あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

令和二年元旦

f:id:RetCapt1501:20200101101906j:plain

 皆さま、明けましておめでとうございます。

 令和の御代になって初めての新年を、健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 昨年は、我が国を取り巻く国際情勢が一段と厳しさを増し、懸念の高まる年でありましたし、国内を見ても、悲惨な事件や事故、大規模災害などが続き、心痛む年でもありました。

 そのような国内外情勢が契機となって、国民と自衛隊の紐帯がより強固なものになってきたことは、もちろん喜ばしいことではありますが、自衛隊が頼りにされる時というのは、国民が不安や困難に直面していることと表裏を成しているのだという現実を忘れてはならないと思います。「自衛隊が日陰者である時の方が、国民は幸せなのだ」という吉田茂氏の箴言は、今なお重く響きます。

 後輩の現役諸官には、是非とも多くの国民の期待に応えるべく、従来以上に真摯な姿勢で使命と向き合い、自らを鍛え、必ずやってくる「実力が試されるとき」への備えを粛々と進めていただきたいと思います。

 

 それはさておき、このブログをお読みの皆さんにとっても、驚きの一年でしたよね。三宅由佳莉さんが、横須賀音楽隊に異動になっただけでも大事件だったのに、その驚きを咀嚼する間もなく、遠洋練習航海部隊への配属が分かり大騒ぎになりました。

 このブログでも、5ヶ月に渡り遠洋練習航海部隊の一員として各国を歴訪する三宅さんの様子をフォローしてきましたが、三宅さんの成長ぶりや、新たな一面を発見することができました。

 帰国されてから目の当たりにした、そのアップグレードぶりにも驚かされましたね。

 今年は、オリンピックイヤーでもあります。三宅由佳莉さんが、そして海上自衛隊音楽隊のみなさんが、どんな活躍を展開されるのか、皆様とともに日々目撃して行きたいと思います。

 

 本年もどうかよろしくお願いいたします。