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あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの涙

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 この写真は、平成25年8月28日、三宅由佳莉さんのデビューアルバム「祈り〜未来への歌声」が発売された日に、海上自衛隊東京音楽隊の奏楽堂で行われたミニコンサート後のインタビューでの一コマです。

 インタビュアーから「この歌を歌っているときは、どのような想いで歌ってらっしゃるんですか」と問われ、答えようとするのですが、震災の被災者のことが脳裏をかすめたのでしょう、大粒の涙がとめどなく頬を伝っていきます。

 「祈り」という曲は、東日本大震災の被災者への応援のメッセージとして、当時の東京音楽隊長、河邊一彦さんが作詞作曲した名曲です。

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 最初に歌詞を渡されたとき、三宅さんは「素直に感動」されたそうですが、被災地でこの歌を歌うことには抵抗があったのだそうです。つまり、被災してもいない自分が、この歌に感情を込めて歌うことは、却って被災者の方々の心を傷つけることになるのではないかと…

 このような発想は、本当に相手のことを思っていなければ、なかなか出てくるものではないと思います。

 河邉隊長は「三宅君の声と人柄ならば、聞いてくれる被災者の方々は、自分たちへの応援メッセージだとわかってくれるはずだ」と確信していたそうです。三宅さんに対し「君にできることは何だ。自分のできること、やるべきことをやりなさい。」と、叱咤されたのだとか。

 そのような葛藤を経つつ、被災地のみならず、全国各地でこの歌を披露するなかで、演奏中は涙を流しながら聴いてくれる人、終演後は「ありがとう」と強く手を握り締めてくれる人、そんな多くの人々との交流を通じて三宅由佳莉さんは、歌手として、自衛官として、そして人として大きく成長されたのでした。

 ですからこの日、どんな想いで歌っているのかと問われた三宅さんの脳裏には、そんな人たちの涙や笑顔や頑張る姿が浮かんだのでしょう。万感の想いが美しい涙となって頬を伝ったのだと思います。

 その様子が収録された動画があります。注目していただきたいのは、三宅さんが涙ながらにインタビューを受けているとき、後ろで心配そうに見つめる先輩の女性隊員、自分ももらい泣きしそうになりながら耐えている男性隊員の佇まいです。

 私は、彼らの様子を見て、三宅由佳莉さんがどれほど苦しい葛藤を乗り越えてきたのか、そしてそんな彼女をそばで見てきた彼らから、どれほど愛されているのかを感じ取ることができました。東京音楽隊は、素晴らしいチームなのだなと思います。

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 あれから4年… 

明日(10月25日)、三宅由佳莉さんの3枚目のアルバム「SING JAPAN 〜心の歌〜」がリリースされます。これまで、アルバムがリリースされる日に合わせて何らかの記念コンサートが行われてきましたが、今回は予定されてないのでしょうか。何の情報もありませんね。

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