令和元年度遠洋練習航海の公式サイトが久しぶりに更新され、パールハーバー入港前日までの写真がアップされました。
実習幹部の訓練風景が圧倒的に多いのですが、音楽隊の写真もあるはずですし、訓練風景の中にもちょこっと三宅さんが写り込んだりしてないかなぁと思いつつめくっていきますと、5月31日の欄にいきなり三宅由佳莉さんメインの写真が出てきて「お」となりました。横須賀を出港してからちょうど10日になりますが、「かしま」カレーをプレートに盛り付ける三宅さんは、とても元気そうですし、食欲も旺盛なようです。
5月31日は金曜日、「かしま」だけでなく、国内外に広く展開している海上自衛隊の全部隊の昼食は例外なくカレーです。別に規則があるわけではありませんが、慣習としてしっかり根付いています。
そして、6月2日(日)、練習艦隊音楽l隊の合奏訓練の様子です。翌3日にはパールハーバー入港を控えていますので、演奏会のリハーサルではないでしょうか。三宅由佳莉さんは左奥でシンバルを構えています。マスクをかけているのは、喉を保護するためなんだと思います。
ここは、「かしま」艦内で、音楽隊に割り当てられている区画なんだと思います。壁際には楽器格納のための棚が設えられています。無骨な艦内ですから、音楽演奏に適した環境である筈もありませんが、音楽隊の皆さんは、環境条件に関わらず、いつもしっかりした音を作り上げてくれます。
写真の一番上に見えている「ソース焼きそば」のダンボールは、エアコンダクトからの風量/風向調整のために、音楽隊の隊員の方が工夫されたものだと思います。三宅さんの喉もそうですが、楽器の状態を良好に保つためには、ご苦労も多いのではないでしょうか。
そして同じく6月2日、栄誉礼の立て付けの様子です。
「立て付け?なんだよそれ」な方は、以前書いた解説記事がありますので読んでみてください。
各寄港地では、訪問先の海軍司令官等の訪問を受けますので、儀仗隊と音楽隊による栄誉礼でお迎えすることになります。そのため、入港を前に立て付けを行うわけです。手前側で「捧げ銃(ささげつつ)」をしている儀仗隊は、ちょっと変わった服装です。立て付けですから制服ではなく作業服姿ですが、頭には正帽をかぶっていますね。正規にはあり得ない組み合わせですが、本番の感覚を確認するためにこのような格好をしています。
さて、若干遅れ気味ではありますが、オフィシャルサイトにアップされる写真は、やはり多彩ですし、艦内生活の様子が生き生きと伝わってきます。
今後、どのようなシーンが紹介されていくのか、楽しみですね。