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三宅由佳莉さんが歌う「希望」

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 つい先日の記事で、4月22日に横須賀音楽隊が公開してくださった、「コロナに負けるな」シリーズ第3弾、「この道」について書きました。

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 その中で、「もう、いつ第4弾がアップされてもおかしくない」と書いたのですが、その記憶もまだ新しい昨日、まさにその第4弾が公開されました。

 日中から、何人かの方から報告をいただいたのですが、私は昨日、たまにしかない出勤日だったものですから、昼休みも含め、動画をチェックする余裕は全くありませんでした。仕事を終えて帰宅し、初めてこの動画を拝見しました。

 タイトルを見て「あっ」と思ったのは私だけではないと思います。

 「希望」は、2015年にリリースされた、三宅由佳莉さんの事実上のセカンドアルバム「希望〜Songs for tomorrow」に収録された一曲ですが、何と言っても、三宅由佳莉さんが初めて作詞に挑戦された曲としてよく知られています。

 アップテンポの軽快なメロディーに載せて繰り出される言の葉の一つ一つが、三宅由佳莉さんの歌に込める思いというものを解き放って、私たちの心に届けてくれる、そんな曲だと思います。リリース当時から大変人気の高い曲でもあります。まずはお聴きください。

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 少人数ユニットでの野外収録が行われたのは横須賀音楽隊が所在する武山地区と思われます。背景に、ダビッド周辺でカッター訓練が行われている様子も映っていますね。武山は、横須賀教育隊の所在地でもありますし、横教は、長らく女性隊員の入隊教育を行う唯一の教育隊であったことから、音楽隊の女性隊員にとっては共通の「故郷」と言っても過言ではないでしょう。

 さて、今回の動画に登場するプレイヤーを確認してみましょう。

 まず、指揮をされているのは横須賀音楽隊長の長岡英幸さん(1等海尉)です、動画前後のナレーションも元気一杯にされていますね。そして、演奏者はというと……クラリネットを演奏されているのは、横須賀音楽隊のコンサートマスターである小村英生さん(1等海曹)、フルートを演奏されたのは、昨年夏に東京音楽隊から古巣の横須賀音楽隊に戻られた村上渚さん(2等海曹)、パーカッションは、昨年12月の館山公演や年明けの木更津公演でのウェルカムコンサートでディキシーバンドのバスドラムを担当されていた安部智之さん(海士長)、ピアノは、昨年入隊されたばかりながら、長岡公演でベートーベンの「月光」をソロ演奏された角田鈴音さん(海士長)、そしてヴォーカルは、もちろん三宅由佳莉さん(3等海曹)でした。安部さんと角田さんのお名前は着用されているネームプレートから判読したものなので、申し訳ありませんが間違いがあるかも知れません。音楽隊のファンとしては、一人一人の隊員の皆さんのお名前を認識することで、より深く演奏を楽しむことができるのではないでしょうか。同時に、踏み込み過ぎないことも大切ではないかとも思います。

 ところで、この曲がリリースされた2015年の自衛隊音楽まつりで、東京音楽隊のドリル演奏の後半にこの曲が演奏され、三宅由佳莉さんの歌と、ダンスパフォーマンスが披露されました。演出全体がとても素敵だったので、強く印象に残っています。

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  私は、この曲を今回のような小編成バンドの演奏で聴くのは初めてです。これまで拝聴した音源は、いずれもオーケストラ版でしたから、ピアノによるイントロがとても新鮮に感じられましたし、この曲の新たな可能性のようなものが見えたような気がしました。また、状況に合わせ、目的に沿わせ、振り付けを自由自在に操れる三宅さんの柔軟さにも改めて驚かされますね。

 前回の記事でも触れましたが、横須賀音楽隊による「コロナに負けるな」シリーズは、三宅由佳莉さんの歌唱を軸に展開されているようです。そして、今回は三宅さんご自身の作詞による作品が演奏されました。

 この流れのなかで、ひょっとして「蝶の翼」というオリジナル曲が登場したりするのではないだろうか…と想像してみたくなりました。いや、単なる妄想です(≧∀≦)

第5弾、あるのかな?

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