あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

城東高校の快挙!

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 城東高校とは?

 三宅由佳莉さんのファンの方なら、もうお分かりですよね。

 岡山県城東高校は、三宅由佳莉さんが充実した3年間を過ごされた母校です。

 三宅さんは、公立高校では珍しい音楽学類で音楽を学びながら部活ではダンス部で活躍、またチアリーダーとしてもその類い稀な才能を発揮され、県内の公立高校としては戦後初めて甲子園に出場した野球部を、チア長としてチームを率い、アルプススタンドから応援されたのだそうです。

 この時、監督として野球部を率いておられたのが、山崎慶一先生なのですが、何しろ城東高校進学校ということもあり、生徒たちの勉強の時間も十分に確保しなければなりません。毎日の練習時間はわずか2時間だったそうですから、山崎先生の手腕が光る逸話だと思います。

 その山崎先生の還暦を祝う会が、今年1月3日に岡山市で行われ、帰省中の三宅由佳莉さんも出席し、何曲かの歌を披露されました。詳しくは下の記事をお読みください。

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 このように文武両道を重んずる校風であることは、三宅由佳莉さんを見れば、全く違和感なく合点がいきますよね。

 さて、今回記事にした「快挙」は、その野球部でも、ダンス部でも、チアリーダーの話でもありません。合唱部(ページトップの写真)です。

 NHKの主催で毎年開催されている、「NHK学校音楽コンクール」はご存知だと思いますが、昨日(2018年9月2日(日))、中国ブロック大会で、岡山城東高校が、並み居る強豪を抑えて堂々の金賞に輝いたというニュースです。

 昨夜、「ttyk」さんがコメント欄に寄せてくださった、ホットな情報です。

 因みに、中国ブロック大会への出場校を見て見ましょう。

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 私には、どの高校が強豪校なのかはわかりませんが、恐らく、中国地方の方がこのリストをご覧になった上で、城東高校が金賞と聞けば、驚かれるのだと思います。どうやら島根県が他の追随を許さないほどの圧倒的な強さを誇ってきたようなのです。

 「ttyk」さんのコメントを下に引用します。

本日、広島の廿日市市で行われた「NHK学校音楽コンクールブロックコンクール(Nコン)」で、三宅三曹の母校岡山城東高校合唱部が中国5県の精鋭が競う中で、見事金賞に輝きました。
 岡山城東高校は10月6日(土)にNHKホールで開催される全国大会に出場します。中国地方の合唱では,中・高校は島根県が昔から圧倒的に強く,おそらく岡山県の学校が代表になるのはNコンの歴史上初めてではないでしょうか。
 三宅さんは高校時代,ダンス部に所属とのことですが,母校合唱部の快挙をきっと喜ばれるでしょうね。

 そうだと思います。母校城東高校の、しかも合唱部です。部員の中には三宅さんの後輩である音楽学類の生徒さんたちも多いことでしょう。

 10月6日(土)の全国大会には、三宅さんも会場に足を運ばれるかもしれませんね。

 なお、高等学校の部の現地動画はまだ上がってないようですが、今年の課題曲については、動画がありましたので、下に貼っておきます。

 曲名は、「ポジティブ太郎 〜いつでも始まり〜」

 歌は、NHK東京児童合唱団ユースシンガース、早稲田大学コール・フリューゲル、早稲田大学高等学院グリークラブの皆さんです。

www.youtube.com

 

 

平成30年度自衛隊音楽まつり

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  今年も自衛隊音楽まつりの季節が近づいてまいりました。

 例年、9月のはじめ頃に募集要綱が公表されますので、週明けにもその概要が明らかになるのではないでしょうか。

 私は昨年、個人としては初めて応募してみましたが、見事に落選してしまいました。相当の倍率だとは聞いていますので、いきなり当たるとは思ってはいなかったものの、期待はしていたので、やはりがっかりしました。

 先ほど、「個人としては初めて」と書きましたが、現役で若かった頃、所属部隊が普段お世話になっている民間の方々に贈るため、手分けして往復葉書を何十枚も書いたことが何度かありました。部隊所要を訴えても、各部隊に配布されるチケットは数枚程度ですので、その他の必要数は自助努力で確保しなければならなかったからです。

 当時は往復葉書での応募でしたから、昨年応募した際、一人一回のみのネット応募となっているのに驚きました。これだけネットインフラが整備された現在、そんなことで驚く自分にも驚きますが、人間は原始体験に支配され勝ちなんだなと、改めて思い知らされたのでした。

 さて、自衛隊音楽まつりの情報は、陸上自衛隊のホームページ上で公表されます。海上自衛隊を見てもダメです。

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 なぜ陸上自衛隊なのかと言いますと、何と言っても、圧倒的なマンパワーのある組織ですから、音楽まつりのような大イベントを行うには、その企画から運営、予算の執行など、あらゆる場面において、陸上自衛隊組織力と、何ともきめ細やかなノウハウが必要不可欠なのです。まぁ、実態的には陸上自衛隊のイベントに海・空自衛隊が参加していると言えなくもないです、ちょっと極端ですけど(≧∀≦)

www.mod.go.jp

 昨年の音楽まつりの前には、プロモーション動画が公開されていましたので、今年も募集要項が公表されたあと、同様の動画が見れるようになるのだと思います。

 昨年のプロモーション動画です。

www.youtube.com

 昨年の音楽まつりでは、三宅由佳莉さんは、東京音楽隊のドリル演奏にも参加せず、またソロでのプログラムも用意されていませんでした。どうやら昨年の公演から演出の担当会社が変わったようなので、その影響もあるのかも知れませんが、初日公演のフル動画を見た私は思わず、ちょっと不満げな記事を書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

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 そして、最終公演の様子をニコ動で視聴したあとに、この音楽まつりが空自の歌姫、森田早貴さんのデビュー公演でもあることを知り、上の記事への反省も込め、別の視点からもう一度書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

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 プログラムの大きな流れ自体は、毎年そんなに変わりはしませんが、個々の演出に込められた色々な思いなどを拾い集め、感じることで楽しむことができるのも、音楽まつりの魅力だと思います。会場での迫力あるライブ感を味わうのも素晴らしいでしょうし、たくさんアップされる動画を通じて細部を楽しむのもいいですね。

 今年はどんな音楽まつりになるのか、楽しみです。

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東京音楽隊の小田原チャリティコンサート

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 今日から9月ですね。今年も残すところ4ヵ月しかありません、月日の経つのは何て早いのでしょう。

 東京音楽隊にとっても、地方公演が一段落つき、地場東京を中心に定例・定期演奏会等を軸にした演奏活動にシフトしていく時期になります。

 1週間後の、9月8日(土)、東京音楽隊は、小田原市民会館大ホールにおいて「東日本大震災復興支援チャリティコンサート」を行います。ただ、「行います」と言うべきなのか、「協力します」と言うべきなのか、ちょっと迷います。

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 このコンサートのことは、東京音楽隊のホームページのコンサート情報のコーナーには掲載されていません。それは何故かと言いますと、他の演奏会のように広報活動の一環として行うものではないからです。

 自衛隊の部隊は、本来の任務に支障のない限り、地方公共団体その他の要請を受けて、その能力を活用した民生協力支援を行うことができます。例えば、災害派遣に引き続き、あるいは並行して行われる被災者の生活支援、道路の敷設や建物の建築・補修、オリンピックや国体などでの運営支援、地元のイベントへの支援(札幌雪まつりが有名ですね)など、多岐に渡ります。

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 音楽隊で見るならば、大相撲千秋楽での国歌吹奏、競馬のG1レースでのファンファーレ吹奏などが挙げられます。国立競技場のクロージングイベントやプロ野球クライマックスシリーズ等で三宅由佳莉さんが国歌独唱を行ったのも、民生協力支援の一つです。

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www.youtube.com

 もっとも、民生協力支援も、法的根拠に基づく「任務」には違いありませんので、あらゆる面から妥当性が検討された上で、命令をもって行われます。

 今回の小田原でのチャリティコンサートは、その目的の高い公益性が認められ、併せて期待される広報効果も十分考慮された上で協力が決定されたものと思われますが、あくまで実行委員会と小田原市が共催するイベントであり、東京音楽隊の任務はそれに協力して演奏を行うことに尽きます。ですから、そのイベントに関する宣伝等には一切関わらないという明確なスタンスをとっているというわけです。

 そのような背景にも関わらず、このコンサートへの関心は非常に高く、2,000円のチケットが、ネット上では発売開始の瞬間に完売してしまいました。それを予期した斎藤さんが、販売当日に小田原まで出向いて、限られたチケットを販売する窓口で購入してくださったおかげで、私は来週、このコンサートを会場で聴くことができます。斎藤さんには感謝の言葉もありません。何しろ、東日本大震災復興支援という趣旨から、久しぶりに「祈り」が演奏されるらしいのです。この曲を生演奏で聴くのが悲願であった私にとって、これほどの喜びはありません。

 演奏会の模様は、もちろん記事にして報告させていただきますが、実は、東京音楽隊は2015年にも、やはり小田原でチャリティコンサートを行なっています。

 2015年2月20日(土)小田原ロータリークラブ60周年記念コンサート「世界平和への祈り」が行われました。以前、このコンサートに足を運ばれた「navy171」さんから情報提供をいただきました。小田原ロータリークラブが関与する「ポリオ撲滅キャンペーン」への寄付金と引き換えに演奏会のチケットが貰えるという仕組みだったそうです。

www.townnews.co.jp

  この日は、MC荒木美佳さんが、おそらく初級海曹課程に入校中だったため不在で、久々に三宅由佳莉さんがMCを勤められました。「navy171」さんのコメントを引用すると「ディズニーメロディーの演奏曲目紹介では何曲あったのか全曲を早口言葉のように一気呵成に言ってのける芸当をしたり滑舌が良いので気持ちよく聞けるのが印象的でした。」とのことです。確かに滑舌の良い三宅由佳莉さんのマシンガントークのようなディズニーナンバー紹介を聞いてみたかったですね。

  「navy171」さんから提供いただいた当日のセットリストです。 

〈第1部〉
1)平和への行列
2)砂山(三宅さん歌唱)
3)この道(三宅さん歌唱)
4)スタンド・アローン(三宅さん歌唱)
5)天空の城ラピュタ

〈第2部〉
6)宇宙戦艦ヤマト(三宅さんスキャット
※この日川上さん不在、川上さんがいつも歌うメインテーマは歌唱なし演奏
7)マイ・ファニー・ヴァレンタイン
8)ブルー・ボッサ
9)レット・イット・ゴー(三宅さん歌唱)
10)花は咲く(三宅さん歌唱)
※事前に配布された歌詞カードにより三宅さんの歌唱に合わせ会場全体で
11)ウォルト・ディズニー・ソング・ブック
※何曲盛り込まれたか忘れましたが、三宅さんは紹介時に早口言葉のように一挙に曲名を言って会場の笑いを取りました。

〈アンコール〉
1)早春賦(三宅さん歌唱、この時ノーマイク)
2)行進曲『軍艦』

 すごいですよね。ヤマトのスキャットも含めれば、三宅由佳莉さんは7曲を歌い、しかも最初から最後までMCで会場を盛り上げたわけです。なんてゴージャスなコンサートだったことでしょう。

 今回の小田原も、きっと素晴らしいものになると思います。今から楽しみです。

兆し

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 三宅由佳莉さんのファンならば等しく思うことは、こんなに素晴らしい歌手がいることを、より多くの人に知ってもらいたいということではないかと思います。私も、そう思う一人ですし、できることならば世界中の人に知ってもらいたいと願っています。

 もちろん、既に国内での知名度は相当のものですし、海外にも多くのファンがいることは、Wikipedeaに中国語版とドイツ語版があることでもよくわかります。でも、なんで英語版がない(≧∀≦)

 ということで、先月アップしたのが、三宅由佳莉さんのこれまでを、ざっと英語で書いた記事でした。(その後、何度かアップデートしています)

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 これを書いた目的は、私のYouTubeチャンネルに、外国の方からのコメントが時々届くようになり、その中に三宅由佳莉さんのことを質問するものもあるのですが、先ほど触れたように、Wikipediaにも英語版がなかったので、三宅由佳莉さんのこれまでの経緯を簡単に英語でまとめた記事を書き、YouTube動画の説明欄からリンクで誘導しようというものです。

 この記事へは、ある程度のアクセスがあるのですが、果たして興味を持った外国の方なのか、興味本位の国内の方なのかまではわかりませんでした。

 そんな折、YouTubeチャンネルにあげている動画の一つ、「三宅由佳莉さんが歌う『愛国の花』」に、タイの方から英語と日本語の混じったコメントをいただきました。

www.youtube.com

Thanks for your contribution in English blog, it’s help a lot to understand Yukari san who now become my idol. ありがとうございます。」

(英語のブログ記事を書いてくれたことに感謝します。由佳莉さんのことを理解する大きな助けになりました。今や彼女は私のアイドルです。ありがとう)

 この方のチャンネルを訪ねてみると、自ら動画をアップはしていませんが、再生リストがきちんと整理されていて、その中に三宅由佳莉さんのリストと荒木美佳さんのリストもありました。

www.youtube.com

 「YouTubeチャンネルを訪れる外国の方に、三宅由佳莉さんのことを知ってもらう」ことを目指した英文記事が、機能していることが初めて確認できました。

 そしてこれが、三宅さんへの支持がより一層広がっていく兆しであってくれればいいなと思います。

 以上、報告でした。

三宅由佳莉さんの、艦これ「海色(みいろ)」

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  先日、昨年(2017年)4月29日(土)に東京音楽隊がニコニコ超音楽祭に初出演した際、三宅由佳莉さんが歌われた、艦隊これくしょんのオープニングテーマ「海色(みいろ)」を単曲仕立ての動画としてアップしました。

 ニコ超2017ライブからは「Tell Your World」を、また2018ライブからは、艦これのエンディングテーマ「吹雪」を、それぞれ単曲仕立てですでにアップしていることもあり、なんとなく「海色(みいろ)」がほったらかしのようで、切ない気持ちになったものですから。

 ということもあるのですが、昨年の秋頃に初めてニコニコ超音楽祭での東京音楽隊の動画を見た時から、「Tell Your World」も「海色」も難しいチェレンジ曲だなぁと思っていましたので、もともと、どちらも単曲動画にしたかったということもあります。

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 「Tell Your World」の難しさは、何と言っても、その音域の広さでしょう。そこはさすがプロの声楽家ですから心配ないのですが、やはり地声も使うため、その切り替えなどは大変難しかったのではないかと思います。

 そして、「海色」は、非常にテンポが速く変化の大きいメロディラインと、そこに乗せられた音数の多い歌詞が、歌う者には相当のハードルとなっています。

 オリジナルを歌っているAKINOさんのプロモーションビデををご覧ください。 

www.youtube.com

 とても格好良いですよね。もちろん、動画と言ってもプロモーションビデオです。とことん完成度を追求した結晶ですので当然といえば当然なのですが、ここに辿り着くまでにはAKINOさんも相当苦労したようです。「もう少し」「もう少し」と何度も撮り直しを続けたのだそうです。

 ですから、ニコ超ライブに向け、三宅由佳莉さんがどれほどの努力を傾注して練習を積んで来られたのかは想像に難くありません。

 そんな、大変難しい曲ですが、それに挑戦する勇気、そしてライブでここまで歌いきれる力量は、さすがだと思います。

  そんな三宅由佳莉さんの「海色(みいろ)」をご覧ください。

www.youtube.com

岩沼公演特派員報告!「三宅由佳莉さんの・・・」シリーズ外注編(3)

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 一昨日は、東京音楽隊による東北遠征の最終日、岩沼公演が行われました。

 実は、みなさまに隠していたことがあります。実は、この公演を、あの斎藤さんが観に行かれていたんです。演奏会の様子を報告していただく約束になっていましたが、サプライズ報告となるよう、伏せておりました。斎藤さんにとっては、、確か54回目の東音ライブになると思います。

 斎藤さんからのメールには、岩沼公演の会場の様子が、臨場感あふれる丁寧な表現で書かれています。流石はベテランと思わせる着眼点も多く、読み応えのある内容ですので、そのまま「特派員報告」として転載させていただきます。大作です。

 特に注目点ではないかと私が思ったところを赤字にしてみました。

 

 

プログラムは、本編は、気仙沼公演と全く同じです。

さて、自由席ですので、私は当然最前列狙いで、開場2時間半前に岩沼市民会館に行きました。すると、何と地元岩沼の方が2名並んでおられました! 私は3番目でしたが、開場してダッシュして、最前列真ん中やや左よりの席を確保しました。
どうも、岩沼に海上自衛隊の音楽隊が来るのは、初めてのようで、ということは、三宅さんの生歌を聴くのも初めてということのようです。

席についてみると、ステージ真ん中付近に、ハープとコントラバスが置いてあるのにきづきました。そうするとすぐに荒木さんと岩田さんがステージに現れ、サウンドチェックを始めました。「プレコンサートはお二人が出るのかな?」と想像したのですが、まさにそのとおりでした。

プレコンサートは、荒木さん、岩田さん、トロンボーンの沢田3曹、そして、あのトランペッター藤沼3曹、後はホルンの方(名前が分かりません。最近メンバーの入れ替えが多く、しかも、この2月の定期演奏会のパンフにメンバー表がなかったので、名前が分からない人が増えました)という豪華ラインアップでした! 曲は、普通は聴かれないエルガー作曲「コントラバストロンボーンのデュエット」、「スカボロフェア」など3曲でした。

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本編は、「輝け青春」で幕を開けました。真島さんは、鶴岡市出身ということなので、今回の公演で2曲入っているようです。曲が終わって荒木さんが登場し、最初のMCですが、仙台ということで「岩沼のみなさん、おばんでございま~す」で始まり、「今日は鶴岡、気仙沼と続いた東北遠征の千秋楽です。まだ(東京に)帰りたくはないんですが・・・、今日もはりきって演奏します」という流れで、2曲目の行進曲「虹と雪」の説明に入りました。

2曲目、あの「虹と雪」です。もちろん、三宅さんと藤沼さんの「虹と雪のバラード」のデュエットが中間に入ります。もちろん私の目の前で歌います。世田谷のときもステキでしたが、トワエモアを超えている!と思えるくらい、さらに洗練されて美しいデュエットでした。

3曲目は、昭和62年のNHK大河ドラマ「独眼流正宗」のメインテーマです。
渡辺謙さんを有名にした大河ドラマ、私も、渡辺謙が演じる「正宗」の良さに引かれて毎週欠かさず見ていました。

4曲目は、いよいよ、三宅さんの登場です。ハナミズキ、私は、2年前の8月「ペコロスの母に会いに行く」というお芝居を観にいったき、「一青窈」さんは、お芝居の映画版の主題歌を歌っていたということもあって、「一青窈
さんが、その日ゲスト出演されていて、ハナミズキを目の前で生で聴いたことがあります。
一青窈」さんのハナミズキも、ステキでしたが、この日の三宅さんのハナミズキは、オペラシティのときのように、私の真ん前約1メートルくらいの距離で歌ってくれたのですが、もう、可憐で、美しく、体全体キラキラ輝いていて、まさに、「ハナミズキ由佳莉ワールド版」として歌い上げてくれました。三宅さんは、「自分の歌」として作り上げるのが、(きっとすごい練習なのでしょうが)本当にうまいな、と思います。

5曲目は、言わずと知れた、ここのところ定番の「ネイビートラプソディ」です。
私、この曲聴くのもう6回目ですが、とにかくカッコいい!。この日は、中間部のスローで静かな部分が、一層深みが出ていてよかったように感じました。

休憩後第2部の最初のベイブリーズ、在川詩織海士長のサックス独奏と、牟田海曹長のトランペット独奏、そして、樋口隊長のドラムの独奏がありました

次は、スタートレックのテーマです。成沢海曹長のトランペット独奏をメインに演奏がされました、荒木さんは、成沢海曹長のことを「成沢のアニキ」と呼んでいました(さすがにがっしりしていて、頼りになるアニキという感じですね)。

さて、第2部3曲目、私がこの日一番楽しみにしていた、待ってました!の「ヤングマン」です。曲が始まる前に、荒木さんが、「みなさんにも歌ってもらいますよ~。ちょっと練習しましょうね」と切り出して、会場の皆で、あの「Y」、「M」、「C」、「A」のポーズの練習をしました。練習用のポーズをしたのは、
樋口隊長です。そのとき、「C」の方向、会場は、左右ばらばらで、隊長も一瞬
どっちかわからなくなって、会場全体で笑いが起こりました。そして、曲が始まると、かぴたんさんが想像されたとおり、三宅由佳莉ダンスチームの登場です。センターはもちろんボーカル+ダンスの三宅さん、昨年の、新潟三条での演奏会、横浜開港祭2017、音楽のたまて箱、並木祭などで披露された恋ダンスのときと
同じ5人編成、三宅さんの(会場から向かって)右は、昨年は桑原(旧姓西村)
海士長でしたが、今年は谷口愛奈(ROSEさんの呼び方ではまなちゃんです)
海士長、愛奈さんの右は、昨年の恋ダンスのときと同じ、動きの良い彼(すみません。顔と名前が一致しません。三宅さんの左は、昨年は横山響子3曹でしたが、今年は、変わりました(名前分かりません)。その左の彼は、恋ダンスのときと同じ彼でしたっけね?
三宅さんは、ハナミズキのときとは全く別人のごとく、もう、はじけていました!
声もダンスロボットダンスの時の高音のアニメ声に少し近い発声で、カッコよく歌い、あの「ヤングマンの振り」をしていました。
ヤングマンはこれでは終わりません。三宅由佳莉ダンスタームは1コーラス歌い終えて一旦袖に消えました。
その後は、まず、金管4重奏、トロンボーン独奏、そして、藤沼3曹の超カッコいいトランペット独奏と続き、静かな木管4重奏(それまで会場はものすごい手拍子でしたが、このときは、樋口隊長が手拍子を止めて、木管4重奏を聴きました)。そして再び、三宅由佳莉ダンスチームの登場です。練習した「Y」、「M」、「C」、「A」のポーズを、ダンスチームと
会場一体となって2度繰り返しました。そして、「ヤングマン!」という三宅さんの叫び??で終わりました。
私は、三宅さんと一緒に「ヤングマン」が歌えて、もう感激、テンションは上がりっぱなしでした。演奏後、「東北遠征で、岩沼が一番盛り上がりました! 暑いですよねぇ(と手をパタパタ)。深呼吸してくださ~い。でも、休憩がなくてすみません・・・」という荒木さんのMCがあり、会場から笑いが漏れました。

第2部4曲目は、「サムシング」、ビートルズナンバーですが、この日は、田村二朗1曹(確か、全日本こころの歌謡選手権決勝大会で、藤沼3曹とともに、コーラス隊の一人だった方です)のユーフォニアムの独奏という、おそらく普通はお目にかかれないようなアレンジで聴かせていただきました。

さあ、次は、これこそ何の解説もいりません。「美女と野獣」です。ホールは後ろの2階席はないので、安心して(?)左手から出てくる三宅さんを待ちながら、藤沼・三宅のステキなステキなドラマを堪能しました。会場のほぼ100%は地元岩沼の人のようでしたので、私の周りを見ても、二人が近づいていく演出を「えーっ、すごーい、ステキー」という目でご覧になっていたようでした。でも、何度観ても(私は、ホールで観るのは6度目ですが)どんどん二人の世界に引き込まれていき感動します!。

荒木さんのMCで「しっとりとした曲の後は」ということで、「エル・クンパンチェロ」です。甲子園の応援団の演奏曲としてもよく聴く曲ですが、荒木さんのMCは、「金足農業がんばりましたね。決勝戦の日、私たちは丁度この演奏会の練習でした。プレイボールの午後2になると、東北出身の隊員たちは皆気もそぞろ。でも、安心してください。しっかり練習してきましたから」と最後は、まじめな顔で話し、ここでも会場から笑いが起きました。
演奏は、とにかくすご~い。パーカッション担当の男性2人がボンゴをたたきますが、超絶演奏です。しかも、曲の中間で、渚さん(目黒渚2曹)の、こちらも超絶演奏のフルート独奏が入ります。ところで、渚さんのショートカット姿、この独奏のときに本当に真近で見ることができましたが、とてもキュートでよく似合っておられたと思います。

プログラムの最後は、「ドリフメドレー」です。まず、荒木さんが「ドリフメドレー」に入る前の「皆さん用意はいいですか。」の声を受けて、会場が「8時だよ全員集合」と叫ぶときの時間が、ぴったり午後8時だったのです。いやー、さすが時間厳守の自衛隊ですね。恐れ入りました。演奏は、清水3曹のひげダンスと(水の入っていないバケツを重そうに見せつつ、一気に回す)バケツパフォーマンス、大川好(このみ)2曹の変装、加藤ちゃんそっくりの牟田海曹長の「ちょっとだけよ」など、もう、まさに完成度の高いエンターテインメントですが、この日は、一つ意外なパフォーマンスが、清水3曹が、左袖の中の方に髭をもって入っていって、一人連れ出してきました。何と荒木さんです!。そう、荒木さんのひげダンスが見られたのです。そして、メドレーの締めは、樋口隊長が自ら「いい湯だな」を歌ってくれました(確か、宮崎ではそうだったと記憶しています)。
東京音楽隊凄いとしか言えませんね。

アンコール前に、樋口隊長に、主催者側(ホールの方でしょうか)から花束の贈呈がありました。

アンコール1曲目、「西郷どん」メインテーマではありません。地元にちなんでさとう宗幸さんの青葉城恋唄」です。歌うのは、藤沼3曹です(ROSEさんごめんなさい? 私、この日、藤沼さんの歌3曲、トランペット独奏1回、プレコンサートもあって、代わりに?たくさん堪能させてもらいました。青葉城恋唄、すごく良かったです)。

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さらにアンコールを求める拍手の中、樋口隊長が登場して、「いつもは、これで終わりなんですが、まだドリフ(8時だよ全員集合)も終わる時間じゃないので(このとき確か8時20分)、もう1曲」という粋なコメントをされて、「西郷どん」メインテーマです。三宅さんのヴォカリーズ、適確に表現できる語彙がないのがくやしいですが、とにかく「素晴らしい」の一言です。三宅さん、ヴォカリーズやスキャットすごく上手いですよね。ただアアアという声の中に、いろんな感情を込め、アアアというだけなのに、聴き手にはいろんな風景が浮かんでくる。底知れぬ表現力です。
そして、歌い終わった後の本当にステキな笑顔。岩沼の皆さんは、初めての「三宅由佳莉」に魅了されたことでしょう。
プログラムの最後は行進曲「軍艦」です。
そして、終わって樋口隊長が、いつもと同じように、「おいでおいで」をすると、三宅さんと荒木さんが再登場して、拍手の中、手を振りながら袖に消えていきました。

以上です。

 

斎藤特派員の思いを込めた報告でした。

斎藤さん、改めてありがとうございました(╹◡╹)

 

東京音楽隊の気仙沼公演概要

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 一昨日、鶴岡公演の速報記事を書きました。演奏会の感激をツイートされた「あそ」さんから情報提供をいただいたものです。西日本大遠征の際のプログラムとは、かなり趣の異なる演目になっていますが、可能な限り多くの人が楽しめるように配慮されている点は変わりありません。

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 その後気仙沼公演をご覧になった方のツイートを発見し、やはり演奏曲目について情報提供をお願いしましたところ、昨日、プログラムの写メをアップしていただきました。「ノグ」さん、ご提供ありがとうございましたm(_ _)m

 基本構成は鶴岡公演と同じです。特に第2部は、全く同じ構成となっています。

 第1部の1曲めが鶴岡の「コンサート・マーチ 東風」から「輝け青春」に変わっていますが、やはり真島俊夫さんの作品です。

 真島俊夫さんの作品は、数多くの動画が残されていますが、なんとこの「輝け青春」については、真島作品と特定できた動画が見つかりませんでした。

 その中で、「これかな?」と思われる動画を貼りますが、違っていたらごめんなさい。

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 ところで、なぜこの曲が選ばれたのでしょう。色々調べてみますと、どうやらかつてミヤギテレビで放送された「輝け青春」という番組があったようです。毎週、宮城県内の高校の部活動を紹介する番組だったそうですが、そのテーマ曲が「輝け青春」だったということなのではないでしょうか。

 

 第1部の3曲めは、鶴岡の「おしんのテーマ」から「独眼竜政宗のテーマ」に変わっています。これはもちろん、ご当地ゆかりの曲ですからわかりやすいですね。

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 独眼竜政宗は、まだ昭和だった1987年に放映されたNHK大河ドラマですが、大変人気の高い作品で、平均視聴率39.7%は未だに歴代トップだそうです。戦国武将として人気の高い伊達政宗を描いた作品ですから当然なのかもしれませんが、今では考えられないような数字ですね。

 そして、独眼竜政宗宮城県内での人気はさらに高いでしょうから、この曲には会場も盛り上がったことでしょう。

 

 さて、東北遠征最終日の昨日、岩沼公演はどんな感じだったのでしょうか。

 基本的には鶴岡、気仙沼と同じだと思いますが、冒頭曲やご当地曲を少し変え他のかもしれません。また報告します。

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 話は変わりますが、今日8月28日は、三宅由佳莉さんの事実上のデビューアルバム「祈り〜a prayer」がリリースされてまる5年の節目の日となります。

 私は昨年からの参戦なのでわかりませんが、従前からのファンの皆さまにとって、この5年はあっという間だったのではないでしょうか。

 このブログを始めて間もない10月24日に、「三宅由佳莉さんの涙」という記事を書きました。デビューアルバムのリリースを記念して、東京音楽隊の奏楽堂で急遽行われたミニコンサートでの出来事を書いたものです。

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 今回、ちょうど節目の時期に東北遠征が行われたのも何かの縁なのかもしれません。