あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

赤れんがパークでの演奏会…スピンオフ②

 随分日にちが経ってしまいましたが、今月5日(土)、6日(日)に行われた、東京音楽隊の演奏会のスピンオフ記事②となります。

retcapt1501.hatenablog.com

 当初、赤れんがパークの演奏会は両日聴きに行く予定でしたが、初日のあまりの日差しにやられた私は、すっかりダウンしてしまい、上の記事を書き上げるのがやっとでした。

 他方、土日にわたり、横須賀と横浜を股に掛け、演奏会やその他のイベントを堪能して来られたのが「モンスター」さんや「潜水士」さんなど、大変元気な面々でした。

 そして、写真や動画をたくさん提供してくださったのですが、私の処理能力が追いつかず、こんなに遅くなってしまったと言うわけです。

 今回は、赤レンガパークでの演奏会に先立ち、東京音楽隊の皆さんが楽器運搬車から器材を荷下ろしする様子について、提供して頂いた写真や情報を基に書いてみたいと思います。なお、文章がまどろっこしくなるので、どなたが提供してくださったものかについては逐一記載しませんので、ご容赦ください。なお、ブログへの掲載許可は頂いています。

 既に別記事でも書きましたが、東京音楽隊の楽器運搬車は、この3月に更新されました。現在のカーゴボックスは、あのグラフィックペイントが施されていない真っ白な状態ですが、サイズ的には前の車両と同じようです(4トンかな?)。下の写真は、昨年の小田原公演の際に撮影した、更新前の楽器運搬車ですが、結構な奥行きがあり相当量の楽器が収納できそうです。この写真を撮影したのは、演奏会が終わった後ですので、会場からの楽器の運搬と積み込みの段取りを、川上良司さんが無線で調整しながら進めておられました。

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 今回の赤レンガパークでの演奏会に先立つ機材降ろしはどうだったのでしょう。

 どうやら全般の統制はピアニストの太田紗和子さんが執られていたようです。

 普段目にすることのない軍手姿だったので、「軍手されてる姿はレアなので写真撮らせてください」とお願いしたところ「え?軍手ですか?」と、わざわざ軍手が見やすいようにしてくださったそうです。いやいや、主役は軍手じゃないですから(^ ^)

 名ピアニストなのに、軍手をはめて作業指揮に当たるだけでもなんか凄いことだなと思うのに、このサービス精神にはやられますね。いつもちょっとはにかんだ笑顔の太田さん、とても素敵な写真になりました。

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 そして、岩田ファン向けのサービスショットです。目を瞑っちゃってるのはご愛嬌ですが、この笑顔には本当に癒されますし、元気が出ますね。

 荷下ろし作業では、無線を片手にテキパキと指示を出し、レポーター氏曰く「かっこよかったです」…そりゃー見てみたかったな、早く行かない私が悪い(≧∀≦)

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 ところで、太田さんにしろ岩田さんにしろ、以前よりもお顔がシャープになっている気がしませんか? 激務で痩せちゃったのではないかと、ちょっと心配です。しっかり食べてくださいね。

 下の写真は、無線機で連絡を取りながら指示出しをしている岩田有可里さんです。 中央に写っているのは、ボーカリストの中川麻梨子さんですよね。中川さんもちょっと痩せちゃった感じがします。みんな痩せてく、どんだけハードなんでしょう…

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 そして、楽器運搬車の上には終始、トランペット奏者である谷口愛奈さんの姿があり、一生懸命重い器材の搬出に汗を流しておられたそうです。ステージ上での愛らしい演奏姿とは対極の荒事ですが、オフ・ステージでのこういう作業もセットで音楽隊員なんですね。野外での演奏会は、舞台裏での皆さんの様子を垣間見ることのできる貴重な機会でもあります。

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 レポーターの皆さんは、私がブログでよく取り上げる方々を中心に写真や情報を提供して下さったのですが、もちろん全ての音楽隊員が協力しあって作業を進めていたことは言うまでもありません。それぞれが、自分の役割を全うする姿が素晴らしく、そんな皆さんの真摯な様子がとても印象深かったそうです。

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 こちらは、影の東京音楽隊員「ウリ坊」です。なんでも、演奏会の時にはいつでも東京音楽隊と行動を共にしていると、横野さんが教えて下さったそうです。

 亥年生まれの私としては、東京音楽隊のマスコットがイノシシだなんて、嬉しい限りです(╹◡╹)

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 実は、以前にもこの「ウリ坊」の写真がこのブログに掲載されたことがあるのです。それは、今年の5月に水交会の研修で東京音楽隊にお邪魔した際に撮影した奏楽堂の鳥瞰写真です。私は全く気づいていなかったのですが、「いかづち」さんから、「ウリ坊」がいるとのご指摘を受け、「どこ見てんねん∑(゚Д゚)」と、呆れるほど感心したのを思い出しました。

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 さて、最後に樋口隊長のエピソードを一つ。

 私が行けなかった二日目の演奏会でのことです。かんかん照りだった前日とは打って変わって、開演準備を進める間雨模様だったようです。開演1時間前になっても雨は降り続き、隊員の皆さんが、どうなるんだろうと気を揉むさなか、樋口隊長から「心配ない、まだ1時間ある!」との力強い言葉があったそうです。そして、なんと開演時間には、雨はすっかり上がっていたというのですから、スーパー晴れ男の面目躍如たるものがありますね。もちろん、天候が回復基調にあることは把握されていたのだと思いますが、部下が抱える不安を、端的な力強い言葉で払拭し、皆の意識を任務に集中させる、これこそまさに統率力のなせる技でしょう。

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 樋口さんは、素晴らしい指揮者であると同時に、素晴らしい指揮官でもあるということだと思います。あ、素晴らしいパーカッショニストと呼ばれた方が、きっと嬉しいに違いないですけど(╹◡╹)