あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

インスタグラムで魅せる三宅由佳莉さん

 しばらく記事書きが滞ってしまいました。今週初めに家族に事故があり、ちょっと慌ただしかったものですから。

 久しぶりに書こうと思ってパソコンに向かったところへ、斎藤さんからのメッセージが入りました。

 「三宅さんのインスタに新しい写真アップされました」

 え?

 早速拝見してみて、思わず息を呑みました。

 

www.instagram.com

 美しい写真です。

 風になびく髪の様子も相俟って、一瞬物憂げな雰囲気を感じるのですが、よく見ると遠くを見つめながら、ご自身の中で静かに膨らむ喜びが、思わずこぼれ出てしまったかのような、かすかな微笑みを湛えているようにも見えます。

 あるいは…今日は8月15日、1945年に我が国が敗戦を受け入れた日です。その日に合わせ、全ての戦没者への慰霊を込めたメッセージとも取れますし、私たち日本人が目指すべき明るい未来への祈りが込められているのかもしれません。きっと、それらを併せ、さらにはいま直面しているコロナ禍に負けることなくこれを克服するであろう我々の姿を見通しているかのような表情なのかもしれません。アルカイックスマイルと言ってもいいのではないでしょうか。

 つば広のソフトなストローハットも板についた感じで、ジブリアニメのキャラクターのようなファンタジー感も心地よく漂っています。

 本当に、投稿するたびに、鮮やかに新たな一面を披露してくださいますね。やはり表現者としてのポテンシャルが非常に高い方なんだと思います。

 三宅さんのインスタグラムは、あくまで個人としての表現の場ですから、このブログが取り上げてきた、海上自衛隊音楽隊の歌手としての三宅由佳莉さんとは、一線を画する世界を展開しています。

 ですから、ブログでフォローすべきなのかどうか、多少の逡巡はありましたが、私たち三宅ファンにとっては、そのような個人としての表現も併せて彼女を理解することで、より深くその歌唱を味わうことができるのではないかとも思い、フォローを継続することといたします。

 ところで、前回の3枚組の写真は、目線からみてスマホでの自撮りではないかと思いますが、今回の写真は、おそらくプロあるいはそれに近い腕を持った方による撮影だと思います。そしてそれはおそらく、インスタグラムに最初に投稿された、一連の写真を撮られた方なのではないでしょうか。

 その眼差しには三宅由佳莉さんへの深い敬愛の念を感じますね(╹◡╹)

 今後、このインスタグラムはどのように展開していくのでしょう。三宅さんの中には明確なプロットがあるのでしょうか。それとも、感性に任せて奔放に表現活動を続けておられるのでしょうか。

 そんなことは誰にもわかりません。ただ、このインスタグラムには、観る人を惹きつけてやまない大きな魅力が溢れていることだけは確かです。

 新たな投稿がいつになるのかも分かりませんが、なんだか常に「次はどんなメッセージが投稿されるのかな」と気になっている自分がいます。

横須賀音楽隊の「ふれあいコンサート2020」

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 横須賀音楽隊のレギュラーコンサートの予定について記事を書くのは本当に久しぶりです。地方では、演奏会が徐々に再開されつつありますが、首都圏ではまだ当分無理だろうと思っていましたので、この情報に接した時には「本当かな?」と半信半疑な心持ちでした。多くの方がすでにご存知なのだとは思いますが、何しろこうして記事にできることがとても嬉しいのです(╹◡╹)

 この情報は、私が法事のため実家に着くのと相前後してブログチームからもたらされたのですが、法要の取り仕切り役だった私には、記事を書くどころか、情報を確認する余裕すらありませんでした。そこへ畳み掛けるように、インパクトの強いニュースが続々ともたらされ、それらをなんとか不慣れなスマホ編集で書くのがやっとでした。

 でも、ずっとこのコンサートのことが気になっていたんです。だって、ねぇ、本当に久しぶりなんですから。情報をいただいてから10日も経ってしまいましたが、ようやく記事にすることができました。

 このコンサートは、10月3日(土)に、横須賀芸術劇場大劇場で16時から18時まで開催される予定で、開場は15時です。詳細は下のリンクから訪ねてみてください。

www.mod.go.jp

 応募要領だけ、こちらにも書いておきますね。応募締め切りは8月26日(水)必着ですので、希望される方は、下の要領で往復ハガキに記載し、早めに出しましょう。前日とかになると、郵便局のスタッフから「速達にした方が確実です!」と言われますよ(体験談^ ^)。

 もちろん、このようなご時勢ですから、状況次第では中止もあり得ますし、感染拡大防止の観点から、座席は半減、入場時の検温で37.5°以上の場合は入場できないなどの制約も止むを得ないことですね。 

 

 横須賀地方隊のホームページには、演奏予定曲の一部が掲載されていますので、ちょっとどんな感じなのか動画も交えてイメージしてみましょう。

 

第1部

久石譲作品集

 この方の作品を聴いたことがないという方は、恐らくおられないでしょう。「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」「千と千尋」「もののけ姫」など、宮崎駿監督が手がけた、錚々たるジブリのマスターピースは、いずれも、久石譲さんの楽曲がその世界観を描き切ることによって永遠の命を得、世界中の人々の心の渇望を満たし続けているのだと思います。このお二人の出会いというものが、人類の精神面での成長にどれほど貢献しているかは計り知れません。

 どの楽曲も私は好きなのですが、どれか一つを選べと言われれば「ラピュタ」のエンデイングテーマである「君を乗せて」を挙げるでしょう。この曲を聴くと、あらゆるものへの愛おしさが湧いてきますし、同時に静かな勇気が漲ってきます。

 今回のコンサートで演奏されるかどうかは分かりませんが、三宅由佳莉さんの歌が聴けたなら幸せです。

 まだ海士長だった三宅さんが歌われている動画がありますので埋めておきます。

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 久石譲さんは、ジブリの他、北野武監督の作品でも常に楽曲を提供してきました。個人的には「菊次郎の夏」のメインテーマである「Summer」が大好きです。テレビCMなどでも使われていましたね。ピアノによる美しい旋律を聴いていると、色鮮やかな煌めきが次々とイメージできます。角田鈴音さんが演奏してくれたら嬉しいな。

 久石譲さんご自身がコンサートで演奏される動画がありましたので、是非ご覧になってください。

www.youtube.com

 実際に、どの楽曲が選定されるのかはもちろん分かりませんが、久石作品なら、どの曲でも間違いなく感動を呼ぶでしょう。

 

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」

 これはもう、言わずと知れたベートーヴェンの作品ですね。今年2月に新潟県長岡市で行われた演奏会において角田鈴音さんが独奏を披露されました。

 中止とはなりましたが、同じ2月に予定されていた定期演奏会でも、角田さんの「月光」が聴けるはずでした。今回チケットが入手できれば、ようやく拝聴することができるのですが、さぁ、どうでしょう。倍率相当高そうですよね。

www.youtube.com

 

第2部

鬼滅の刃 主題歌「紅蓮華」

 「鬼滅の刃(きめつのやいば)」は、吾峠呼世睛(ごとうげ・こよはる)さん原作の漫画であり、アニメ化、ゲーム化もされ、世界中で反響を呼んでいる作品です。

 つい数ヶ月前でしょうか、韓国でほぼほぼ丸コピーのゲームが発売されたところ、韓国国内はおろか、世界中の「鬼滅」ファンから袋叩きにあって撤退したという話を何かで読みました。コピーソフトにあれほど寛容な韓国内でも大バッシングを受けるほど、この作品の世界観が愛されているのだと思います。

 そしてその主題歌「紅蓮華(ぐれんげ)」を歌うのは、作詞もされたLISAさんです。昨年の紅白に出演された際の、リハーサル動画?がありましたので、埋めます。

www.youtube.com

 さて、そこで問題です。この曲を吹奏楽だけで演奏するでしょうか? やっぱり歌ですよね。となると、どうなんでしょう、三宅さんが歌われるのでしょうか?

 今までも、多彩なアニメソングを歌ってはこれらましたが、ここまでロックテイストの曲は聴いたことがないと思います。もし、三宅さんが歌われるとしたら、どんな味付けになるのでしょうか、気になって仕方がありません(^ ^)

 あるいは、渡辺彩乃さんが歌われるのかも知れません。それもまた、どんな感じになるのか大変気になります。

 何れにしても、今回のコンサートの、最大の注目点になりそうですね(╹◡╹)

 是非、足を運びたいのですが、相当の激戦が予想されます。でも皆さん、応募しなければ当たりません。頑張りましょう。と言っても一人1通だけですから、頑張りようもないのですが(≧∀≦)

実名敬避俗

 何だよそれ!なタイトルで申し訳ありません。

 でも、きっと皆様の関心が高いと思われるテーマに繋がりますので、読んでみてくださいね。

 タイトルの「実名敬避俗(じつめいけいひぞく)」、ご存知の方もおられると思いますが、馴染みのない方の方が多いのではないでしょうか。

 この用語は、私がまだ現役自衛官の頃、興味に任せて、神武以来の天皇の系譜について調べていたときに出会ったものです。実に「何のこと?」な字面なものですから、却って印象深く記憶に残っています。

 簡単に言えば、日本では古来から、親や目上の人以外が、ある人の実名を口にすることは失礼なことだとする習わしがあるのですが、さらに調べてみると、世界中に似たような例がたくさんあることがわかり、そのような実名に対する人々の接し方を、この研究をまとめられた日本の法学者、穂積陳重(ほづみ・のぶしげ)さんが「実名敬避俗」と定義したものです。実際にはもっともっと複雑で精緻な研究なのですが、我々素人はこの程度の理解で良いと思います。

 根拠はありませんが、これをちょっと敷衍すると、陛下、殿下、閣下という尊称も、本来は実名を口にすることを避ける配慮であったのかもしれません。英語でも、Your Majesty、Your Highness、Your Excellencyという尊称について同じことが言えるのではないかと思います。

 また、「みだりに神の名を口にしてはならぬ」ことから「主」と呼んだりしていますよね。尤も現在では「Oh! my God!」と呼び散らかされているのが現状ですけど。

 このように、世の東西を問わず、畏れの対象の実名を口にすることはタブーとされる傾向がありましたし、現在でもあります。

 逆に、「畏れ」ではなく「恐れ」の対象の実名を口にすることも同じように憚られる傾向が見られます。ハリーポッターに登場する敵役・ヴォルテモートがそうでした。「決して名前を読んではいけないあの方」などと呼ばれていましたね。

 他の映画などを見ても、「奴らが来る」などという表現で、まだ視聴者がその正体を知らない集団の恐ろしさが強調されたりもします。

 このように、実名の使用を敢えて避けることで、その人の存在感やステータスの高さ、恐ろしさを表現することは結構多いような気がします。私はそれらも「実名敬避俗」の派生概念ではないかと思っています。

 私がこんなことを書いているのには勿論理由があります。二つ前の記事「もう、東京音楽隊!!」に寄せられた「やましな」さんのコメントです。

www.capitandiaryblog.com

 「やっぱあの方、気になりますよね。」で始まるコメントです。

 実は、私が読者登録をさせていただいている「toikimi」さんのブログにコメントする際、最近私も「あの方」を使いますし、「toikimi」さんも同じです。「あの方」と言えば誰のことを指しているのか分かりすぎるくらい分かるので、敢えて実名の使用を避け、そうすることでより強い存在感を共有するという仕組みになっています。

 ですから、「やましな」さんのコメントを拝見して「おっ」と思ったのです。

 「あの方」がどなたを指しているのかはもちろんお分かりですよね。

 今や、「畏れ」の対象とするに相応しいステータスをお持ちだということが言えるのではないでしょうか。

 そして、「やましな」さんが気にされているのは、「あの方」の昇任のことです。

 今回の定期昇任(7月1日)では、多くの方が「どうして?」と思っておられるのではないかと思います。なぜ、皆さんがそう思われるのか、皆さんに代わって紐解いてみましょう。

 今回、たまたま、以前から当ブログで特に注目してきた皆さんが同時に昇任されたということが第一の原因だと思います。

 今までだって、毎年7月1日(前期)と1月1日(後期)に何人もの音楽隊員の皆さんが昇任されてきましたが、このブログでフォローしている方でなければ、なかなか把握もできませんでした。そういう意味では、今回だって同じです。偶然お馴染みの皆さんが同時に昇任されたに過ぎません。赤嵜さんも岩田さんも「あの方」の先輩ですし、もっと早く昇任しても全く不思議ではなかったのですが、様々な経緯を経て、今回昇任枠に収まったということでしょう。

 昇任選考で考慮される事項は多岐にわたります。音楽隊の場合、また特に「あの方」の場合、ステージでのパフォーマンスや知名度、海自広報・防衛省広報へのこれまでの貢献度が大きいですし、何しろ露出度が桁違いなものですから、外から見るとどうしてもそこに目が行ってしまいます。

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 でも、それだけで評価されるわけではもちろんありません。考慮される多くの事項のごく一部に過ぎないからです。「あの方」だけは特別に扱って欲しいという意見も時々目にしますが、そんなことができるわけがありません。もし、そんなことをすれば、部隊にとっても「あの方」にとってもこの上ない不幸の始まりとなります。恣意的な扱いを排除するため、人事制度は実に厳格に運用されています。利害得失や個人的な感情で恣意的な人事運用を行うような軍事組織は、はっきり言って物の役に立ちません。

 ここで一つ言っておきたいのは、階級は究極的には役割分担を決めることであり、人としての等級を付けているわけではないということです。もちろん、階級が決まれば自ずと組織における上下関係は定まりますが、それは組織として任務を達成するために担う責任の分担とその確実な遂行を行うために必要だからです。

 音楽隊の隊員は、はっきり言って皆さん非常に優秀です。それはそうでしょう。音大や芸大に入るだけでも尋常なことではないのに、そこを卒業して自衛隊の音楽隊に入るのも非常に狭き門なのですから。個人の能力だけに着目すれば、全員幹部自衛官として十分過ぎる活躍ができるはずです。でも、それでは音楽隊という「部隊」が編成できませんので、奏者の皆さんは海曹士の階級でその演奏能力をフルに発揮し、任務の達成に寄与されているわけです。

 同時に、部隊を編成維持するためには幹部自衛官も必要ですから、一部の隊員は幹部への道を選ぶのですが、それが本人の希望に沿っている場合ばかりではないと思います。自分は奏者としてのキャリアパスを希望するので海曹のままでいたいと思いつつ、部隊の任務達成のため「必要だ」と説得されて、奏者の道を断念された方は少なくないのではないかと想像します。樋口隊長にもそんな一面があったのではないかと思うのは、東京音楽隊長にまで登りつめられた今でも、指揮台を「放り出して(^ ^)」すぐにパーカッションパートに行かれるからです。そして、それが演奏家としての自然な心情ではないのでしょうか。勿論、幹部自衛官になることで見えている世界がガラリと変わりますから、音楽家として、また自衛官として、それまでとは違った視点を得ることになるでしょうし、切り拓くべき新たな地平が見えてきて、音楽、そして国防への理解がより深まっていくのだと思います。

 こうして見てくると、優秀な人材の宝庫である音楽隊において、個々の隊員の昇任がいつになるのかに、それほど大きな意味がないということがお判りいただけるのではないでしょうか。

 とは言え、皆さんが「どうして?」と思っておられるもう一つの理由がありますよね。それは「あの方」の後輩である荒木さんが、今回昇任されているからでしょう。

 一言で言えば、荒木さんは優秀な音楽隊員の中でもどうしようもないくらい優秀な隊員なんだと思います。特別扱いではなく、特別なんです。

 「パンフレット隊員」という言葉があります。

 自衛官の募集案内のパンフレットには、自衛官候補生や海曹候補生、航空学生、幹部候補生など、入隊区分ごとのキャリアパスが載っていますが、それは最も早く昇任した場合の例示であって、全員がそのような道を歩むわけではありません。それはそうですよね、そんなことしたら、健全な階級構成が崩壊してしまいます。

 で、そのパンフレットに書いてある通りのキャリアパスを辿る隊員、つまり最優秀な一握りの隊員のことを「パンフレット隊員」と呼ぶわけです。

 音楽隊におけるパンフレットキャリアパスがどうなっているのかは分かりませんが、荒木さんは「パンフレット隊員」か、それに近いところにおられるのではないでしょうか。でも、演奏家として見た場合、それがプラスになるとは限りません。勿論一般部隊でも同じことが言えます。

 例えば、航空学生です。パイロットになって空を飛びたいと思ったから入隊して厳しい飛行訓練にも耐えてきたのに、優秀だったが故に昇任も早く、現場から外れて飛行隊以外での業務が増えて行きますし、やがて飛行配置は断念せざるを得なくなります。

 勿論、そのような隊員は早いうちから自分のキャリアパスがどうなるのかを理解していますから、頭を切り替えて研鑽を積んで行くのです。

 音楽隊は飛行隊とは違いますから、良い例えではなかったかも知れませんが、似たようなことはあるのではないかと思います。

 荒木さんは、自らがそのようなキャリアパスを辿るであろうことは分かってらっしゃるでしょうし、奏者としての能力を高めつつ、海曹士を束ねる立場になるであろうことを肝に銘じて研鑽を積んで行かれるでしょう。決して楽な道ではありませんが、それがご自分に与えられた使命であることを自覚しておられるに違いないと思います。

 そして「あの方」は、階級云々よりも、常に現場で歌を歌われることで、国民と海上自衛隊の架け橋の中核を担い続けることこそがご自身の使命であると自覚されているのだと思います。「あの方」と呼びたくなるほどの圧倒的な存在感や、これまで築き上げて来られた数々の実績は、まさに現場での活動があればこそですし、何にも勝る勲章なのではないでしょうか。

スカイマークと新たな出会い

 私は、スカイマークエアラインをよく利用します。と言うか、父の容体が悪くなって以来、スカイマークオンリーです。急に帰省しなければならなくなって、ネットでチケットを検索したのがスカイマークとの出会いでした。

 今回の里帰りでも、行きも帰りもスカイマークです。

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  価格帯が比較的低く抑えられていますし、タイミングが良ければ、びっくりするほどの格安チケットにお目にかかることもあります。低価格に対して高いサービスを要求するほどには私も図々しくはありませんので、初めて利用した際には、安全に飛んでくれさえすればそれでいいかな?と思っていました。

 ところがそれが嬉しい誤算だったのです。

 エアラインのサービスに求めるものは、人によって様々でしょうし、エアラインの側が提供するサービスにも、各社ごとの特色と言いますかテイストの違いがありますよね。

 初めて利用した時に感じたのは、何とも言えない居心地の良さでした。もちろん好みの問題ですけど、私にとっては、まるでオーダーメイドのソファで寛いでいるかのようなフィット感でした。

 ただ、一回乗っただけで判断することはできません。二度三度と繰り返し利用してみて、間違いなくマイエアラインだと思いました。

 何故そう感じるのか、まだはっきりとはわからないのですが、おそらく、フライトアテンダントの皆さんの活き活きとした立ち居振る舞いを拝見していると、なんだか元気をもらえるような気がするのかもしれません。

 もちろん、国内のエアラインであれば、各社とも質の高いサービスを提供されているはずですし、「パッセンジャーファースト」という姿勢に変わりはないでしょうから、大きな違いはないのだと思います。あとはフィーリングの問題ですから、私はスカイマークと反りが合うということなのでしょう。

 今回、7月31日に帰省する際利用した便で、とても素敵なFAさんをお見かけしました。サムネイルにも写真を使用させていただいた、金沢さんです。写真とお名前の掲載についてはご本人の了解をいただいています。

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 出発前の安全確認をされている時、離れた場所にいらっしゃる他の FAさんとコミュニケーションを取る様子があまりにも鮮やかで、思わず目が釘付けとなりました。

 一体何をやりとりしているのかは勿論わからないのですが、指先でのキビキビとしたサインと、目配せだけで完全な意思疎通を図りながらテキパキと業務を進めておられました。

 FAの皆さんの仕事ぶりを拝見していていつも思うのは、動きがとても落ち着いていて優雅だなぁということなのですが、「かっこいいな!」と思ったのは今回が初めてです。特に、その目の表情の多彩さには驚きましたし、感動すら覚えました。

 上空での接客の様子を拝見しても、本当に表情豊かな笑顔が、一人一人の乗客の状態に合わせるかのように繰り出されていました。写真をご覧になればお分かりだと思いますが、感染拡大防止のため大きめのマスクをされていますから、目しか見えないにも関わらず、どんな笑顔をされているのかが、伝わってくるのです。

 なんか、凄い人だな、そう思い、このことを記事に書きたくなってしまいました。

 そこで、到着後に降機する際、金沢さんに「写真を撮らせて頂いてもよろしいですか?」とお聞きしましたら、「いいですよ」と仰るのでスマホを向けると「え?私ですか?」と、どこかで聞いたことのある言葉が帰ってきました(^ ^)

 「はい、あなたです」

 と言いながら撮らせて頂いたのですが、撮影者の腕がイマイチなものですから、素敵な表情の半分くらいしかお伝えできないのが残念です。モンスターさんがいてくれたらなぁ(≧∀≦)

 こんな風に、FAの方に撮影をお願いしたのも、そもそも話しかけたのも今回が初めてのことでした。

 撮影させて頂いた後に、SNSやブログへの写真とお名前の掲載のお許しを頂いたのですが、その際「マスクをされていて、目しか見えないのに、とても表情が豊かなので凄いなと思いました」と、撮影をお願いした理由をお伝えしましたら「本当ですか、嬉しいです!」と、とても素直に仰ってくださいました。その瞬間、私が何故スカイマークに愛着を覚えるのかが、わかったような気がしたのです。

 これからも私は、スカイマークを利用し続けると思いますが、利用の頻度が高いわけではありませんから、金沢さんにまたお目にかかることはないでしょう。でも、このブログをお読みになっている方の中にもスカイマーク派がおられるかも知れません。そんな方が金沢さんの表情豊かで素敵な目に出会えたらいいなと思います。

 因みに、本日帰京時に利用した際の機内アナウンスによれば、スカイマークは3年連続「定時運行維持率」ナンバーワンなのだそうです。迂闊にも、それが日本一なのか世界一なのかを確認するのを失念してしまったのですが、日本一なら多分世界一でしょう(╹◡╹)

 

もう、東京音楽隊‼️

 昨日、東京音楽隊の最新動画について記事を書いたばかりですが、本日、またしても新たなリモートビデオが公開されました。

 「海上自衛隊東京音楽隊 チキンカレーの作り方」というお料理番組風ビデオなのですが、中川麻梨子さんをボーカルに、東京音楽隊による「カレーライスのうた」にのせて、給養員の皆さんが腕を振るいます。

www.youtube.com

 もう、東京音楽隊‼️ 何てことしてくれちゃうの(^^) 的な楽しい動画になっています。

 東音カレーレシピは、以前ホームページのコラムでも紹介されていました。そう、私が読み始めて5秒くらいで白旗を上げたあのレシピです。でもこうして動画にしてくださると「なんか、俺にも出来るかも」と勘違いするくらいまでは進歩します(^^)

 そして、いつも東京音楽隊の活力の元、美味しい食事で隊員の皆さんを支える給養員の皆さんが動画デビューされたことがとても嬉しく感じられました。

 調理員長の鈴木雄一さん(1曹)、調理員の山口佳代さん(2曹)と伊藤立樹さん(3曹)。

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 その存在は、これまでもいろいろなところで語られてはいたものの、普段、お名前もお姿も目にする機会がない皆さんの活き活きとした動きは、ステージ上で拝見する音楽科の皆さんに通じるものがあり、東京音楽隊としての一体感を感じさせてくれます。

 昨日の動画から、出演者のパート、階級、氏名が解説欄に明記されています。これまでは記載があったりなかったりでしたが、なんとなく、これからは同じように明記してくださるのかも知れません。大変嬉しい配慮だと思います。やはり、顔とお名前が分かると個々の隊員の皆さんを、より身近に感じることができますよね。こんなふうに表記されています。

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 わかりやすいですよね?

 え?気付きましたか?

 そうなんです(^^) 我らがベーシスト、岩田有可里さんが2等海曹に昇任されました。

 岩田さん、おめでとうございます㊗️

 動画ではマスクをされているので表情はわかり辛いのですが、演奏のラストでは、小さなコマの中で両手を元気よく振ってくれました。今は、そんな些細なことも「ニュース」になっちゃいます(╹◡╹)

 さて、今回の定期では、当ブログで取り上げさせていただく機会の特に多い皆さんが軒並みご昇任ということで大変おめでたいのですが、誰か忘れているような(-.-;)y-~~~

 気になっている方もいらっしゃるようですので、横浜に帰ったら考えてみます。

東京音楽隊の最新動画とサプライズ

  本日、東京音楽隊の新たなリモートビデオが公開されました。タイトルは、皆さんお馴染みの「アンパンマンのマーチ」、とても楽しい一本です(╹◡╹)

 今回の作品のポイントは、美声でお馴染み館山康弘さんをメインボーカルに据え、4人の女性奏者の皆さんによるコーラスがそこに華を添えていることでしょう。

 出だし、出演者の皆さんが1人づつアンパンマンになり切って(^^)登場します。そして演奏が始まると、女性4人が演奏する映像にコーラスがオーバーラップするという新感覚、いい感じです(╹◡╹)

www.youtube.com

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 さて、この動画の解説欄には今回の出演者が紹介されているのですが、皆さん当ブログで何度も言及したことのある方々ばかりです。

 館山康弘さん(2等海尉 ボーカル)

 大川 好さん(2等海曹 フルート)

 清水恭子さん(3等海曹 クラリネット

 横山響子さん(3等海曹 ファゴット

 荒木美佳さん(2等海曹 ハープ)

 おや?と思われた方、鋭いですね。

 そうです、この7月1日で昇任された方がいらっしゃいます。ボーカルの館山康弘さんです。幹部の階級章に細い線が一本加わりました。

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左が2等海尉、右が3等海尉です

 そしてもう一人いらっしゃいます、ハープの荒木美佳さんです。ハマグリの下に線が一本加わりました。

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左が2等海曹、右が3等海曹です

 館山さん、荒木さん、おめでとうございます㊗️

 実は、荒木さんが昇任されたとの情報は、一昨日、「やましな」さんがコメントで知らせてくれていました。東京音楽隊のホームページに新たに投稿されたコラム「国防ママに聞いてみた」でレポーター役を務めた荒木さんのプロフィールで、ご自身も結婚されていることが公式に紹介されているのですが、そこに書かれている階級が「2曹」なのです。

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 記事そのものは下のリンクからどうぞ。大変興味深い記事です。

www.mod.go.jp

 なるほど、ご昇任されたんだ、と思い記事を書き始めたところで「いかづち」さんから、東音の新動画がアップされたとの報告があり、それを拝見したところ、荒木さんの階級章は3曹のままです。

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 あれ?ひょっとしてコラムは誤植?と思って動画の解説欄を見ると、2等海曹となっていましたので、ようやく確信することができたと言うわけです。

 動画の収録は、おそらく6月中に行われたのではないでしょうか。

 昇任時には、館山さんも荒木さんも、樋口隊長の前で「服務の宣誓」をされたはずです。上位階級を担うことへの自覚を自らに課すとともに、改めて自衛官としての心構えを胸に刻む瞬間となります。

 お二人の今後益々のご活躍を祈念致します。

涼やかな玲瓏

 父の法事は無事終わったものの、やらねばならないことがたくさんあるものですから、今週いっぱい、実家で作業に当たります。そんな中、スマホで記事を書くのが嫌いな私のところに、書きたくなるニュースが次々と寄せられ、もどかしい毎日です。

 先日、なんとか三宅さんのインスタグラムについての記事を書くことができましたが、まだまだあるんです。多くの方は既にご存知かも知れませんが、山陽新聞digitalに掲載された記事です。

news.yahoo.co.jp

 掻い摘んで言いますと、日本三名園の一つに数えられる岡山後楽園の閉館時間を告げるアナウンスが三宅さんの声で流されていると言うことです。

 写真は、そのアナウンスの収録時に撮影されたものでしょう。アナウンスは8月1日から始まったようで、「有名人の起用」は昨年に続き2度目とのこと。自分のことでもないのに「有名人」とか書いてあるとちょっと嬉しくなりますね。

 ところで、そのアナウンスですけど、お聴きになった方はいらっしゃいますか?

 どんな感じなんでしょう。

 私は、山陽新聞のこの記事を読んだ途端、昨年12月の館山でのクリスマスコンサートで聴かせていただいた、あの忘れ難いナレーションのことを思い出しました。

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 そして、あんな風に閉園のアナウンスされたら、誰も帰りたくなくなるんじゃなかろうか、アナウンスにアンコールが掛かるとか、前代未聞のことが起きやしないか、と心配になりました(^^)

 でも、三宅さんのあの透き通った声でのアナウンスは、きっと涼やかで、8月の暑気を忘れさせてくれる玲瓏なのに違いありません。

 どなたか、YouTubeTwitterにアップされてないでしょうか。是非聴いてみたいですね(╹◡╹)