昨日、佐世保音楽隊のクリスマスコンサートが、海上自衛隊の音楽隊の単独開催としては初めてYouTubeでライブ配信され、私も最初から最後まで拝聴しました。こんな形で、より多くの皆さんが演奏会の様子を共有できたらいいな、そんなことを思いながら楽しませていただきました。演奏会のことについては改めて記事で報告したいと思いますが、今日は別の話題です。
海上自衛隊の音楽隊にとっては、歴史的なライブ配信が行われた昨日、自衛隊東京地方協力本部のホームページにも、画期的な動画がアップされました。先日「Dezima」さんがコメント欄で「近日公開予定」であることを教えてくださった動画で、東京音楽隊の皆さんが、都内の岩倉高等学校吹奏楽部との交流演奏会を行う様子を収録したものです。昨日、多くの方が佐世保音楽隊のライブ配信に気を取られているなか、「いかづち」さんが目ざとく見つけて報告してくださいました。
これまでも、各音楽隊が演奏会などで訪問した先で、地元の中学校や高等学校の吹奏楽部の皆さんと、演奏技術の指導などを通じた交流の場が設けられてきましたし、現場でその様子を撮影された方が動画をアップしてくださることもありました。
今回は、そんな交流会を主催した東京地方協力本部自身が公式サイトで公開に踏み切ったということで「画期的」だなと思ったのです。
あれこれ御託を並べる前に、まずはその動画をご覧ください。
動画の解説欄によれば、コロナの影響で演奏を披露する場がなくなってしまった岩倉高校吹奏楽部の皆さんを応援するため、幾多の課題を一つ一つ解決しながら、ようやく実現した演奏会なのだそうです。大変難しい問題もあったと思いますが、こうして素敵な交流演奏会として結実したことを、ファンの一人として喜びたいと思います。
演奏曲目は次の通りですが、それぞれの内容は動画で十分に伝わりますよね(^ ^)
① 夜明け(東音単独演奏)
岩倉高校吹奏楽部の皆さんは、多少緊張もされているようですが、何より人前で演奏できることの喜びに溢れているのが、その表情からもよくわかります。とても素敵な動画だなぁと思いました。
そしてまた、長らく目にする機会のなかった、我らが東京音楽隊の皆さんの演奏風景がこうした形で拝見できることがとても嬉しく感じられました。
樋口隊長の指揮ぶりだけでなく、またぞろ、パーカッションの演奏に回っておられる姿も見ることができました。本田航司さんを初め、何人かの幹部隊員の皆さんも演奏に参加しておられます。中川麻梨子さんの伸びやかな歌声も素晴らしいですし、横野和寿さんやマスク姿の太田紗和子さん、お一人だけフェイスシールドを装着されている荒木美佳さん、舞台の上には岩重政秀さんや本田董平さん、そして谷口愛奈さんが。また、ホルンの藤吉正規さん、クラリネットの清水恭子さん、河口侑也さん、フルートの田中英暢さんや大川好さん、サックスの越水泰史さん、ファゴットの松本理沙さん…もう、書き切れないほどお馴染みの顔が並んでいます。先日の人見記念講堂での演奏会では、何しろ最後列だったものですから、演奏は楽しめても、皆さんの様子は殆どわかりませんでした。ですから、今回のこの動画は、私にとって大変貴重な存在となりました。コロナに負けるなシリーズとは違い、バンドとして演奏されている様子を久しぶりに拝見することができたからです。
はい?それはそうと、誰か忘れてないか? 忘れてる訳ありません。とっておき、というやつです。我らがベーシスト、岩田有可里さんは、1曲目の「夜明け」ではコントラバスを、2曲目以降はエレキベースでの演奏を披露してくださっています。「いかづち」さんによると、エレキベースが新しくなったのではないか、ということなのですが、どうなんでしょう。クローズアップシーンはありませんでしたが、いつもながら、クールに渋い音を響かせる様を拝見することができて満足です(╹◡╹)
1月15日に開催される東京音楽隊の第61回定例演奏会、当選するのは難しいとは思いますが、会場で拝聴したいものです。そして、できれば、当選できなかった方々のためにライブ配信をしていただけると嬉しいですね。