あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

ひっそりと咲く三宅由佳莉さん

 このブログに記事を投稿し始めたのは2017年の9月ですから、早いものでもうすぐ3年になります。その間、多くの方から様々なコメントをいただき、新たな発見があったり勇気付けられたりしてきました。本当にありがとうございますm(_ _)m

 ところで、このブログに一番最初にコメントをくださったのは、皆さまよくご存知の「ゆきかぜ」さんです。人見記念講堂での定例演奏会をレポートした記事でした。

www.capitandiaryblog.com

 また、初めてお会いしたのも「ゆきかぜ」さんでした。

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 そんな古馴染みの「ゆきかぜ」さんですし、コメント欄の常連さんだったのに、最近全く音沙汰なしだな、と思われている方もおられるかも知れません。実は、「ゆきかぜ」さんの端末上で、はてなブログの設定がうまく行っていないようなのです。記事は読めるもののコメントができなくなっているとのことです。私自身もたまーに自分のブログから弾き出されて記事が書けなくなることがあります。

 という事情があるものですから、「ゆきかぜ」さんはLINEでコメントや情報を提供してくださっています。

 「ゆきかぜ」さんは、自衛隊関係のイベントなどに数多く足を運ばれている関係で、地本の皆さんとの交流も盛んなのですが、ご自分が勤めている会社への自衛官OBの再就職受け入れなどにも尽力されています。

 そのような関係で、昨日、自衛隊新潟地方協力本部の援護課を訪ねられたそうですが、そこで目にとまったのが、三宅由佳莉さんのサイン色紙と写真でした。

 訪問当初は気づかなかったそうですが、帰りしなに「おぉ!」と言うことになり、地本の方の許可を得て撮影し、私に送ってくださいました。

 日付をご覧になればお判りだと思いますが、今年の2月に開催された横須賀音楽隊の長岡公演の際に新潟地本を訪れ、書き残されたものなんですね。

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 おそらく、東京音楽隊時代にも、地方公演などの際には各地本に残されてきたのではないかと思いますが、一般の方々の目に触れる機会は限られているでしょうから、全国の多くの地本や募集事務所には、三宅由佳莉さんのサイン色紙や写真が、人目につかないところでも美しい佇まいを忘れない花のような風情で、ひっそりと咲き誇っているのではないでしょうか。

 音楽隊の演奏会には足を運んでも、地本(地方協力本部)を訪れる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、「三宅さんのサイン色紙とか飾ってませんか?」と顔を出すと、間違いなく喜ばれます(╹◡╹) 優しい方々ばかりですし、一人でも多くの国民の皆さんとの接点を持ちたいと思っていますから、興味のある方は訪ねてみてはいかがでしょうか。

 私たちは、演奏会に顔を出しては三宅由佳莉さんをはじめとする隊員の皆さんや音楽隊の活動を応援しています。でも、それはどういう観点で応援しているのかな?と時々考えたりもするんです。

 音楽隊の皆さんは、演奏を通じて「自衛隊と国民の架け橋」になろうとしています。ですから、私たちが演奏を楽しみ、演奏してくださる隊員の皆さんを応援し、元気付けるということはとても意味のあることだと思います。でも、それだけなのかな?

 これまでも何度か書いてきたことですが、音楽隊にとって演奏は目的ではありません、任務達成の手段です。達成すべき任務とは、国民の間に自衛隊に対する理解と支援の基盤を作り上げることですし、より切実な観点から言えば、入隊希望者を募ることであると思います。それは、このところ次々とアップされている東京音楽隊の動画の最後に入れられているメッセージによく現れていますよね。

 海上自衛隊は、特に深刻な募集難に直面していると聞きます。

 三宅由佳莉さんは、そんな募集広報の一助になればとの思いで、各地にひっそりと咲いているのだと思います。

 さて、そのような観点で私たちにできる応援とは何なのでしょう。大変難しい問題ですよね。でも、演奏会や動画を楽しむだけでなく、時々そんなことを考えてみるだけでも、新たな応援に繋がっていくのではないかと思います。

 以前、「あさがお」さんから、自衛隊リクルートの現状などについても記事を書いて欲しいというリクエストがあり、いずれ書こうと思いながらなかなか辿り着けず、ずっと気になっていたところに「ゆきかぜ」さんから送られてきた写真を見て、触りの記事を書いて見ようと思ったのでした。

 このテーマについては、また改めて書かせていただきます。

 今回、地本でひっそりと、でも華やかに咲く三宅由佳莉さんをご紹介しつつ、ちょっと膨らんだ思いを書かせていただきました。