新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにレギュラー演奏会が開催できず、その再開の目処も立たない東京音楽隊ですが、災い転じて福となすかの如く、YouTubeへの動画の配信や、ホームページ上での工夫を凝らした意欲的な発信を続けていることは、すでに報告したとおりですし、皆様も楽しまれていることと思います。
先週、東音ホームページのコラム欄に新たな投稿があったことを「いかづち」さんが報告してくださいました。いつもありがとうございます(╹◡╹) すぐに記事を書き始めたのですが、それから連日、三宅由佳莉さんについて、速報したくなる出来事が続いたものですから、すっかり日にちが経ってしまいました。
それはさておき、この度の投稿は、私にとって殊更興味深い内容でした。コロナ禍による演奏会モラトリアムが始まって以来、東京音楽隊が次々とアップしてくださっている「リモート演奏会」動画作成の裏側を紹介してくれているからです。興味津々ですよね(^ ^)
リモート・シリーズの最初は、4月20日にリリースされた「うちで踊ろう」の動画でした。
演奏の素晴らしさは言うまでもないことですが、その画像の斬新さ、テンポよく展開するコマ割りの楽しさに魅了されました。「東京音楽隊、流石にやるなぁ」と、すっかり感心してしまいましたし、一体どなたが編集しているのかな、どうやって作っているのかな、と、知りたいことだらけでした。
そんななか、YouTubeにアップされた直後に「非公開」となってしまった大湊音楽隊の「パプリカ」動画が、メイキングビデオを伴って再公開されたのですが、メイキングビデオを拝見すると、あの名作が映像制作会社の協力で作られたことがわかり、それはそうだよな、と納得いたしました。
そして、東京音楽隊のリモート・シリーズも素晴らしい出来栄えですので、ひょっとして外注なのかな、とも思えてきました。何しろ、演奏会が開催できませんから、広報関連の予算には余裕があるはずです。
そんな疑問のど真ん中に答えを下さったのが、今回のコラムでした。本当にスッキリしました(╹◡╹)
コラム記事をご覧になればわかりますが、このリモート・シリーズは、東京音楽隊の「記録掛」、トロンボーン奏者である伊能広胤さんが担当しておられるとのこと。
やっぱり、自隊撮影、自隊編集だったんですね。素晴らしい。
撮影方法や、編集の仕方など、本当に興味深い内容で、今後も公開されるであろう、新たな動画への期待も高まります。
演奏会が開催されないことは、本当に残念なのですが、こうして東京音楽隊の普段の活動の様子などを知ることで、より親近感が湧いてきますよね。
最後に、伊能広胤さんが手がけられた、リモート・シリーズをここにまとめて貼らせて頂きます。どれも素敵な作品ばかりです。
4月20日(月)公開、「うちで踊ろう」
6月2日(火)公開、「ドラえもん」
6月10日(水)公開、在日米陸軍軍楽隊との合奏「海を越える握手」
6月23日(火)公開、「歌の翼に」
6月23日(火)公開、「上を向いた歩こう」
6月23日(火)公開、在日米陸軍軍楽隊との合奏「故郷」