あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの脇固め

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 タイトルをご覧になって、三宅由佳莉さんは柔道もやるのか、とか、あるいは空手でも「脇型め」を使うのかな、と思った方もおられるかもしれません。

 でも、今回の話題は格闘技の技の話ではありません。

 先般、三宅由佳莉さんの出会いシリーズで、川上良司さんのことを書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 ホルン奏者でありながら、演奏会でたくさんの歌を披露してこられた川上さんは、東京音楽隊の顔の一人と言えるでしょう。

 そんな川上良司さんの代表曲と言えば「宇宙戦艦ヤマト」ですが、要所要所で入る三宅由佳莉さんのヴォカリーズが、川上さんの勇壮な歌に深みを与えています。

 三宅由佳莉さんメインの歌唱については何度も取り上げてきましたが、今回は、川上さんメインの歌唱演奏の際、その「脇を固める」三宅由佳莉さんについて取り上げて見たいと思います。

 川上さんメインの動画は、もちろん聴きごたえ十分で素晴らしいのですが、三宅由佳莉さんのコーラスが聴こえると、ファンの皆さんは、「脇でコーラスを歌っている三宅さんの姿も見せて」と思いますよね。

 そんな思いに応えてくれているのが、「自衛隊音楽隊・アメリカ空軍音楽隊音楽チャンネル」さんが上げて下さった動画です。

 昨年(2017年)9月6日(水)、国際新赤坂ビル前庭で行われたランチタイムコンサートで、川上良司さんメインの「Go Go トリトン」の脇を固める三宅由佳莉さんにフォーカスしたものです。

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 川上さんメインの動画でも、脇から聞こえる三宅さんの元気なコーラスが効いているなと思っていましたが、この動画では、本当に体全体で元気一杯にこの曲を盛り上げる三宅由佳莉さんの姿を見ているだけで楽しくなります。

 元動画に寄せられているコメントに「三番で歌い始めそうになるところが可愛い♪」とあったので、よく見てみると、確かにマイクを口のところへ持っていって歌い始めそうになっていました(^ ^)  そういうところも、また魅力です。

 それにしても、どうしていつも、あんなに明るく元気でいられるんだろう。

 旧来のファンの皆さんの間では、三宅由佳莉さんの「痩せすぎ」問題が話題になっていた頃らしいですから、きっと何か、三宅さんにとってはとても辛いことがあったのではないかと思います。

 そうでなくても、常に強いストレスと緊張感に晒され続ける多忙な演奏活動のなかで自分を保ち続けるのは並大抵のことではないはずなのに、痩せ細るほどの辛さに苛まれながらも、私たちの前では、いつも変わることなく、元気溌剌、満面の笑顔を絶やさない姿には胸を打たれます。

 こうした三宅由佳莉さんの姿勢からは、海上自衛隊の広報活動という枠を超えて、自らに課している大きな使命というものが感じられるのです。

 一人でも多くの人に思いを伝えたい。一人でも多くの人に笑顔になってもらいたい。

 私たち一人一人の日々の暮らしを、しっかりと脇で固めてくれている。

 三宅由佳莉さんは、そんな存在なんだと思います。