あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの、「明日があるさ」

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 海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、バンドのメンバーとともに毎年全国各地を訪問し、私たちにその素晴らしい歌声で、元気と勇気を与えてくれます。

 ただ、コンサートホールでの演奏会は、チケットの応募倍率が高くて、なかなか聴くことができませんよね。でも、オープンスペースで行われる演奏会なら、席なんかなくても、立ち見で楽しむことができますから、ありがたいイベントだと思います。

 特に、関東以外の地域にお住いの方々にとっては、東京音楽隊の演奏を聴く機会は本当に限られてしまいますから、屋外での演奏会に期待が集まるのではないでしょうか。

 平成26年7月27日(日)、香川ウォーターフロントフェスティバルの一環として、海上自衛隊東京音楽隊の演奏会が、17時からサンポート高松の大型テント広場で行われました。今回ご紹介するのは、この演奏会で披露された「明日があるさ」です。

 このイベント全体を収録した動画はありませんので、詳細はわかりませんが、香川県が事前に発表した演奏曲目に入っていない曲ですので、おそらくアンコールの1曲目ではないかと思います。2曲目は当然、行進曲「軍艦」でしょう。

 下の動画は、撮影してくださった方の座席の関係で、三宅さんの姿を追いきれていないので、途中、三宅さんの声しか聞こえないところもあります。でも、私がこの動画を気に入っている理由は、観客全部を巻き込んで盛り上げていく三宅由佳莉さんの魅力と力量が、圧倒的な説得力をもって映しだされているからです。

 後半、バンドが演奏を控え、三宅さんのアカペラから、会場全体が一体化して合唱になっていく様は圧巻です。バンドの皆さんの表情もとても楽しそうで、雰囲気がどんどん盛り上がっていきます。

 観客の皆さんは本当に、東京音楽隊の演奏と三宅由佳莉さんの歌声に魅了されちゃったんですね。とても楽しく、心温まる動画ですので、是非ご覧になってください。

 

www.youtube.com

 因みに、この日の演奏曲目は以下のとおりです。

・海の戦友(作曲:Rキュッセル)

・海の見える街(映画「魔女の宅急便」より、作曲:久石譲

・アンダー・ザ・ワイヤー(作曲:G .グッドウィン)

・時の流れに身を任せ(作曲:三木たかし

・レット・イット・ゴー(映画「アナ雪」より、作曲:K .アンダーソン・ロペス)

・スタンド・アローン(テレビドラマ「坂の上の雲」より、作曲:久石譲

情熱大陸(作曲:葉加瀬太郎

 このうち、「時の流れに身を任せ」、「レット・イット・ゴー」、「スタンド・アローン」、そして「明日があるさ」、の4曲を三宅由佳莉さんが歌ったわけです。なかなか豪勢なメニューですよね。

 ところで、ここで歌われている「明日があるさ」は、ジョージアのテレビ CM用にウルフルズが歌ったバージョンです。歌詞は下のリンクから確認してください。

www.uta-net.com

 でも、元々この歌は、坂本九さんのヒット曲で、オリジナルの歌詞は下のリンク先のとおりです。まったく違う歌詞ですね。

www.uta-net.com

 こうして、両方の歌詞を見比べてみて、どちらもそれぞれ味があるなと思います。

 先回、「三宅由佳莉さんの『キセキの歌声』」という記事で、三宅由佳莉さんと坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を紹介し、時を経て、「キセキの歌声」が受け継がれたと書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 「明日があるさ」も、歌詞こそ違いますけど、お二人の歌うこの歌は、聴く人の心を素直にし、余計なことを考えずにまた頑張ろう、という気持ちにしてくれるような気がします。

 歌には力がある、今回ご紹介した高松での動画は、そんなことを今更ながら強く印象付けてくれたのでした。