今年も自衛隊音楽まつりの季節が近づいてまいりました。
例年、9月のはじめ頃に募集要綱が公表されますので、週明けにもその概要が明らかになるのではないでしょうか。
私は昨年、個人としては初めて応募してみましたが、見事に落選してしまいました。相当の倍率だとは聞いていますので、いきなり当たるとは思ってはいなかったものの、期待はしていたので、やはりがっかりしました。
先ほど、「個人としては初めて」と書きましたが、現役で若かった頃、所属部隊が普段お世話になっている民間の方々に贈るため、手分けして往復葉書を何十枚も書いたことが何度かありました。部隊所要を訴えても、各部隊に配布されるチケットは数枚程度ですので、その他の必要数は自助努力で確保しなければならなかったからです。
当時は往復葉書での応募でしたから、昨年応募した際、一人一回のみのネット応募となっているのに驚きました。これだけネットインフラが整備された現在、そんなことで驚く自分にも驚きますが、人間は原始体験に支配され勝ちなんだなと、改めて思い知らされたのでした。
さて、自衛隊音楽まつりの情報は、陸上自衛隊のホームページ上で公表されます。海上自衛隊を見てもダメです。
なぜ陸上自衛隊なのかと言いますと、何と言っても、圧倒的なマンパワーのある組織ですから、音楽まつりのような大イベントを行うには、その企画から運営、予算の執行など、あらゆる場面において、陸上自衛隊の組織力と、何ともきめ細やかなノウハウが必要不可欠なのです。まぁ、実態的には陸上自衛隊のイベントに海・空自衛隊が参加していると言えなくもないです、ちょっと極端ですけど(≧∀≦)
昨年の音楽まつりの前には、プロモーション動画が公開されていましたので、今年も募集要項が公表されたあと、同様の動画が見れるようになるのだと思います。
昨年のプロモーション動画です。
昨年の音楽まつりでは、三宅由佳莉さんは、東京音楽隊のドリル演奏にも参加せず、またソロでのプログラムも用意されていませんでした。どうやら昨年の公演から演出の担当会社が変わったようなので、その影響もあるのかも知れませんが、初日公演のフル動画を見た私は思わず、ちょっと不満げな記事を書きました。
そして、最終公演の様子をニコ動で視聴したあとに、この音楽まつりが空自の歌姫、森田早貴さんのデビュー公演でもあることを知り、上の記事への反省も込め、別の視点からもう一度書きました。
プログラムの大きな流れ自体は、毎年そんなに変わりはしませんが、個々の演出に込められた色々な思いなどを拾い集め、感じることで楽しむことができるのも、音楽まつりの魅力だと思います。会場での迫力あるライブ感を味わうのも素晴らしいでしょうし、たくさんアップされる動画を通じて細部を楽しむのもいいですね。
今年はどんな音楽まつりになるのか、楽しみです。