あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

海上保安庁音楽隊からの暗号(╹◡╹)

 昨日、東京音楽隊と第7艦隊音楽隊のリモート合奏動画が公開されたことをご紹介する記事を書きました。その際、東京音楽隊のホームページをチェックして、新しいコラムなどが投稿されていないか確認してみました。特に新しいものはなかったのですが、ちょっと前に投稿された「海上保安庁音楽隊からのお便り」というタイトルに目が止まりました。

www.mod.go.jp

 以前も拝見したコラムなのですが、どんな内容だったかな、と思いもう一度クリックしてみましたら、昨年日比谷の野音でジョイントコンサートを行った海保音楽隊のみなさんが、東京音楽隊のビデオでの演奏活動を目にして、刺激を受けられ、両音楽隊の友好関係を象徴するようなイラストを送ってくださったというようなことが書いてありました。そうだった、そうだった。短いけど、そういうコラムだったと思い出しました。

 野音でのコンサートの際にもステージの中央に同じテイストの手書きのボードが置かれていて、「お洒落だなぁ」と思ったことも思い出しました。とても素敵だったので目の前まで行って撮影したのがこの写真です。

f:id:RetCapt1501:20190922131827j:plain

 ちょっと素人離れしてますよね。海保のどなたがお描きになっているのか、いつか尋ねてみたいと思います。

 それはさておき、今回取り上げたコラムで紹介されているイラストもとても素敵です。で、そのイラストを改めてじっくりと見てみました。

 やはりお洒落なイラストです。

 「We will get through this together(我々は共にこれを乗り越える)」との「コロナに負けない」という力強いメッセージの両脇を国際信号機「U」「W」で挟みました。この信号の意味は、以前記事にもしましたので覚えておられる方もおられるでしょう。

 「航海の安全を祈る」という意味です。

www.capitandiaryblog.com

 そして、イラストの中央には鐘楼が置かれ、そこから点鐘の音色が左右に広がっていきます。そしてその下には、左側には東京音楽隊の、そして右には海保音楽隊の演奏服の袖飾りがあしらわれています。

 それにしても、鐘の音の音紋の描き方がちょっと引っかかりました。この途切れ途切れ感って、ひょっとしてモールス信号じゃなかろうか。そう思って読んでみても全く意味が通じません。そこで、モールスをアルファベットで読み直してみると…

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 なんと、意味が通じそうです。

 左側は「JMSDF B,T」つまり「海上自衛隊(JMSDF)東京音楽隊(Band Tokyo)」

 右側は「B JCG BK」つまり「海保音楽隊(Band Japan Coast Guard)」だと思うのですが、最後の「BK」がわかりません(≧∀≦)

解読失敗 (-.-;)y-~~~

 分かる方、教えてください(╹◡╹)

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【追記】

 この記事に「VVV」さんから大変貴重なコメントをいただきました。同一記事内ですけど、見やすくするためにここに転記します。

初めまして。いつも拝見しています。
普段コメントとかしたことないのですが、モールス信号についてどうしてもお伝えしたくて。
海上保安庁音楽隊の英語名称は
Japan Coast Guard Band
なので、JCGBで一つだと思います。
そして、最初のBと訳された部分、何となく最後の点だけ離れているように見えるので、DEではないでしょうか。
すなわち、
DE JCGB K
こちらは海上保安庁音楽隊どうぞ
と解釈しました。いかがでしょうか。

 おー、まさにご指摘の通り!納得しました(╹◡╹)

f:id:RetCapt1501:20200830141603j:plain

 私が「B」と訳した「=・・・」ですが、よく見ると「ー・・」と「・」に別れてますね。つまり「B」ではなく「DE 」でした。「DE 」は「This is」と読みます。そして最後の「K」は「Over」

 JMSDF Band Tokyo This is JCG Band over.

 もう、スッキリしました。「VVV」さん、ありがとうございました(╹◡╹)