海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、 毎年、数多くの演奏会で様々なジャンルの歌を披露して下さいます。
ネット上には、そんな三宅さんの様子を収めた、夥しい数の動画が溢れていますね。
先日、「三宅由佳莉さんの『Time To Say Goodbye』」という記事で、私が度肝を抜かれた動画が3本あると書きました。
一つは「キューティーハニー」のプロモーションビデオで、制服姿でとても爽やか、かつ魅力的にこの曲を歌い上げるさまに、心底驚きました。
また、クイーンズスクエアでの「Time To Say Goodbye」は、それこそ、彼女の歌唱力に圧倒されたのでした。
そして、もう一本は何かというと、平成27年8月7日(金)大阪城公園の野外音楽堂で行われた「たそがれコンサート」でのZARD「負けないで」の熱唱です。
この歌は、東日本大震災の被災者慰問の祭にも歌われていたようですね。被災者慰問時の動画は見つかっていませんが、いくつかの動画を見た限り、この「たそがれコンサート」の際の三宅さんには、神がかったようなオーラが感じられます。
よほどコンディションが良かったのでしょう。体と心の奥底から、自信とやる気が漲っており、何回観ても、すぐまた観たくなる、大変魅力に溢れ、即効性の元気がもらえる、私にとっては特別な動画です。
伝えたい、届けたいという想いが、ステージから溢れて会場を満たしているのが見えるかのようですし、観客席の大変な盛り上がりと歓喜のエネルギーも、三宅さんの仕草や表情を通じて伝わってきます。
手持ちながら、最前列からの撮影ですし、三宅さんの追い方も素晴らしいですよね。動画をアップして下さった「大阪観光チャンネル」さんには感謝の言葉もありません。
ここまで書いてくると、「なるほど、この演奏に感動して度肝を抜かれたわけね」と思われるかもしれませんが、実は単純にそういうわけではないのです。
この動画にも、ほんとうにたくさんのコメントが寄せられています。以前はもっとたくさんあったのですが、だいぶ処分されちゃったみたいですね。
ご多聞にもれず、絶賛するコメントがほとんどですが、中には
「歌手かよ」 (←歌手だよ…byかぴたん)
「なに、歌手気取ってんだよ」 (←歌手だっつってんだろ!…byかぴたん)
「こいつらカラオケが仕事なのかよ」(←生オケじゃ、ボケ!…byかぴたん)
という、意味のわからない批判コメントや
「な、なんと!、歌い出す前のプロ感は。ギャップに戸惑っちゃった。」
「なんか。。。彼女、無理してるのが嫌だな」
「ポップスはだめだよね?」
という、戸惑い系のコメントもみられます。
三宅さんの演奏活動の実態を全く把握していなかった私は、この戸惑い系に近い「自衛官だよね」という驚きと戸惑いのベースの上に、動画が伝える魅力溢れる演奏が圧倒的な力でのしかかってきたため、頭と心の折り合いのつけようがなくなり、度肝を抜かれたとしか言いようがない状態になったわけです。
この動画は、私の脳の非覚醒野の一部を活性化してくれたと信じています。
度肝は抜かれましたが、瞬く間に、この動画の虜になりました。だって、本当に元気が出てくるんです。是非、生で聴いてみたい曲のひとつですね。