あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

音楽まつり…驚きの展開(╹◡╹)

 今年の音楽まつりは、応募も虚しく落選し、敗者復活も成らなかったようで、何も送られて来ませんでした。まぁ、昨年当選したのがまぐれみたいなものですから、こんなものでしょう(╹◡╹)

 週末はゆっくり家で過ごしながら、最終公演をniconico動画で鑑賞することにします、と先日の記事にも書きました。

 ところが、リハーサルを明日に控えた今朝、出勤すると意外なことが起きました。

 なんと、私が所属する事務所の所長から「自衛隊音楽まつりというのがこの週末にあるらしいんだけど、行きたい人いるかな。リハーサルのチケットが回って来たんだけど、明日なんだよね、急な話だから難しいとは思うけど」との紹介がありました。

 みなさん、キョトンとした感じで「自衛隊音楽まつり」って何?的な雰囲気です、しかも「あした?」、虚を突かれた私も一瞬「え?今なんてった?」と思考が止まりかけたのですが、次の瞬間、自分でもびっくりするくらい元気な声で「行きます!」と手を挙げていました。

 いや、ビックリです。

 確かに、我が社は毎年、定年退官する自衛官を一定数採用しており、私の事務所は海自の割合がとても高い関係で、海幕の援護業務課が年末に海自のカレンダーを配りにやって来ます。以前、記事でも取り上げたこともあります。

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 でも、音楽まつりのチケットが配られているのは聞いたことがありません。

 おそらく、カレンダーほどたくさんは配布できないので、滅多なことでは末端の事務所まで回って来ないのだと思います。今年はたまたま、捌けずに届いたということでしょう。だから、こんな直前のタイミングだったのですね。

 急な話なので、一日休むわけにはいかず、とりあえず、明日の仕事を早仕舞いする調整をしましたが、ちゃんと間に合うように行けるでしょうか(≧∀≦)

 どちらにしても、昨年のように良い席で撮影などは望めません。

 それでも、会場に入れるだけでもありがたいことですし、皆さんに、リハーサルの様子などを報告できればと思います。

 ところで、陸自中央音楽隊の公式ツイッターに、フィナーレの練習と思しき写真が公開されています。

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 3人の歌姫と、3人の男性ボーカリストによる歌唱のシーンです。海自からの男性ボーカリストは、なんと藤沼直樹さんです。先日の東郷の杜音楽祭でも大変露出が多かったのですが、音楽まつりに向けた布石だったのかも知れませんね。

 MIZUHOさんはじめ、このブログを読んでくださっている全国の藤沼ファンの皆さん、楽しみですね(╹◡╹)

 なんだか、バタバタとしていますが、驚きの展開があったので報告まで(╹◡╹)

自衛隊音楽まつり2019に向けた準備が進行中

 今年の自衛隊音楽まつりが、いよいよ今週末に迫って参りました。

 例年日本武道館で開催されている「音楽まつり」ですが、今年は武道館の改修工事のため使用できず、代々木の第一体育館での実施となります。レアなケースですので、どんな感じになるのか注目されますね。

 ちょっと前になりますが、東京音楽隊によるプロモーションビデオを紹介した記事を書きましたが、ユーモアに溢れたなかなかチャレンジフルな内容で感心しました。

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 さて、仄聞するところでは、応募倍率は例年7倍以上とのことですが、今年は収容人員の関係で、さらに倍率が高かったのではないかと思われます。チケットを入手された方々、本当におめでとうございます。このブログをお読みくださっている「やましな」さんは、何と3年連続の当選という強運の持ち主ですが、私は昨年は運よく当選したものの、今年は順当に落選組に甘んじています(≧∀≦) 

 まぁ、仕方のないことでしょう、最終公演をniconico動画で楽しみつつ、ブログチームの皆さんからの報告に期待することにします(╹◡╹)

 あ、でも、まずはご自分が楽しむことが第一ですからね、終演後に心に残ったシーンなどの感想を寄せていただけると嬉しいです。

 さて、これまでも何度か触れてきましたが、今回も西見茂雄さんが演出・構成を担当され、練習の様子などを、ご自身のTwitterで逐次紹介されています。

 そして、ここに来てようやく、音楽まつりの華とも言える、陸海空歌姫の練習風景が公開されました。下の写真です。

 左から、東京音楽隊の中川麻梨子さん、中央音楽隊の松永美智子さん、そして航空中央音楽隊の森田早貴さんです。エンディングの場面でしょうか。

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 昨年は、三宅由佳莉さんと鶫真衣さんも含め、5人の歌姫が初めて勢揃いするという豪華なエンディングを見ることができましたが、今年はシンプルに3自衛隊のセントラルバンドの歌姫が揃い踏みという形です。

 この写真では、航空中央音楽隊が真ん中に位置し、向かって左側に陸、右側に海の音楽隊がそれぞれ占位しています。ところが、歌姫の並ぶ順番は違っています。中川さんが向かって右側の海自音楽隊の前からこちらに移動して来たようにも見えますね。このシーンのヒントになりそうです。また、指揮をしているのは、迷彩服の柄からみて空自の方(おそらく隊長)であることがわかります。だから空の音楽隊が真ん中にいるのでしょう。そして向こう正面に「北 N」の表示がありますので、南側が正面席になっているものと思われます。

 そしてもう一枚、やはり陸海空の音楽隊による合同演奏のシーンですが、真ん中にできた通路のような空間の脇を固めているのは海自東京音楽隊です。つまり、全体の中央を占めているわけです。そして向こう正面(シートの色から判断して「北」ではなく「南」だと思われます)でこちらを向いているのは我らが樋口好雄隊長ですね。つまり、このシーンは樋口隊長が指揮をして、海自音楽隊が中央に位置する布陣となっています。真ん中の通路は、国旗が入場するための花道ではないでしょうか。つまりこれはオープニングの演奏隊形ではないかと思われます。

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 ただ、通路のような空間は、実は十字形をなしていますので、4つに別れた梯団がどのような動きをするのかも気になるところです。

 いずれにしましても、2枚の写真を拝見した感じでは、オープニングは海自東京音楽隊、エンディングは航空中央音楽隊がメインでの演奏となるのではないかと思われます。保証の限りではありませんが(≧∀≦)

パラダイムシフト

 韓国による日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は、結局、期限最終日の昨日、韓国政府による協定終了通告の「停止」が行われ、同協定が存続することになりました。

 このブログでは、政治案件を積極的に取り上げてはいません。私は専門的な知識や経験を持ちませんし、解説するブログやYouTubeのチャンネルがいくらでもあるからです。でも、今回はあえて私見を述べさせていただきたいと思います。

GSOMIA「協定終了を停止」韓国政府が日本政府に伝える

 そもそも、戦略物資の対韓輸出管理厳格化(ホワイト国リストからの韓国の除外)という、「日本政府内部の手続き変更」を撤回させるための「カード」として切られたGSOMIA破棄ですが、当初から「失望した」とする米国の、破棄撤回を求める圧力に晒され続けるなか、我が国政府の微動だにしない対応に苦慮してきた韓国政府内部からは、終盤に至って「東京五輪旭日旗の使用を禁止すれば破棄撤回してもいい」などという、およそ何の関係もない条件が打診されるなど、「なんでもいいから、破棄撤回の大義名分をくれ!」と言わんばかりの悲鳴が聞こえていましたので、この結果については予想されていた向きも多いのではないかと思います。

 それにしても、我が国のマスコミ報道からは、またしても国民をミスリードする意図が強く伺えました。

 ホワイト国からの除外について、韓国では「輸出規制強化」との誤った反発が起きましたが、我が国マスコミも「規制強化」との文言を使用してきました。経済産業大臣から、「規制強化ではない、管理の厳格化である」と、正確な報道をするよう明確な注意喚起が何度もなされたにも関わらずです。 

 国際社会にとって極めて深刻な状況を惹起しかねない恐れがあるからこそ、本来、厳格な輸出管理が求められている戦略物資ですが、長年の実績から真に信頼できる相手国に対しては、輸出手続きを大幅に簡略化し、事実上ノーチェックで、求められる量を輸出できる仕組みが「ホワイト国」指定です。アジア諸国の中で、日本がホワイト国に指定していたのは韓国のみでしたし、世界中の戦略物資輸出国で他に韓国をホワイト国に指定している国はありません。極めて特異なホワイト国指定であったことがわかると思います。しかも、経済産業省による何年にもわたる内偵の結果、エンドユーザーが特定できない戦略物資が存在し、その量が文政権誕生以来急激に増大しているという深刻な問題がありました。ホワイト国指定の条件でもある年次の両国間協議に何年もの間韓国側が応じず、エンドユーザー不明の戦略物資はどこに行ったのか資料を提出するよう求めても、これに応えないという信義にもとる態度を崩さないからこそ、信頼に基づく「ホワイト国」リストから外し、「以後、本来の輸出手続きを行います」と通告したのが「輸出管理の厳格化」であり、いわゆる「徴用工(実際には戦時雇用労働者)」判決への制裁でも何でもありません。国際社会の安全保障に対する当然の責任を果たしただけのことです。

 ですから、韓国は他の多くの国と全く同じ条件で戦略物資を輸入できるわけですし、「ホワイト国」への再指定を望むならば、我が国が求めている資料の提出(もちろん妥当な使用が証明できることは必須ですが)と、年次協議に応じるという当然の義務を果たせば済むことです。であるにも関わらず、それをせずにGSOMIAを一方的に破棄し、「撤回して欲しいならホワイト国に再指定せよ」などという主張が成り立ちますか?

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  こんなにもわかりやすいことを、俊秀揃いのマスコミ各社が理解できないはずがありません。それなのに、GSOMIA問題と輸出管理の厳格化を同列に扱い、日韓両国間の落とし所はどこかなどという間の抜けた報道を繰り返してきました(本当に間抜け)。

 結局、問題を正確に捉え国民の知る権利に寄与しようとするのではなく、針小棒大に報道することで、国民を煽り、売り上げ部数を伸ばしたいということなのか、韓国の主張を正当化して国民に植え付けようという亡国的意図でしょう。ジャーナリズムではなく、プロパガンダアジテーション。そんな見え透いたことを続けているから、心ある多くの国民が離れて行くのです。

 それはともかく、一連の状況を見ていると、米国が大きなパラダイムシフトに向けた舵を切りつつあるように思えてきます。

 2年ほど前、「北朝鮮ミサイル実験の本当の脅威とは」という記事で、ソ連崩壊で後ろ盾を失った北朝鮮について、

 興味深いのは、北朝鮮が選択した後ろ盾が、中国ではなく、米国だということです。「瀬戸際外交」と呼ばれる対米戦略により、少しづつ実利を上げてきた北朝鮮ですが、最終目的は米国に現体制の存続を認めてもらうことに他ならず、金日成時代から一貫して、「米国命」とばかりに一途にラブコールを送っているようにも見えます。

 その意味では、同盟国のはずなのに、対米戦略がブレにブレまくっている韓国より、米国にとってははるかに信頼出来る相手、少なくとも外交上の計算が可能な相手だと言えるかもしれません。

と書きました。

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 それが、具体的に裏付けられようとしているように感じるのです。

 まず、米朝首脳会談について振り返ってみますと、シンガポールに続くハノイでの第2回首脳会談は、核合意に向けた大きな期待にも関わらずトランプ大統領の強硬な原則的姿勢で決裂し、北穂朝鮮からは、米側の妥協を引き出すとの約束をしていた文大統領への不信感が吹き出したと言われています。

 それは本当なのでしょうか。

 日本で開催されたG20サミット後、トランプ大統領板門店での第3回米朝首脳会談を「電撃的」に行いました。トランプ氏のTwitterでのつぶやきに金正恩氏が直ちに応じて実現したとされています。

 それは本当なのでしょうか。

30日、板門店の南北軍事境界線の韓国側で、握手するトランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(EPA時事)

 何事につけ、型破りなトランプ氏ですが、飲み会じゃあるまいし、首脳会談がTwitterで実現するなど、あり得ないことでしょう。仮に本当だとすると、両氏は、尋常ではないほど反りが合っているとも言えると思います。

 いずれにしても、私が申し上げたいのは、米朝間には、非常にしっかりとした信頼関係と連絡体制がすでに築かれているのではないかということです。

 北朝鮮の立場で考えて見ましょう。

 何より重要なのは、米国による現体制維持の承認と経済支援です。北朝鮮はロシアも中国も信頼していないようです。孤立無援で体制を維持しようと必死の努力を続けています。ですから、米国による体制保証がない限り、対米交渉のカードとしての核開発は絶対に手放せないでしょうが、仮に米国が現体制の維持を保証してくれるなら、核の放棄という条件を飲むに吝かではないと思われます。要は、何より米国の「確約」が欲しいというわけです。

 他方米国の立場はどうでしょう。

 米国は長らく、中国、ロシア、北朝鮮という、米国にとって「厄介な」勢力と、38度線を挟んで対峙する戦略構図を描いてきました。米中経済戦争を見るまでもなく、現在の米国にとって最も厄介なのが習近平体制下での中国でしょう。おそらく米国は、本気で習体制を葬り去ろうとしています。

 韓国は、米極東戦略の最前線として、最もしっかりしてくれなくては困る存在であるにも関わらず、政権が変わるたびに大きく触れ回り、最大のリスク要因となってきましたが、米国が対中姿勢を硬化させる現今の情勢下にあって、中国と抜き差しならない関係にある文政権には米国もいよいよ匙を投げざるを得なくなっていると思われます。

 米国にとっては、同盟国のキャップを被りながら何をしでかすか分からない韓国よりも、赤い帽子を被ってはいても、一途に米国を頼ってくる北朝鮮の方がはるかに信頼に足る存在ではないでしょうか。

 そのように考えると、米国にとって好ましい極東の戦略構図が見えてきます。

 つまり、北朝鮮により統一された半島国家と米国が同盟関係を結ぶということです。30日、板門店で会談するトランプ米大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(AFP時事)

 従来の常識からは考えられないことですが、このところ起きている様々な事象を矛盾なく説明できるシナリオの一つにはなろうかと思います。

 GSOMIA破棄の撤回を求める米国は、「在韓米軍を危険に晒す恐れがある」との理由で、韓国に並々ならぬ圧力をかけ続けましたが、一方の当事国である日本に対しては何らの働きかけもしませんでした。確かに、日米韓の協力関係が死活的に重要であるならば、日韓GSOMIAは米国にとって極めて重要です。その割には、何が何でも継続させる、という意思が感じられないばかりか、GSOMIA破棄後の、過酷な韓国冷遇措置への正当性を予めショウアップしているといった印象さえありました。

 米国は、韓国を見捨てたのではないか。そう思ったのは、GSOMIA破棄撤回圧力と並行して、米国が韓国に突きつけた要求の数々を見た時です。

①米軍駐留費年50億ドルの支払い

②中国の覇権拡大に対抗するため米国が主導するインド太平洋戦略への参加

③第5世代通信ネットワークへのファーウェイ製品使用禁止の宣言

④ホルムズ海峡の安全確保のため米国が呼びかけている有志連合への兵力の派出

⑤新型精密誘導中距離ミサイルの韓国への配備の受け入れ

 つまりこれは、米国の同盟国として留まる意思があるのかどうか、はっきり示せという踏み絵です。とても飲めそうもない条件ばかりが並んでいるのを見て、これは「ハル・ノート」だなと思いました。

 果たして真相がどうなのかは知る由もありませんが、ファクトを繋いで行くと、私には、米国がそのようなパラダイムシフトを企図しているように見えるのです。

 第2回米朝協議がハノイで開かれた際、「何故ハノイ?」という違和感を強く感じました。このような会談の場として使われた実績がないように思えるからです。

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ハノイの夜景

 でも、米国がパラダイムシフトを企図しているのならば、かつて米国との激しい戦争の末、南ベトナムを「解放」した北ベトナム共産政権が、統一ベトナムを発展させ、現在では米国と良好な関係を築いている姿を、北朝鮮の目指すべきモデルとして提示する意図があったのかも知れませんね。わかりませんけど(≧∀≦)

東京音楽隊の静かな活躍(╹◡╹)

 先日、「東京音楽隊、樋口隊長の企み?」という記事を投稿しました。

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 このところ恒例となっていた、すみだトリフォニーホールでの定例演奏会が、どうやら行われないらしい、という報告のついでに、樋口隊長が何かサプライズ企画を「企んで」いるに違いない、と妄想を膨らませたものです(≧∀≦)

 一種の戯言記事ですので、聞き流しておいて頂ければいいのですが、そんな妄想とは別に、現実の東京音楽隊は、着実に静かな活躍を続けています。つい先日は今上陛下の御即位関連行事の最後を飾る「祝賀御列の儀」に際し、赤坂御所正門前での新祝典行進曲の演奏を行いましたね、そして現在は、月末に迫った「自衛隊音楽まつり」の準備に余念がありません。

 音楽まつりの演出・構成を担当しておられる西見茂雄さんが、昨年に引き続き、今年も出演者による練習風景を twitterで紹介してくださっています。

twitter.com

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 海上自衛隊については、東京音楽隊と一緒に演技する艦旗隊の皆さんの練習風景がアップされていますが、腰から下は本番のコスチューム、上半身は迷彩服という、滅多に目にすることのないいでたちです。儀礼刀(サーベル)を持つ指揮官も、旗を保持するカラーガードもいい姿勢です。

 そして、艦旗隊の前に立つのは東京音楽隊の隊旗を保持する「旗持ち」のお二人です。向こう側の方はマスクをされているのでちょっとわかりませんが、手前におられるのは、もうお分かりですよね、艦旗隊の指導もされているベーシストの岩田有可里さんです。

 向こう側には東京音楽隊のドリルチームが演奏しているのが見えます。

 武道館と比べて幅の狭い代々木で、見せ場の大錨を回すのは大変だと思います。西見さんによると、今回の錨は真ん中に「穴」が開いているとのこと、この写真でも確かに人のいないところに小さなステージのようなものが置かれていますね。

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 何のための「穴」なんでしょう。今回の音楽まつりにおける東音ドリルの注目点となりそうです。このところ、すっかり寒くなってまいりました、皆さん風邪など召されぬよう、お気をつけください。

 

 そして、もう一つの活躍をご紹介します。

 今年予定されていた「自衛隊観艦式」は、ご存知のとおり台風被害への救助・救援活動に当たるため、中止となりました。当然のことです。

 当然のことではありますが、3年に一度の大イベントである観艦式を楽しみにしておられた方も沢山いらっしゃいます。

 そこで、海上自衛隊は、行われるはずだった観艦式をバーチャルで再現するという意欲的な企画を実現しました。「もう一つの観艦式」と銘打ったYouTube動画がアップされています。「いかづち」さんからの情報提供です。

 この動画では、なんと、東京音楽隊の名MCであるハープ奏者の荒木美佳さんが、ナレーションで参加されています。「いかづち」さん曰く「ナレーターでも十分食べていけるな」… そうですね、もうプロで通用するんじゃないでしょうか。こういう形で荒木さんが起用されるのは、東京音楽隊のファンとして喜ばしい限りです。

 また、東京音楽隊によるファンファーレの演奏風景も収録されています。ホルン奏者の藤吉正規さんの作品であることは、以前ご紹介したとおりです。とても格好の良い曲です。

www.youtube.com

 観艦式だけでなく、興味深い映像が沢山盛り込まれたこのサービスビデオ、1時間半以上の長い作品ですが、ご覧になる価値はあると思います。時間のある時にポチッとクリックしてみてください(╹◡╹)

 今回は、ちょっと目につきにくいところで、東京音楽隊の皆さんが活躍されている様子について取り上げてみました。

 

三宅由佳莉さんの出演情報

 いや、驚きました。

 何がって、遠洋練習航海から帰国されて以来、プライベートで入間の航空祭や地元倉敷の古巣である倉敷児童合唱団関係の活動に顔を出されている姿はSNS等で拝見していましたが、どのタイミングで現場に復帰されるのかが全くわからなかったところへ、意外な情報がもたらされたからです。

 我がブログチームに新たに名を連ねられたのは、「しみず」さん。まだ、どの辺りにお住まいなのかもわかりませんが、1年ほど前から当ブログをお読みいただいているとのことです。

 その「しみず」さんが、先日投稿した「東京音楽隊、樋口隊長の企み?」という記事に、先ほどコメントを寄せてくださいました。全文を引用します。

 

かぴたんさん。はじめまして。三宅さんをYoutubeで知り、かぴたんさんのブログを1年前から読ませていただいている者です。三宅さん、音楽隊、海上自衛隊に興味を持つようになりました。災害派遣や海外派遣での活躍を見ると感謝しかありません。三宅さんの出演情報に関してですが、12月の呉音楽隊のスペシャルコンサートのポスターに写真付で載っていました。しかも川上さんとのコンビでのゲスト出演です。このブログでどなたかが話題にされるかなと思ったのですが、なかなか話が出なかったのでコメントを投稿させていただきました。しかもその日は横須賀音楽隊とアメリカ海軍音楽隊とのジョイントコンサートの前の日になります。連日の出演あるのでしょうか?

 

「えっ、呉なの?」驚くでしょう?

 早速検索してみましたら、ありました。「日本遺産『呉鎮守府』開庁130周年記念事業」と銘打った「がんばろう 呉 スペシャルコンサート2019」のリーフレットです。「しみず」さんのおっしゃる通り、三宅由佳莉さんと川上良司さんの写真がしっかり掲載されています。

がんばろう呉スペシャルコンサート2019

 横須賀音楽隊に異動になったとは言え、まだ一度も横須賀音楽隊のステージ上にその姿を見せたことのない三宅由佳莉さんです。横須賀でのファーストステージはいつになるのかと、みんながモヤモヤしているさなか、まさかの呉音スペシャルコンサートへのゲスト出演の話が真っ先に聞こえてくるとは∑(゚Д゚)

 サプライズ攻勢の始まりなのでしょうか…でも、「しみず」さんのコメントへの返信でも書きましたが、こんな風に予想やら期待やらが「あっさり」裏切られるのが、心地いいです(╹◡╹)

 それはさておき、関西方面の方を中心に、「応募したい!」という方が間違いなくおられるでしょうから、応募要領を分割拡大して下に載せますので参考にしてください。

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 さて、「しみず」さんも言及されていましたが、このコンサートが行われる12月17日は、横須賀芸術劇場で横須賀音楽隊と米第7艦隊音楽隊のジョイントコンサートが行われる前日です。もちろん物理的には両方のコンサートに出演することは可能だとは思いますが、海上自衛隊として捉えた場合、私たちが把握していないことも含め、あらゆる要素を検討してこのようなスケジュールが組まれているはずですので、そこは何とも言えないのではないかと思います。

 何れにしても、いよいよ三宅由佳莉さんの国内ステージ復帰が、具体的な情報として出てきたことにより、なんだかフワフワして落ち着きどころのなかった意識が、急速に収斂したような感覚が蘇ってきました。

 とりあえずは速報記事とさせていただきましたが、今後さらにフォローして参ります。

 貴重な端緒情報をお寄せくださった、「しみず」さんに感謝です(╹◡╹)

Ils sons comme le soleil! 〜まるで太陽のようだね

 昨日(11月12日)、このブログでちょっとした異変が起きました。と言っても、ほとんど私にしか関係のない異変なのですが…

 ブログページの一番下の方に「注目記事」という欄があり、1番〜5番までのランキングが常に表示されています。結構更新頻度が高いブログなものですから、大抵は新しい記事や、新しい記事に埋め込んだ過去記事が並びます。埋め込んだ過去記事を、ついでにお読みくださる方もそれなりにおられるのだと思います。

 時々、全く脈絡のない過去の記事が飛び込んできたりしますが、それは例えば、定期演奏会や定例演奏会の前あたりに、前回、前々回の演奏会の報告記事が検索にヒットしたりするからなのだと思います。

 そんなわけで、飛び込みでランクインする記事はほとんどが東京音楽隊三宅由佳莉さんの記事です。

 ところが昨日、あまりにも意外な記事が突然ランクインしているのを目にして驚きました。丁度一年ほど前に書いた「ダニエル・ビダル」という記事です。

 私にとって大変思い出深いフランス人歌手であるダニエル・ビダルさんのことを書いたものです。

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 私にとっては思い出深いダニエル・ビダルさんですが、何故突然注目記事としてランクインしたのか、全く理由がわかりませんでした。ひょっとして、また来日してライブでも行われるのだろうかと検索をかけてみましたが、それらしいヒットはありませんでした。なんなんだろう。

 気になったので、今日もう一度検索してみたところ、ツイッターの記事が引っかかりました。それでわかったのですが、昨日、NHKの歌謡番組「うたコン」に生出演され、なんと、AKB48とのコラボで「オー・シャンゼリゼ」を披露されたとのこと。全然知りませんでした(≧∀≦)

  更に、先週末には横浜のベイサイドモーションでのライブ、翌日には二子玉の高島屋でライブ&トークショーが行われていたのでした∑(゚Д゚)

  横浜!二子玉! すぐご近所なのに(≧∀≦)

 更にさらに、つい先日、ニューアルバムもリリースされていました。

 松重豊ではありませんが、「それさぁ、早く言ってよ!」と思う気持ちもないではありませんでしたが、それより何より、また歌手としての活動を本格化させつつあること、そして、ツイッターでの色々な年齢層の皆さんが盛り上がっていることが嬉しく感じられました。

 昨年に引き続きの来日です、今後も、かつてのように日本に軸足をおいた活動になっていくのかどうかはわかりませんが、なんだか楽しみです。

 YouTubeを検索してみると、ダニエル・ビダルさんの動画がたくさんアップされています。実際には写真に歌を乗せた動画仕立てのものがほとんどですけど…

 ちょっと変わったところで、不二家のチョコレートのCMソングがありました。私と同年輩の方々には懐かしいCMですね。

www.youtube.com キュートサンスターの可愛いCMソングは見つかりませんでしたが、その時の写真がツイッターにアップされていました。動画がどこかにあるといいのですが…

 

 さて、ダニエル・ビダルさんといえばオー・シャンゼリゼなのですが、これまで実に様々な歌を歌ってこられました。世の中には知られていないアルバムトラックの中にもいい曲がたくさんありますが、その中で、中学校の頃好きだった曲の一つを見つけました。日本語の曲名は「さようならの涙」と言います。

  ちょっとゴスペル風の曲ですが、歌い出し"Ç'est un au revoir, ce n'est pas un adieu"(セタノルヴァー、スネパザナーデュー)「これはひとときのさよなら、永遠の別れじゃない」と歌っているのですが、聴くほどに元気をもらえます。フランス語でさよならに当たる言葉には Au revoir(オ・ルヴォワール)とAdieu(アデュー)がありますが、前者は、英語で言えば See you!、つまり「またね」、後者は「今生の別れ」と言うニュアンスがあるようです。なんだか、別れというシチュエーションをポジティブに捉え直して前に進んで行こうと背中を押してくれるような曲ではないでしょうか。

www.youtube.com

  それから、私が初めて聴いた曲もありました。ラ・セーヌとはパリの街中を流れるセーヌ川のことですね。パリへの愛が溢れる素敵な曲です。気に入りました。

www.youtube.com

 

 さて、今回YouTube検索をしていたら、意外なもの、と言いますが、私にとってとても嬉しいものを見つけました。再生リストなのですが、ダニエル・ビダルさんと三宅由佳莉さんの歌をメインに編集されています。そのほかにもカラヤン指揮の「君が代」など、興味深いコンテンツも含まれていますので、お時間がある時にでもじっくりお聴きになってみてはいかがでしょうか。

www.youtube.com

  ダニエル・ビダルさんも、三宅由佳莉さんも、素敵な歌手です。もちろんお二人とも大変上手い歌い手なのですが、歌の実力そのものよりも、もっと根源的な魅力があると思うんです。それが、今回のタイトルでもある「太陽のようだね」ということなのではないでしょうか。いつでも、誰にでも、惜しみなく陽光を降り注いでくれる、そんな存在ではないかと思います。そして、多くの人々から長く愛され続ける存在でもあると思います。

東京音楽隊、樋口隊長の企み?

 先日、横須賀音楽隊のクリスマスコンサートが南房の館山で行われる予定であることを紹介しました。

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 自衛隊の音楽隊に限らず、様々な吹奏楽団や管弦楽団がクリスマスコンサートを予定しています。

 東京音楽隊は、錦糸町駅にほど近い「すみだトリフォニーホール」での定例演奏会が恒例となっています。私も昨年チケットを入手することができたので、初めて聴きに行きましたが、それはもう、忘れ難い充実の演奏会でした。

 12月14日、三宅由佳莉さんの誕生日にも当たったため、三宅さんのファンにとってはまた格別の趣が感じられたかも知れません。

 私個人のことを言えば、「johsan」さんや「ルリかけす」さんと初めてお会いする機会ともなり、その意味でも思い出深い演奏会でした。

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 今年は、応募要領の公表が遅いなぁと思っておりましたら、なんと、東京音楽隊のホームページ上に、定例演奏会を飛び越して、第59回定期演奏会の予定が掲載されました。しかも、年度末の3月24日(火)異例の平日開催です。

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 トリフォニーホールでの演奏会はないのか? 「いかづち」さんが調べてくれたのですが、同ホールのスケジュールに東京音楽隊の予定は入っていません。もちろん、主だったコンサートホールは虱潰しに探してくださいましたが、どこにも痕跡がありません。どーーーーなっちゃったのかな?

 そこでふと脳裏を過ぎったのが、先日の東郷の杜音楽祭での中島佳奈恵さんの一言でした。藤沼直樹さんと中川麻梨子さんが、海上保安庁音楽隊の定番曲「はばたき」を歌われた後のMCで、東音と海保音楽隊が先日日比谷の野音で、創設以来初めてのジョイントコンサートを開催したこと、そして今後も海保との連携を深めて行きたいというよな話の流れで「隊長は何か企んでいるみたいですよ」と仰っていたのです。

 そこで、海保音楽隊のスケジュールを調べてみましたところ、今月28日(水)に定期演奏会が予定されているものの、12月の予定は未公表です。

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 大変興味深いです。

 東音も海保音楽隊も、12月の予定が空白だなんてことがあるのでしょうか。

 東音の定期演奏会の開催期日も異例ですし、何か大きな動きが密かに進行しているのではないかと思えてしまいます。

 もちろん、ただの偶然なのかも知れませんし、東音は今年2回目の定例演奏会は取りやめ、または年明けに計画されているのかも知れません。本当のところはわかりませんが、12月に何か秘密がありそうな気がして、ちょっとワクワクしてきました。

 樋口隊長のニヤッと笑う顔が目に浮かびます。

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