あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの効能(6)

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  このシリーズは、そもそもシリーズ化を想定していたわけではありません。

    私自身が、三宅由佳莉さんの歌声のお陰で、いつのまにか内面に抱えていた大きな喪失感に気付かされ、そこから時間をかけて救い出されたプロセスを、医薬品になぞらえて「効能」と呼んでみたのが始まりです。

    ところが、三宅由佳莉さんには、そう言う意味での効能がいくらでもあるよね、ということに思い至り、回を重ね「効能シリーズ」として続いているわけです。

 そして、まだまだ続きそうだと言うことで、先日は小括までしました。

retcapt1501.hatenablog.com

 

  今回扱うテーマは「背筋が伸びる」です。

 三宅由佳莉さんを見ていると、二つの意味で「背筋が伸びる」思いがします。

 一つには、本当に物理的に、「背筋を伸ばして、正しい姿勢で生活しよう」という気持ちになります。皆さんもそうではありませんか?

 三宅由佳莉さんは、これまで多くのメディアに取り上げられてきましたが、どのシーンを見ても、立っているにせよ座っているにせよ、常に美しい姿勢を保ってらっしゃいます。もちろん、メディアへ対応中だという意識はあるのでしょうけれども、付け焼き刃でそのような姿勢を保てるものではありません。

 それがよく表れているのが、先般も取り上げた「天職」という番組でのインタビューシーンです。この時の美しい座り方については、随分前に記事を書いていますので、よろしければご一読ください。

retcapt1501.hatenablog.com

 私事になりますが、子供の頃、親からよく「姿勢を良くしなさい」と言われたものです。でも、自衛隊に入ってからさえ、なかなか良い姿勢で過ごすことはできなかったように思います。儀式など、気を引き締める必要がある機会には、ぐっと胸を張るので、却って普段の姿勢の悪さを認識させられるという有様でした。

 三宅由佳莉さんを見ていると、良い姿勢でいることが何故大切なのかということが、よくわかります。ありきたりですが、「一本筋の通った」人間性がストレートに伝わりますよね。

 外形が整っているからといって、内面が伴っているとは限らない、と反論される方もおられるかも知れませんが、果たしてそうでしょうか?

 先ほども言いましたように、美しい姿勢は、付け焼き刃では決して保てません。常に自分を律し続ける強い意志があるからこそ、保てるのです。ですから、そのような強い意志に支えられた「一本筋が通った」人間性を、その美しい姿勢が証明しているというわけです。

 下の写真は、2013年8月7日(水)、TBSの「ひるおび!」が、三宅由佳莉さんを取り上げた際、流された密着取材VTRの一コマです。取材する女性アナウンサーもとても姿勢がいいですよね。場慣れもしていますので、女性アナウンサーだけに注目すると何の違和感もありません。ところが、三宅由佳莉さんと併せて見ると、まるで三宅さんに気後れしているかのように感じられます。実際にはそんなことはないのですが、三宅由佳莉さんの姿勢が醸し出す「凄み」のようなものがそう思わせるのではないでしょうか。

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 そんな三宅由佳莉さんを見るにつけ、「背筋を伸ばして、正しい姿勢で生活しよう」と思うのです。

 とは言え、今更、三宅由佳莉さんのような美しい姿勢で生活することなど到底叶いませんが、それでも、「しょぼくれるな、胸を張れ!俯くな、視線を上げろ!」と、しょっちゅう自分に言い聞かせながら、日々を送っています。不思議なことに、そのようなことを心がけていると、心身のコンディションが上向いてきます。

 あ!まさに効能ですね(╹◡╹)

 

 そして、もう一つの「背筋が伸びる思い」とは、「堂々と、恥じることのない生き方をしよう」という気持ちになることです。

 三宅由佳莉さんは、これまで数多くのメディアに出演されてきましたが、ホストの方々が、口々に「背筋が伸びる」とおっしゃっているのは、まさに、こちらの意味でしょう。

 そして、そう思わせるのは、三宅由佳莉さんの語る使命感であり、何事にも真っ正面から取り組む姿勢なのだと思います。

 以前、別の記事でも触れたことがあるのですが、真面目に取り組むことや、いっしょうけんめい生きることは「格好悪い」とか、真剣な想いを語った後には「なんちゃって」とはぐらかす人の多い現今の世相の中にあって、ご自分の真っ直ぐな想いを、照れたり変に誤魔化したりせず、素直に語る姿は、鮮烈な印象を与えます。

 そして、その想いに一点の濁りもないからこそ、彼女が繰り出す、訥々としたなかにも誠実な言葉の一つひとつが、聞く人の心の奥底にまで響くのだと思います。

 

 ですから、そんな三宅さんの言動に魅了されるのは、私たち視聴者だけでなく、番組スタッフも同じなんだと思います。

 前出「天職」のエンディングロールに乗せたナレーションを聞くと、それがよくわかります。最初にこれを聞いた時、番組スタッフは、こんなナレーションを入れたくなっちゃったんだな、と素直に納得したのでした。

歌姫と呼ばれる自衛隊員として、どんな時も笑顔を絶やさない、と決意した28歳の一人の女性がいました。強い使命感、どんな人の心にも希望を届けようとする彼女の歌声は、驚異的な透明感となって、私たちの心に浸透していきます。国民のため、自衛隊員のために、私は歌っていかなければいけない。そう語る彼女の心の奥には、どれほどの重圧が、そして涙が、秘められているのだろうか。

 私を助けてくれる人はいますか?それは誰にもわからない。でも、私は、あなたを必ず助けます。決意の先に、希望がある限り!

(トリミングした動画はブロックされましたので、文字に起こしました。BGMは「希望」です)

www.nicovideo.jp

 三宅由佳莉さんの姿を見たり言動に触れ、「背筋が伸びる思い」がしたり、現に背筋を伸ばして生きていこうとしている人が少なからずいるはずです。

 これも、三宅由佳莉さんの大きな効能の一つに違いありません。