遠洋練習公開部隊は、間も無く次の寄港地であるサンディエゴに入港します。今回は随分短い航海でしたね。
本題に入る前に、ハワイでの三宅由佳莉さんの様子を伝える新しい写真が見つかりましたのでご紹介します。「かしま」の艦上レセプションで歌を披露されている姿です。
三宅さんご自身もですが、音楽隊の皆さんやウェイター役の隊員が皆、気を付けの姿勢でいますので、おそらく国歌独唱ではないかと思います。
練習艦隊のハワイでの諸行事に関する写真が沢山アップされていますので、下のリンクから訪ねてみてください。三宅さんの写真だけ拝借しました。
では、本題です。
サンディエゴには、米海軍、米海兵隊の基地が置かれ、第7艦隊とともに米太平洋艦隊を構成する第3艦隊の司令部もここにあります。ちなみに、第7艦隊と第3艦隊の担当区域は、国際日付変更線となっています。ハワイを含む東太平洋を担当するのが第3艦隊、西太平洋からインド洋を担当するのが第7艦隊です。
サンディエゴには、ミッドウェイ博物館があります。かつて、横須賀を母港としていた空母ミッドウェイをそのまま博物館にして係留してあります。飛行甲板上には各種の艦載機も展示されており、とても人気のある観光スポットになっているようです。
実は、わが練習艦隊が入港する13日(木)の1900から、このミッドウェイのフライトデッキでは、パールハーバーでも艦隊を歓迎してくれたJUMPによる、毎年恒例の「ビールと酒フェスティバル」が行われます。日米協会や米国笹川財団も協賛しているようですし、我が艦隊も招待されるのではないでしょうか。だって、ねぇ、あんまりタイミング良すぎるじゃないですか。
それはそうと、サンディエゴは、南をメキシコと接する国境の街でもあります。メキシコ系の方も多いでしょうし、どこかメキシカンテイストな雰囲気が漂っているのではないかなと想像します。
野球好きの方ならば、サンディエゴと聞けばメジャーリーグ(ナショナルリーグ)「パドレス」のホームスタジアム、ペトコ・パークが思い浮かぶのではないでしょうか。私が参加した遠洋練習航海では、ニューヨークに寄港した際、練習艦隊乗員がシェアスタジアムで行われたニューヨークメッツの公式戦に招待され、司令官による始球式(観客席から、目の前まで来てくれたキャッチャーにトスするだけですが)も行われました。また、試合開始前には練習艦隊音楽隊による演奏がフィールド上で行われ大喝采を浴びていました。
今回も、パドレスの公式戦でそのような展開があるのかな、と思い調べてみましたところ、残念ながら、練習艦隊が寄港する6月13日(木)〜16日(日)と全く同じ日程で、パドレスは対ロッキーズ戦のためデンバー遠征中です。
メジャーリーグの公式戦招待はなさそうですが、同スタジアムでは様々な試合やイベントが行われていますので、練習艦隊乗員の観戦招待や音楽隊による演奏へのオファーが来ているかもしれません。
さあ、サンディエゴでは、どんなことが艦隊を待っているのかな?