あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの遠洋練習航海

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 海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、その歌唱力やステージで見せる類まれなパフォーマンスだけでなく、任務に向き合う真摯な姿や強い使命感が高く評価されていますよね。

 その端的な現れが、以前から希望されている遠洋練習航海への参加だと思います。

 バンドのメンバーは、東京音楽隊に限らず、各地方隊の音楽隊からも、毎年数名ずつが臨時の遠洋練習航海部隊付きの音楽隊員として参加しています。

 以前、そんな三宅さんの希望が叶ったらいいなぁという思いを込めて「三宅由佳莉さんのささやかな希望」という記事を書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 海上自衛隊としても、その夢を叶えてあげたいとは思っていると思います。というか人材育成という観点から、参加させるべきだと考えられているでしょう。

 とは言え大変人気があり、国内での出演所用が極めて多いのも事実ですから、関係者の悩みも大きいのではないかと思います。

 でも、このままでいいのでしょうか。上の記事でも書きましたが、洋上での勤務を経験することが、三宅さんの歌の幅を更に広げることは間違いありませんし、「本物」だけが持つ説得力というものを格段に充実させてくれることでしょう。

 一昨日、「三宅由佳莉さんの当面の予定と今年の注目点(2019年)」という記事を書きましたが、その中で、今年は東京音楽隊の海外遠征がありそうだと見積もりました。

retcapt1501.hatenablog.com

 三宅由佳莉さんが、半年近い遠洋練習航海の全行程に参加するのは難しいにしても、その一部だけを経験するという途がないわけでもありません。海外遠征があるのであれば、それに合わせて遠洋練習航海部隊の1レグ(ある寄港地から次の寄港地までの移動行程)か2レグほどを経験させるという方法です。

 もっとも、何故そのような参加のさせ方が必要なのかを、説得力ある理由で説明しなければなりませんので、簡単ではありません。でも、東京音楽隊の海外遠征とのセットということであれば、十分に説得力あるプランになり得るのではないかと思います。

 とは言え、最近は三宅さんが「遠洋航海に参加したい」と仰る声を聞くこともなくなりました。気持ちは変わっていないとは思いますが、部隊経験が長くなり、中堅海曹と見られるようになってきたことで、ご自分の発言にも相当気を使われているのではないかと推察します。

 そんな三宅さんの長年の夢である「遠航部隊への参加」が、今年実現したらいいなぁとの思いを書き記して見ました。