遠洋練習航海部隊ですが、グアテマラでの各種行事については、グアテマラ当局の情報発信も積極的でしたし、日本大使館からも写真の提供があり、練習艦隊ウォッチャー（俄か(≧∀≦)）としては満足のいく寄港地でした。横須賀出港以来初めて、三宅由佳莉さんの歌声を聴くこともできました。グアテマラのみなさん、そして「すぎ」さん、改めてありがとうございました。
練習艦隊は、プエルトケツァルでの日程を終え、日本時間で、金曜日の夜に出港し、次の寄港地である南米ペルーのカヤオ港に向かっています。7日間の航程ですからもう半ば近くまで進出しているものと思われます。
今回の航程は、これまでとは違うことが一つあるのですが、何だかお分かりでしょうか？ そうですね、北半球から南半球に入る、つまり赤道を通過することになります。
赤道通過は、おそらく明日、7月2日（火）ではないかと見積もります。
練習艦隊が赤道を通過する際には、かしま艦上で「赤道祭」が行われます。
もっとも、練習艦隊だけでなく、初めて赤道を通過する船乗りが経験する通過儀礼なのですが、練習艦隊は、毎年必ず赤道を通過するので、少なくとも幹部海上自衛官でこれを経験していない者はいないはずです。そして、音楽隊の皆さんもほとんどが「赤道門」を通過していると思います。今回、三宅由佳莉さんも、ついに赤道門通過組になるという訳です。下の写真は昨年の「赤道祭」の様子です。大きな鍵で赤道門を開けようとしているのが練習艦隊司令官です。
そして、開いた赤道門を、実習幹部や、赤道通過未経験の乗員らが次々と通過していきます。
かつて私が経験した赤道通過について書いた記事がありますので、興味のある方は覗いてみて下さい。練習艦は「かしま」ではなく先代の「かとり」ですけど。
こうして、無事赤道を通過すれば、3日ほどでペルーです。
