかな、とは思いました。

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 それはともかく、横須賀音楽隊による「小栗のまなざし」の演奏風景動画が上映され、気分は上がりますが、何しろショッピングモールの中ですから、音楽を楽しむような環境ではありません。

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  実は、後半にもう一本、「横須賀市歌」の動画が控えていたのですが、多分吹奏のみだろうと思い込み、また、訳あってちょっと時間が押していたものですから、そちらをチェックしないままその場を離れてしまいました。

 ところがです、同じ日に会場を訪れていたというチームスペリアによりますと、なんと、「横須賀市歌」は三宅由佳莉さんと藤沼直樹さんのデュエットで歌われたのだそうです。何しに行ったの?と言われても仕方ないですよね(≧∀≦)

 がっかりしていると、スペリアFUJIさんが、ご自身が撮影された動画をLINEで送ってくださいました。「ご自由にお使いください」とのことでしたので、「それでは」と、YouTubeにアップさせていただきました。スペリアFUJIさん、本当にありがとうございます(╹◡╹)

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 横須賀市歌については、三宅由佳莉さんがご自身のインスタグラムで披露されていましたが、あれはこのイベントの前振りだったに違いありません。改めて、件のインスタグラムには注目すべきだなと思いました。

 さて、私がこの動画を確認することなく現場を離れた理由とは、横須賀軍港めぐりの遊覧船に乗るためでした。

 以前から、一度は乗ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなかったんです。今回、ようやくそれが叶いました。

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 いつものごとくスマホでの撮影ですし、他の乗客の姿がなるべく映らないように、片手を上に伸ばした形でのノーファインダー録画になりましたので、ちょっと雑な動画になってしまいましたが、よろしければご覧になってください。

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  この日、海上自衛隊の艦船は殆ど出払っていましたが、米海軍の基地には原子力空母ロナルド・レーガンの姿を見ることができました。幸運なことに、この日の朝に入港したとのことでした。なかなかお目にかかるチャンスがないので、クルーズ船に乗ってよかったなぁと、つくづく思いました。

  米海軍の横須賀基地正門です。現役の頃には何度となく出入りしていたところですから懐かしいですけど、今は簡単に入ることはできません。

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  基地前の道路から一本裏に入ると、通称「ドブ板通り」と呼ばれるところがあります。米兵相手のバーなどが立ち並び、何だか日本ではないような街並みになっています。

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 「こちらにお並び下さい」という看板は、どうやら人気のハンバーガーショップTSUNAMI」に押し寄せた客の待機場所を示しているようです。たくさんの方が並んでいらっしゃいました。
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 ドブ板通りの突きあたりに聳え立っているのが「よこすか芸術劇場」です。そう、先日の「ふれあいコンサート2020」が開催された会場ですね。
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 何と言いますか、私が学生だった頃に比べて、随分とおしゃれな街になっている気がします。何しろ、当時のドブ板通りは立ち寄りが推奨されない地区だったほどです。でも、エキゾチックな雰囲気で、魅力的な界隈ではありました。
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 汐入駅周辺から、横須賀中央駅まで移動し、昔はなかった駅前のペデストリアンデッキの上から下を見ていましたら、昔と同じバス停から「 防衛大学校」行きのバスが発車したので撮影してみました。防衛大学校の中にバス停があるので、制服で外出している学生は、このバスで帰ると便利です。

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 今はどうかわかりませんが、当時は正門の出入りは必ず制服着用となっていましたから、上級生(2年以上)は制服で外出して、下宿で私服に着替えていました。ですから、私服で外出している学生は、このバスで帰校することができません。下宿に戻って制服に着替え、そこから帰校する必要がありました。

 そういう訳で、私たちの頃には、制服のまま飲んでそのまま帰校するという学生が結構多かったように思います。

 この日も、汐入から横須賀中央の間で、結構、制服姿の防大生を見かけました。殆どが1年生でしたが、何だかはるか昔を思い出し、心の中で「頑張れ」と祈らずにはいられませんでした。

 今回は、コンサートではなく、イベントのチェックでしたので、普段と違い、ちょっとだけ横須賀のツアーを楽しむことができました。