あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

横須賀音楽隊長岡公演・とりあえずの報告

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ピンクのモフモフはハンズフリーマイクです(^ ^)

 昨日、「雪見酒」という記事で、横須賀音楽隊の長岡公演を前に、早々に会場である「長岡市立劇場」入りしたブログチーム・スペリアの赤嵜尚子さんとのエピソードなどを報告しました。

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 今回は、本公演の様子を、スペリアからの報告を元に書いていこうと思います。詳細なレポートは、スペリア代表の斎藤さんが後日書いてくださる予定です。楽しみですね。

 本題に入る前に、リハーサルを終えてロビーに顔を出された三宅由佳莉さんの写真が届いていますので、掲載させていただきます。

 いつも笑顔で元気な三宅さんですが、記事トップの一枚も含め、長岡から送られてきた写真は、いつにも増して溌剌とした雰囲気が伝わってきます。元気が一番(╹◡╹)

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 ハンズフリーマイクが、この写真(リハーサル後)は右側なのに、トップ写真(本公演)では左側です。何か意味があるのかな、なんとなくしっくりこなかっただけかもしれませんけど(≧∀≦)

 今回の演奏会でも、本公園に先立ちウェルカムコンサートが行われました。

 YouTubeに早速アップされていましたのでこちらに貼らせていただきます。

  FUJI20171118さんの動画です。お楽しみください。演目は木更津の時と同じですが、会場内を練り歩きながらのパフォーマンスは、会場ごとに特色がありますね。

 目の前で三宅由佳莉さんの歌が聴けることの喜びが会場内に溢れているのがよくわかります。

①「線路は続くよどこまでも」(入場)

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②「切手のないおくりもの」(会場内)

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③「切手のないおくりもの」(ステージ)

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④「You are my Sunshine」(ノリノリ)

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 本当に楽しそうに歌われているのがわかりますし、見ているだけで、こちらも楽しくなってきますね。タンバリンに、歌詞がびっしり書かれたカンペのメモ用紙が貼り付けられているのが一瞬見えて笑いました。そういえば、途中で何度もタンバリン見てましたね。コテコテだけど頑張ってる、そんな姿もウェルカムコンサートの味付けになっているような気がします。とても素敵なプチコンサートでした。

 FUJI20171118 さんは、演奏会などのストレートな動画の他に、ユニークでクリエイティブな動画もたくさんアップされています。三宅さんの写真がとにかくたくさん見たいという方は記事末尾にFUJIさんのそんな動画を貼ってありますので、そちらでお楽しみください。

 

 さあ、本公演ですが、プログラムは次のとおりです。

第1部

① マーチ”海の護りびと”

② ルーマニア民族舞曲

③ 夢のあとに

④ ピアノ・ソナタ第14番ハ短調「月光」

(15分間の休憩)

第2部

⑤ 「相棒」オープニングテーマ

⑥ パプリカ

⑦ 嵐メドレー

⑧ ユー・レイズ・ミー・アップ

⑨ スウィングしなけりゃ意味がない

 

第1部

 開演前のロビーでは、「今日は横須賀音楽隊の演奏会だけど、東京音楽隊だったら三宅由佳莉さんが来たんだね」という会話を結構耳にしたとチーム・スペリアのレポートにありました。意外なことに、三宅さんが横須賀音楽隊に異動になったことをご存知ない方が多いようです。

 そんな中、ウェルカムコンサートでディキシーバンドが入場する際、しんがりを務めた三宅さんを目にした皆さんの間では、ちょっとした戸惑いと混乱が起きたようです。

「え、三宅さんじゃない?」「三宅さんだよ」「え?なんで、ゲスト出演?」と、何が起きてるの?状態だったのではないでしょうか。

 会場に大きな「?」が浮かんだまま、本公演が始まりました。

 最初に隊員の皆様が登場してそれぞれの席に着き、次いで長岡隊長が登場、1曲めの演奏が始まる、という流れだと思います。

 

① マーチ”海の護りびと”

 この曲は、2012年の横須賀音楽隊委嘱作品です。2013年に神奈川音楽まつりで横須賀音楽隊が演奏した動画がありましたので貼っておきます。何というか、スカッと抜けあがるような勢いのある曲で、コンサートマーチにはもってこいですね。

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 さて事件です。

 1曲めの演奏が終わり、通常であれば、演奏者のどなたかがMCとしてマイクを持ち、会場へのご挨拶という流れになります。

 ところが、今回は違いました。袖の方からコツコツと靴音が響き、ステージに登場したのは、なんと三宅由佳莉さんんでした。

 大きな「?」が浮かんでいた会場には、どよめきが起き、次の瞬間には文字どおり割れんばかりの大喝采が湧き上がって、会場全体が歓喜の坩堝と化しました。会場に満ち渡る圧倒的な熱気には、場数を踏んだチーム・スペリアも心底びっくり、「会場に火がついたっていう感じ」だったそうです。

 ところが、熱狂渦巻く中、三宅さんがマイクを通して話し始めると、会場は一転水を打ったように静まり返り、その声をただの一言も聴き逃すまいとするかのような緊張感が支配しました。その鮮やかなまでのコントラストが大変印象的だったそうです。

 三宅さんが、中越地震から15周年を迎え、当時被災された皆様やそれを支えて来られた多くの方々が、幾多の困難を乗り越えつつ復興への途を力強く歩み続けて来られたことへの敬意と、ささやかながら応援のメッセージとなればとの思いを、一言一言丁寧に心を込めて語られると、会場には静かに感動の波が広がっていったそうです。

 昨年、館山での演奏会で三宅由佳莉さんが披露された、ナレーションだけのパフォーマンスを思い出しました。あんな風に語られたら、ひと堪りもありません。

 その語りを、十分堪能できた皆さんは本当に幸せだと思います。

 いけない、先を続けましょう。

 

② ルーマニア民族舞曲

 バルトークの作曲になるこの曲は、先日の木更津「海の音楽まつり」のプログラムに上がっていたのですが、急遽「新・祝典行進曲」に差し替えられました。理由はよくわからないのですが、ひょっとしたら、横音にとって「満足のいく」仕上がりになっていなかったからなのかも知れません。だとしたら、今回の「ルーマニア民族舞曲」は注目曲とも言えるでしょう。ライブ、どうだったのかな。

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③ 夢のあとに

 この曲は、木更津で三宅由佳莉さんが歌われた曲です。今回も当然三宅さんの美しいソプラノが披露されたのですが、MCは三宅さんです。どうなったのでしょう。

 夢で出会った愛しい女性と過ごしたひとときの、甘美なまでの思いを心に強く残したまま目覚めてしまった後の、絶望的な喪失感が歌い上げられるこの曲の背景を、三宅さんが静かに優しく紹介していきます。そして、「この曲を、わたくし3等海曹・三宅由佳莉の歌でお送りします」と自ら紹介されると、一瞬の間を置いて、再び会場に火が点きます、歌う前なのに大喝采だったそうです。

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④ ピアノ・ソナタ第14番ハ短調「月光」

 こんな曲もやるんですね。言わずと知れたベートーベンの名曲ですが、昨年の音楽まつりでも東京音楽隊がベートーベン・コラージュと銘打った驚愕のステージで強烈な印象を残しましたね。ベートーベンが、海上自衛隊の音楽隊の当面の隠しモチーフなのかもしれません。わかりませんけど(≧∀≦)

 まだお名前は存じ上げていないのですが、昨年入隊されたピアニストの方の演奏になりますが、ここで舞台転換が行われたとのこと。

 木簡チームが立位での演奏ができるように背を高くした譜面台をアーチ型に並べ、他の演奏者の皆さんは退場して場所を空けられたとのこと。そして指揮台もグッと奥に異動し、その空いたスペースにグランドピアノが移されたのだそうです。

 そして、紹介を受けて登場したピアニストの方は、客席から見ても大変緊張されているのがわかったとのこと。それはそうです。入隊して、まだ1年も経っていませんし、横須賀音楽隊に配属されてからは半年です。こんな大舞台を任されるなんて、それは大変なことに違いありません。でも、そうやって諸先輩方も成長してきたんです、大丈夫ですよ(╹◡╹)

 ここは、辻井伸行さんの動画を貼っておきましょう。

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15分間の休憩

 

第2部

 第2部のMCを努めたのは、もうすっかりお馴染みですね、バスクラリネット奏者の米満佳寿代さんです。

 そして、第2部は、ほぼ木更津公演と同じ構成になっています。頻繁に演奏会があるなか、演奏会用の楽譜を作り直すのは大変な労力と時間がかかるため、全ての任務をきっちりこなしていくためには、マイナーチェンジで進めていく必要があるのだと思います。でも、基本的に毎回聴衆が変わるわけですから全く問題はありませんよね。あ、ブログチーム・スペリアのように、ほぼ全ての演奏会を網羅している強者もいますが、彼らが言うには、曲が同じでも、演奏会というものは演者と聴き手のセッションで成り立っているので、毎回違う発見と驚き、感動があるとのことです。よくわかる気がします。毎回新鮮な気持ちで楽しむことができるんですよね。

 とは言え、演奏会に参加していない私が、新鮮な感動について書くことはできませんので、木更津と重複する曲で、スペリアからのレポートがなかった⑤⑦については、この記事では割愛させていただきます。

 

⑤ 「相棒」オープニングテーマ

⑥ パプリカ

 木更津の時と同じ構成で、三宅由佳莉さんをセンターにしたトリオユニットによる楽しい歌とダンスが披露され、米満さんからの「会場の皆さんも是非ご一緒に踊ってくださいね」とのお誘いもありました。

 わがスペリアも、最前列の隣の方々と一緒に、座ったままですけど一緒に踊ったらしいんです。それが、米満さんにハマったらしく、演奏が終わったところで「そこで完璧に踊っておられた方々、今度は是非ステージの上でご一緒しましょう!」と、破格のオファー(笑)があり、会場は笑いと拍手に包まれたそうです。米満さんのアドリブが素晴らしいですね(╹◡╹)

 

⑦ 嵐メドレー

⑧ ユー・レイズ・ミー・アップ

  大山里美さんのフルートソロによるこの曲も、お馴染みになってきましたね。今回も美しい音色を披露してくださいました。演奏を始める前に、スペリアが「いつも注目してますよ、頑張って」との思いを込めてアイコンタクトを試みたところ、大山さんも気づかれ、軽く会釈を返してくださったそうです。「あ、今日も来てくれてるんですね、ありがとうございます」とのメッセージを感じたとのことでした。

 演奏前後の拍手だけでなく、アイコンタクトとか、頷きとかを通じて、聴く側が演奏者の皆さんにメッセージを送ることも、応援の仕方かなと思いました。もちろん度が過ぎてはいけませんが(≧∀≦)

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⑨ スウィングしなけりゃ意味がない

 これは、「ビッグバンド・ジャズと言えば」的なビッグバンドの世界では代表的な曲だそうです。音楽隊は、本当にあらゆるジャンルの楽曲を手がけますが、どの演奏会でも1曲くらいはジャズが入れられているような気がします。

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 さて、ここからアンコールに向かうあたりの流れについてはレポートもなかったのでわかりませんが、アンコール曲目は以下の2曲です。

アンコール

1)ジュピター

 この曲を、三宅由佳莉さんが歌われました。三宅さんが歌うことが紹介された時の会場の盛り上がりは想像に難くありませんね。三宅さんの登場ということの他にも、盛り上がる理由があったようです。地元の長岡市で毎年開催される長岡まつりの花火大会では、クライマックスの「フェニックス」でこの曲が流され、感動を呼ぶのだそうです。そしてもう一つ、15年前の中越地震の後、平原綾香さんが慰問のために長岡入りし、今回の演奏会場である「長岡市立劇場」でこの歌を披露されたのだそうです。きっとそのようなエピソードも踏まえて、アンコール曲に選ばれたのではないでしょうか。

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 三宅由佳莉さんは、フルバージョンでこの曲を歌い上げられたようなのですが、その素晴らしさは言葉では表せないとレポートがありました。歌い終えた時、一瞬の間を置いて「ブラボー!」「素晴らしい!」などなど、賞賛する声が会場の至るところから上がったとのことでした、立ち上がって喝采を送る方もおられたようです。もう、これまで見たことのないような興奮の嵐だったとのこと。しんしんと雪の降る長岡ですが、会場内は熱い感動で満たされていたようです。

 あぁ、どれほどその場に居たかったことか(≧∀≦)

 

2)行進曲「軍艦」

 そして最後は、もちろん「軍艦」です。

 三宅さんの「ジュピター」で深い感動を味わった後、「軍艦」で勢いをもらう、最高の演奏会ではなかったでしょうか。

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FUJI20171118さんのスライドショウ動画

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