あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

高市早苗さんの国家観

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 一昨日、自民党総裁選が公示され、4名の皆さんが出馬されました。

 テレビのない生活を送っている私ですが、ネットにより皆さんの出馬表明や会見などを観ることができます。

 現下の情勢において、自民党総裁は間違いなく我が国の総理大臣になるわけですから、各候補者の政策方針というものは、自民党員だけでなく国民全体の関心の的になりますよね。

 そのような観点で、自民党総裁選挙管理委員会が主催した、河野太郎岸田文雄高市早苗野田聖子(届出順)各氏の各候補者の出馬表明を拝見しました。

 流石に、一国のリーダーを目指す方々だけあって、それぞれ重点を置かれている分野に違いはあるものの、いずれも素晴らしい内容ではなかったかと思います。

 そうではあるのですが、私の個人的印象で申しますと、高市早苗さんの出馬表明に大変魅力を感じました。

 他の候補者の方との一番の違いは何かと言えば、まず冒頭に、自民党総裁・首相は、「国家経営」を担うことになる、と明言されたこと、そして、国家がなすべきことは何か、という根源的な問題を明確に仰ったことです。

 つまり、それは国民の生命財産を守り抜くこと、領土・領海・領空・資源を守り抜くこと、国家の主権と名誉を守り抜くこと、と仰ったのです。

 以前、何かの記事で、国家の究極の目的は「生存と繁栄」であると書いたと記憶していますが、それをより具体的にわかりやすく表現された、高市さんの表明には、正直、心から共感を覚えました。「国家の経営」を担うには、そういった根本的な問題に関する明確な認識が必要だと思うからです。

 そして、その後に語られた細部の方針についても、大きな視点で国を守り抜くという目的に資することを目標にしていることが、すんなりと伝わって来ます。

 大変広範囲にわたる分野を網羅されているのですが、時々アジェンダに目を落とすことはあっても、原稿を読むようなことはせず、ご自分の言葉で、しっかりと伝えておられました。

 つまり、総裁選のための付け焼き刃ではなく、平素から長い時間をかけて研鑽を積んでこられた政策が、頭の中できちんと整理されているんだと思います。

 残念ながら、国家の安全保障について、強い認識を持たれているが故に、また、中国共産党によるチベットウイグル内モンゴル、香港に対する深刻な人権蹂躙への強い姿勢の故に、中国共産党の意向を忖度する我が国マスメディアの報道によって、国民一般からの支持は得られていないようですが、所信を表明される際のにこやかながら、ここ一番という時に示される目力に、カリスマ性のあるリーダーとしての資質を見ましたし、何より主張されていることの「真っ当さ」に心震える思いでした。

 国家のリーダーとなるべき者は、自らの国家観を、明確な言葉で伝えるべきであるし、それがない、あるいは様々な事情でそれを表明できないような者は、そもそも手をあげるべきではないと思います。

 全くの私見で申し訳ありませんが、4名の候補者の中で、高市早苗さんが1番の「男前」であると思いました。

 先にも述べたとおり、今後マスメディアによる高市下げ報道が活発化するでしょうから、総裁選に勝利するのは難しいと思いますし、私自身、自民党員ではありませんので、本来、あれこれ申し上げる立場にはありませんが、このような明確な国家観を表明して総裁選に出馬される候補者が出てきたことが、時代の変化を感じさせる吉兆であると、強く感じています。