あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの一石

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 一昨日、「三宅ゆかりさんの効能(6)」という記事で、三宅由佳莉さんを見ていると、「背筋が伸びる」思いがすると書いたところ、共感するコメントをいくつかいただきました。

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 やはり、三宅さんの言動や姿勢に触発されて、より良い自分になろうとする、そんなうねりが静かに、でも確実に広がっているのではないかと思えてきます。

 これはとても不思議なことだと思います。

 三宅由佳莉さんは、「こうあるべきだ」とか「こうすべきだ」など、説教がましいこと、あるいは押し付けがましいことを一言も仰ったことはありません。

 ただただ、ご自分の思いや気構えといったものを、照れたり、変に誤魔化したりせず、素直に、淡々と語っておられるだけなのです。

 自らを誇示するでも、徒に卑下するでもなく、飾らない淡々とした言葉で語られる、まっすぐな熱い思いが、我々聞く者の心を捉えて離さないのではないでしょうか。

 

 そして、そのまっすぐな思いが、そのまま表現されるからこそ、三宅由佳莉さんの歌に対する圧倒的な支持が広がってきたのだと思います。

 三宅由佳莉さんは、歌手としても、自衛官としても、そして一人の女性としても、とても魅力的な方だと思います。

 でも、三宅由佳莉さんを支持する方の多くは、まず、一人の人間としての彼女の魅力を見出しているのではないでしょうか。

 三宅さんとて、それこそ人間ですから、我々には見えないところで「もうイヤだ!」と匙を投げたくなったり、「こんなことして何になる」と無力感に襲われたり、きっとそんな時もあると思うんです。

 それでも、その度ごとに、自分自身と向き合い、最後には「自分を必要としてくれる人がいる限り、”三宅由佳莉”であり続けよう」と決意を新たにされているのだと、私は思っています。

 三宅由佳莉さんは、自衛官である前に、国民に広く支持され、影響力のある歌手であるという意味で「公人」であると言えます。

 随分前に「三宅由佳莉さんの効能(2)」という記事で、三宅由佳莉さんは、自分に否定的な考えを持つ人を含め、国民一人一人の側に寄り添って、背中を押してくれる存在であるし、私の感覚では、畏れ多いことながら、今上両陛下の国民との向き合われ方と通底するものがあると書きました。

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 私は、三宅由佳莉さんを神格化するつもりも、必要以上に礼賛するつもりもありません。それでも、3等海曹の身で担うには、あまりにも過酷な重責を自らに課して、それを満面の笑顔を絶やさずに遂行し続ける彼女の姿を見るとき、己の襟を正さずにはいられない気持ちに襲われるのです。

 三宅由佳莉さんが投じた一石が広げる、そのような波紋に触れることができたことを、私は幸せなことだと、強く感じています。

 

「卑怯な奇襲をどう思っている!」

遠洋練習航海の続きです。

 ロサンゼルスを出港し、日本へと向かう艦隊ですが、最後の寄港地となったのが、ハワイのパールハーバーです。米太平洋艦隊の司令部が所在し、米太平洋軍のアジア〜中東戦略の最重要拠点の一つでもあります。

 一方、日米外交史的観点から見れば、大東亜戦争における対米作戦の火蓋が切って落とされた地でもありますし、戦意高揚のためのプロパガンダだったとは言え、未だに世人の口に上る「リメンバー・パールハーバー」というスローガンは、日米間に不幸な時代があったことの象徴でもあります。

 そんなパールハーバーには、我が帝国海軍の空爆により港内で轟沈した戦艦アリゾナが、記念艦として残されています。

 水面下に沈んだ戦艦の艦体の上にこのような白い記念館が構築されています。

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上空から見ると、よくわかりますね。

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1941年12月8日、空爆を受けて沈み行くアリゾナです。

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 日米間に、過去このような戦闘が行われたことなど、想像もつかないほど、ハワイは、南国の楽園ぶりが卓越していましたが、ハワイでの楽しみなど、ここに書いても意味はないでしょう。

 艦隊が停泊したのは、もちろん米海軍基地内の桟橋です。私たちは、例によって制服姿で街の散策に出かけようと、基地構内を歩いていました。向こうから米海軍の少尉(当時の私たちと同じ階級です)がガールフレンドと一緒に歩いて来ました。すれ違いざま、彼が我々に対して何かを言いました。喧嘩腰の物言いです。ガールフレンドが必死で彼を止めていました。「パードン?」と聞き返すと、早口で捲し立てるので全部は聞き取れませんでしたが、「このパールハーバーでお前たちがやらかした、卑怯な奇襲のことをどう思ってるんだ!」ということでした。

 我々にも言いたいことはありましたが、私人として行動しているわけではないときに、この手の議論に軽々に乗るわけにはいかないのです。私たちは肩を竦めて、その場を後にしました。ガールフレンドに止められた少尉殿もそれ以上は何も言って来ませんでしたので、おそらく彼女の手前、単に意気がっただけなのでしょう。

 でも、そのような意気がり方が意識に上るということに注目する必要があると思いました。

 私が遠洋練習航海に参加したのは、1982年のことですから、終戦から37年後です。その程度の年月では、両国間の戦争が歴史になるには足りなかったのでしょう。

 他方、以前別の記事でも書いたことですが、互いに威信をかけて互角の死闘を繰り広げたからこそ、憎しみとは裏腹の畏敬の念を持ち得たことも事実なのです。

 上で紹介したアリゾナ記念館のすぐ近くに、やはり記念艦として保存されている戦艦があります。ミズーリです。大東亜戦争終結後、東京湾に停泊中の艦上において日本と連合国との降伏文書の調印式が行われた、あのミズーリです。

 大東亜戦争朝鮮戦争に参戦後、一旦退役するも再就役して湾岸戦争に投入され、1992年に再び退役、1999年から現在の姿になっています。

 下のリンクは、大東亜戦争中、ミズーリ艦上で実際にあった、祖国のために戦うもの同士の誇りと敬意について教えてくれるエピソードです。ぜひご一読を。

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三宅由佳莉さんの効能(6)

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  このシリーズは、そもそもシリーズ化を想定していたわけではありません。

    私自身が、三宅由佳莉さんの歌声のお陰で、いつのまにか内面に抱えていた大きな喪失感に気付かされ、そこから時間をかけて救い出されたプロセスを、医薬品になぞらえて「効能」と呼んでみたのが始まりです。

    ところが、三宅由佳莉さんには、そう言う意味での効能がいくらでもあるよね、ということに思い至り、回を重ね「効能シリーズ」として続いているわけです。

 そして、まだまだ続きそうだと言うことで、先日は小括までしました。

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  今回扱うテーマは「背筋が伸びる」です。

 三宅由佳莉さんを見ていると、二つの意味で「背筋が伸びる」思いがします。

 一つには、本当に物理的に、「背筋を伸ばして、正しい姿勢で生活しよう」という気持ちになります。皆さんもそうではありませんか?

 三宅由佳莉さんは、これまで多くのメディアに取り上げられてきましたが、どのシーンを見ても、立っているにせよ座っているにせよ、常に美しい姿勢を保ってらっしゃいます。もちろん、メディアへ対応中だという意識はあるのでしょうけれども、付け焼き刃でそのような姿勢を保てるものではありません。

 それがよく表れているのが、先般も取り上げた「天職」という番組でのインタビューシーンです。この時の美しい座り方については、随分前に記事を書いていますので、よろしければご一読ください。

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 私事になりますが、子供の頃、親からよく「姿勢を良くしなさい」と言われたものです。でも、自衛隊に入ってからさえ、なかなか良い姿勢で過ごすことはできなかったように思います。儀式など、気を引き締める必要がある機会には、ぐっと胸を張るので、却って普段の姿勢の悪さを認識させられるという有様でした。

 三宅由佳莉さんを見ていると、良い姿勢でいることが何故大切なのかということが、よくわかります。ありきたりですが、「一本筋の通った」人間性がストレートに伝わりますよね。

 外形が整っているからといって、内面が伴っているとは限らない、と反論される方もおられるかも知れませんが、果たしてそうでしょうか?

 先ほども言いましたように、美しい姿勢は、付け焼き刃では決して保てません。常に自分を律し続ける強い意志があるからこそ、保てるのです。ですから、そのような強い意志に支えられた「一本筋が通った」人間性を、その美しい姿勢が証明しているというわけです。

 下の写真は、2013年8月7日(水)、TBSの「ひるおび!」が、三宅由佳莉さんを取り上げた際、流された密着取材VTRの一コマです。取材する女性アナウンサーもとても姿勢がいいですよね。場慣れもしていますので、女性アナウンサーだけに注目すると何の違和感もありません。ところが、三宅由佳莉さんと併せて見ると、まるで三宅さんに気後れしているかのように感じられます。実際にはそんなことはないのですが、三宅由佳莉さんの姿勢が醸し出す「凄み」のようなものがそう思わせるのではないでしょうか。

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 そんな三宅由佳莉さんを見るにつけ、「背筋を伸ばして、正しい姿勢で生活しよう」と思うのです。

 とは言え、今更、三宅由佳莉さんのような美しい姿勢で生活することなど到底叶いませんが、それでも、「しょぼくれるな、胸を張れ!俯くな、視線を上げろ!」と、しょっちゅう自分に言い聞かせながら、日々を送っています。不思議なことに、そのようなことを心がけていると、心身のコンディションが上向いてきます。

 あ!まさに効能ですね(╹◡╹)

 

 そして、もう一つの「背筋が伸びる思い」とは、「堂々と、恥じることのない生き方をしよう」という気持ちになることです。

 三宅由佳莉さんは、これまで数多くのメディアに出演されてきましたが、ホストの方々が、口々に「背筋が伸びる」とおっしゃっているのは、まさに、こちらの意味でしょう。

 そして、そう思わせるのは、三宅由佳莉さんの語る使命感であり、何事にも真っ正面から取り組む姿勢なのだと思います。

 以前、別の記事でも触れたことがあるのですが、真面目に取り組むことや、いっしょうけんめい生きることは「格好悪い」とか、真剣な想いを語った後には「なんちゃって」とはぐらかす人の多い現今の世相の中にあって、ご自分の真っ直ぐな想いを、照れたり変に誤魔化したりせず、素直に語る姿は、鮮烈な印象を与えます。

 そして、その想いに一点の濁りもないからこそ、彼女が繰り出す、訥々としたなかにも誠実な言葉の一つひとつが、聞く人の心の奥底にまで響くのだと思います。

 

 ですから、そんな三宅さんの言動に魅了されるのは、私たち視聴者だけでなく、番組スタッフも同じなんだと思います。

 前出「天職」のエンディングロールに乗せたナレーションを聞くと、それがよくわかります。最初にこれを聞いた時、番組スタッフは、こんなナレーションを入れたくなっちゃったんだな、と素直に納得したのでした。

歌姫と呼ばれる自衛隊員として、どんな時も笑顔を絶やさない、と決意した28歳の一人の女性がいました。強い使命感、どんな人の心にも希望を届けようとする彼女の歌声は、驚異的な透明感となって、私たちの心に浸透していきます。国民のため、自衛隊員のために、私は歌っていかなければいけない。そう語る彼女の心の奥には、どれほどの重圧が、そして涙が、秘められているのだろうか。

 私を助けてくれる人はいますか?それは誰にもわからない。でも、私は、あなたを必ず助けます。決意の先に、希望がある限り!

(トリミングした動画はブロックされましたので、文字に起こしました。BGMは「希望」です)

www.nicovideo.jp

 三宅由佳莉さんの姿を見たり言動に触れ、「背筋が伸びる思い」がしたり、現に背筋を伸ばして生きていこうとしている人が少なからずいるはずです。

 これも、三宅由佳莉さんの大きな効能の一つに違いありません。

スペースマウンテンで肝を冷やす

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遠洋練習航海の続きです。前回から随分と間があきました。

 前回までの流れは、エクアドルグアヤキルという港を出港し、ガラパゴス諸島沖を通ってロサンゼルスに向かう途上、防火訓練や船舶の敬礼の話を挟んだところでした。

 その後、ロサンゼルスでのエピソードを思い出そうと努力したのですが、これといったものがなく、記事の構想が浮かばぬまま塩漬け状態となってしまいました。

 南米諸国やメキシコと違って、あんまり違和感のない世界ですから、仕方ないですね。でも、一つだけ特筆すべきことがありました。ディズニーランドに行ったことです。「何言ってんの?」という声が聞こえそうですが、当時は、東京ディズニーランドがオープンする何年も前のことです、みんなそれがあるのは知っていても、現実のものとは思えない、そんな時代だったんです。

 ですから、ほとんどの乗員・実習幹部はディズニーランドを訪れたんじゃないでしょうか。当時の園内は、こんな感じでした。随分と長閑な感じですよね。

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 色々なものに乗ったり入ったりしたと思うんですが、東京ディズニーランドでの体験に上書きされてしまって、よく覚えていないんです。そんな中で、鮮明に記憶に残っているのが「スペースマウンテン」でした。「すごい」と評判だったので、何人かの同期と連れ立って、列に並びました。ところが、丁度私たちのグループのところで満席となり、私だけが「1本遅れ」に乗ることになってしまったのです。私の後ろは、若くて可愛い女の子の二人連れです。

 こんなシチュエーションで、先頭の席に一人かよ、しかも、このアトラクションがどんな内容なのか全く知りません。こんな時、制服を着ていることがプレッシャーになります。

 とりあえず、飛ばされないように正帽を脱いで手に持ちましたが、後席の女の子たちの手前、日本海軍の士官がビビってると思われたくないので、とても落ち着いているふりをしました。ビビってるのに(╹◡╹)

 スペースマウンテン、乗ったことのある方はわかると思いますが、初めて乗ると、「ふざけんな!」と言いたくなるほどビビります。何度も、頭が吹き飛んだに違いないと思わされます。

 降りるとき、後席の女の子たちと顔を見合わせ、大笑いしました。お互いげっそりした顔をしていたのだと思います。

 でも、あのスリルは癖になりますよね。東京ディズニーランドがオープンしてから、何度乗ったことでしょう。

 今回は、遠洋練習航海とはほとんど関係のない話でした。

三宅由佳莉さんの秘密

ぬけがら掌編帖

 

 今回のタイトルは、何やらただならぬ感じがします。

 しかも、「ぬけがら掌編帖」とは、一体・・・・

 

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 三宅由佳莉さんの姿を見ていて、気がつくことはないですか?

 

 え、「可愛い?」「綺麗?」・・・ 正解!

 

 いやいや、そういうことじゃなくて、他にない? 

 

 はい? 「姿勢がいい?」「笑顔が素敵?」・・・ 正解!

 

 いや、そうだよ、そりゃ全部正解だよ。でも、そんな当たり前のことわざわざ質問するわけないでしょ。

 そうじゃなくて、なんかこう、いつも見てて、「あれ?なんでかな」「どうしてかな」って、不思議に思うことはないですか?

 

 ん? 「どうしてあんなに目が大きいのかな?」

 

 そりゃ、顔がちっちゃいからじゃねーの? ってか、それ、不思議とかいう問題じゃないでしょ! でも近づいた!

 

 え? うんうん、そう、それ! 正解!

 

 どうして、三宅由佳莉さんは額を露出しないのか・・・謎

 

 こだわりなのか・・・

 AKB48が大好きで、「前髪を篠田麻里子さんにしてください」と言ってカットしてもらったこともあるというし。うん、似合ってる。

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  それとも・・・いや、まさかね

 

 え?もったいぶらずに言えって?

 うーん、でもなんとなく言うのが怖いんだよね。

 そもそもだけどさ、三宅由佳莉さんの癒しの力って、おかしいと思わない?

 普通の人間にそんなパワーがあるとは思えないんだよね

 でね、何か秘密があるに違いないと思ってずっと考えてたわけ、

 そこで気づいたのが、なんでいつも額を露出しないんだろうってこと

 そこにパワーの秘密があるに違いないって思うんだよね

 え?どう言うこと?って、だから隠してるんじゃないの?

 は?何を? さっきから「言うのが怖い」って言ってんじゃん

 なんで? そりゃ、秘密を漏らしたら何が起きるかわかんないじゃん!

 え? 小声で言えば大丈夫? そういう問題か

 まぁ、でも、まさかそんなことがあるわけないもんな

 つまりね、三宅由佳莉さんの額には第三の・・ぅあっ!!

 ・・・三宅由佳莉恐るべし 

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 変な記事ですみません(≧∀≦)

 今回取り上げたかったのは、写真の髪型が似合ってるな、ってことだけだったんですけど、ちょっと掌編風に遊ばせていただきました。

 「ぬけがら掌編帖」は、私がいつも作品を読ませていただいているtoikimiさんのブログ「かきがら掌編帖」のもじりです。

toikimi.hateblo.jp

 つい最近「ぬけがら」が話題になったものですから調子に乗りました。

三宅由佳莉さんの効能〜小括(1)

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 これまで、「三宅由佳莉さんの効能」シリーズを5本書いてきましたが、どうやら、まだまだ続きそうな気がしますので、この辺で小括しておくことにしました。

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 三宅由佳莉さんには、まるで処方薬のような「効能」がある。言葉遊びではなく、私は素直にそう思います。

 私自身は気づいていなかったのですが、私は「三宅由佳莉」と言う処方薬が必要な状態に陥っていました。何となく「君が代行進曲」が聞きたくなったのが端緒です。YouTubeであれこれ行進曲を聞き進める中で、突然出会ったのが三宅由佳莉さんの「祈り」でした。劇薬です。強い作用で、空虚になっていた心を崩壊させ、落ちるところまで突き落とします。でも、このプロセスを踏まないと薬効は現れません。

 中毒性も強いです。あまりの中毒症状に、このまま立ち直れないのではないかと心配になるほどです。

 でも、急性期の中毒症状は、やがて落ち着きを見せ、自分と向き合う余裕が生まれて来ます。そこから、本当の効能が力を発揮し始めます。

 とても不思議な感覚です。救って頂いておきながら失礼な話ですが、「一体、何なんだろうこの人は」と思いました。

 「心を鷲づかみにする」などとよく言いますが、そんな感じじゃないんです。

 外から心を鷲づかみにするのではなく、気がつくと、いつの間にか自分の心の中にいて、寄り添ってくれている。そんな感覚です。

 多分、三宅由佳莉さんに救われた方々は、多かれ少なかれ、同じような感覚だったのではないでしょうか。そんな気がするのです。

 「必要とする人が、必要とする時に、気づけばずっとそこにいてくれたことを知る、そんな存在」なのではないかと、別記事で書きましたが、それは今言った感覚から出て来た印象です。

 いつでも、誰のためにでも、例えそれが自分に悪意を持っている人であろうと、その人の心に思いを届けようとする。その心持ちが、歌声にきちんと現れているからこそ、必要とした時に、ずっとそこにいてくれたと感じられるのだと思います。

 それだけではありません。三宅由佳莉さんの歌声を聞き、その立ち居振る舞いをご覧になった多くの人が、三宅さんの中に、我々が失ってはならない日本人としての美徳を見ているのではないでしょうか。そして、そのことに一筋の希望を見出し、この国はまだ大丈夫だという安心感を得ているように思えるのです。

 そんな立ち居振る舞いの、最たるものが、いつも絶えることのない「笑顔」です。いつも笑顔でいるなんて、途轍もないチャレンジです。並の人間にできることではありません。しかも作り笑いじゃないんです。心からの笑顔です。

 やっぱり「一体、何なんだろうこの人は」と思わずにはいられません。

 掴み所のない魅力とでも言いましょうか、変幻自在にみんなの度肝を抜きながら、いつも同じところに帰って来て、またみんなを安心させる。

 そんな三宅由佳莉さんの持つ「効能」は尽きることがないのかも知れません。

 

 

三宅由佳莉さんの2012年レビュー

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 前年の平成23年(2011年)は、まさしく文字通りに、日本国中に激震が走った年でした。三宅由佳莉さんにとっても、生涯忘れがたい年であろうと思います。

 明けて、平成24年(2012年)は、”スター自衛官三宅由佳莉” の揺籃期と位置付けられるのではないでしょうか。東京音楽隊の活躍とともに、三宅由佳莉さんの存在が徐々にではありますが、知られるようになってきました。まだまだ知名度はそれほど高くないけれど、各方面から注目されるようになっていきます。

 そんな2012年をレビューしてみましょう。経年による、資料や情報の散逸、消滅が多くみられ、細部まで踏み込みきれなかったものが少なくありません。残念です。

 

 

02月19日(日)第51回定期演奏会

 東京オペラシティコンサートホールにおいて第51回定期演奏会が行われました。ポスターには、第一部での演奏曲目と思われる2曲の曲名が記載されているのみで、三宅由佳莉さんが何を歌われたのかについての情報はありません。誰か教えてくれ(≧∀≦)

 それどころか、三宅由佳莉さんの名前も載っていません。まだ、そういう時期だったということなのですが、なんか、却って新鮮な印象がありますよね。

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 この定期演奏会の情報を掲載した吹奏楽マガジン「バンドパワー」にも、

www.bandpower.net

音楽の友社のコンサートガイド欄にも、三宅さんの名前は欠片すら見当たりません。

www.ongakunotomo.co.jp

 まさに、揺籃期っていう感じがして、ワクワクします。

 

 

 

02月25日(土)日大藝術学部剛柔流空手道部創部65周年を記念する会

 三宅由佳莉さんは、日本大学藝術学部で声楽を学ばれる一方で、剛柔流空手道部に所属し、心身の鍛錬にも励まれました。そんな空手道部の創部65周年を記念する会が開かれましたが、三宅さんはその幹事の一人として事前の準備のほか当日の司会進行役を務められました。更に、開会冒頭の国歌独唱まで担われるなど、大活躍ですね。

 国歌独唱の画像です。後ろ姿ですが、動画もありますので観てください。

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 現在、新造護衛艦命名進水式で「君が代」を独唱される機会の多い三宅由佳莉さんですが、この式典にも、同じように厳かな雰囲気を与えてくれていますね。

 それにしても、姿勢が実に美しい。

www.youtube.com

 司会進行をされている様子です。また、現役部員への表彰式では、プレゼンターも務めていました。

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 会の様子を収めた動画がありますので、ご覧になってください。三宅さんの姿はほとんどありませんが、剛柔流空手同部の稽古の様子なども収められており、学生時代の三宅さんの姿が垣間見えるような気がします。

www.youtube.com

剛柔流空手道部65周年0325.mov - YouTube

日大芸術空手道部 OB会 65周年記念式のご案内

 

 

03月02日(金)、「自衛隊東京音楽まつり」

 東京音楽隊は、文京シビックホールの大ホールで行われた「自衛隊東京音楽まつり」に出演しました。これは、この春の新規入隊・入校予定者に対する壮行会のような催しで、第1部では、入隊・入校予定者の決意表明などが行われ、第2部が東京音楽隊による演奏会という構成だったようです。

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 三宅由佳莉さんは、演奏会のMCを務められたほか、「Time to Say Goodbye」を披露され、入隊・入校予定者の皆さんを魅了されました。

 下の写真の左端に写っているのが、MCの三宅由佳莉さんです。

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この日のセットリスト
1:東京オリンピックマーチ
2:オブラディ・オブラダ
3:タイム・トゥー・セイ・グッバイ
4:キセキ
5:マンテカ
アンコール
6:軍艦マーチ

  熊本県出身のシンガー・ソング・ライター「YAMATO」さんが、この演奏会に足を運ばれ、ご自身のブログに記事を残して下さったおかげで、トレースすることができました。YAMATOさん、ありがとうございます。

 YAMATOさんの記事の一部を下に引用します。

三宅由佳莉”さんと言う女性隊員が歌った【タイム・トゥー・セイ・グッバイ】には感動!
司会をしながら、司会ぶりもプロのアナウンサーかと思うくらいでしたが、歌には、本当心掴まれたって感じでしたね。
実は、自分は声楽的な歌い方って、何か現実の生の泥臭さから逸脱している気がして正直あまり好きではないんですが、でも、本当、何故か心を掴まれましたね。
声が透明で、ある域を越えてしまっている本物だからでしょうね…。
自衛隊の印象がガラッと変わる気がしました。」 

その気持ち、よーくわかります。 

yamato-yasushi.com

 

 

 

04月08日(日)、PARACUP2012に参加

 三宅由佳莉さんは、東京音楽隊の先輩方とともにPARACUP2012に参加され、ハーフマラソンを完走されました。

 大会に誘って下さった先輩はスピード重視の方だったので、自分は完走できるか不安で、別の先輩に相談したところ、「じゃ、仮装でエントリーしよう、楽しく走れるから」と言って下さったそうです。それでカエルさんなんですね。妙に似合ってます。

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 三宅由佳莉さんとPARACUPの関わりについて書いた記事がありますので、下に埋めておきます。

retcapt1501.hatenablog.com

 

 

 

東京音楽隊地方公演ツアー2012

 この年のツアーは、九州中心のようです。熊本、宮崎、大分での演奏会の情報が確認できていますので、今年(2018年)のツアーとよく似ています。ということは、鹿児島、山口、鳥取での公演もあったのかも知れませんが、まだ発見には至っておりません。

06月08日(金)ふれあいコンサートin大分

 地元の音大とのコラボだったようで、このコンサートを聴きにいかれた方のブログ記事によると、聴きなれない曲ばかりだったそうです。そして、アンコールでようやく聴き慣れた曲「Stand Alone」が演奏され、三宅由佳莉さんの歌唱に感動したとのこと。

 ブログ主様によれば、「元歌より素晴らし」かったそうです(╹◡╹)

ginkan.exblog.jp

 

06月11日(月)、ふれあいコンサートin高原

 本来なら、2011年に予定されていた高原での公演ですが、震災への対応などで年度繰り下げ実施です。河邉一彦隊長の故郷での凱旋公演となりました。

 下の写真は、演奏会の夜に催された、地元の支援者の皆さんとの懇親会の様子です。ご自分のブログにこの写真をあげて下さった方によると、東京音楽隊は、通常このような懇親会は行わないのだそうですが、やはり河邉隊長の郷里ということもあり、特別な配慮が払われたのではないかということでした。

 三宅由佳莉さんが着用されている白い半袖のポロは、東京音楽隊の遠征中の練習着ではないかと思われます。2016年のバーゼルタトゥーの記録映像で、英海兵軍楽隊との合奏練習の際に皆さん着用されていました。

 宴会の情報はありますが、肝心の演奏会のことはさっぱりです。

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6月12日(火)、ふれあいコンサートin宮崎

 地本の過去ログにコンサートの名称が残っているのみで、詳細はわかりません。ただ、今年(2018年)の準備状況をみると、基本的に熊本公演と同プログラムですので、この年も同様であったろうと思われます。

 つまり、井澗昌樹さんの祝典序曲「祈りは翼となって」、真島俊夫さんの「ミラージュⅣ」・・・等のの演奏です。残念ながら、三宅由佳莉さんが歌われたと思われる曲についての情報はありません。

 

06月13日(水)、ふれあいコンサートin熊本

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06月17 日(日)、キャンパスコンサート@くらしき作陽大学

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 このコンサートツアーは、三宅由佳莉さんの郷里である倉敷まで繋がっていました。

倉敷市作陽大学で行われたキャンパスコンサートでは、2時間のプログラムの進行役を三宅由佳莉さんが務め、岡山弁を交えながらのMCに会場も大盛り上がりだったようです。三宅さんは、歌を3曲披露されたそうですが、曲目は不明です。

 倉敷といえば、三宅由佳莉さんが所属していた「倉敷児童合唱団」がありますが、三宅由佳莉さんと共に同合唱団で活動されていたOGの方々、また現役合唱団員も多数、このコンサートに集まり、「倉児」OGの活躍に心を弾ませたことでしょう。

 

 

07月01日(日)、「3等海曹 三宅由佳莉」の誕生

 三宅由佳莉さんは、7月1日、3等海曹に昇任されました。海士長に昇任後2年3ヶ月での昇任です。この頃から、三宅さんの名が、広く世間に知れ渡って行ったため、「3等海曹」という階級も、三宅さんと共に有名になりましたよね。

 別記事で、三宅由佳莉さんも、そろそろ2等海曹への昇任が視野に入ってくると書きました。書きましたし、昇任していただきたいと思います。でも、どこかに3等海曹のままでいて欲しいという気持ちもない訳ではなく、ちょっと複雑な心境です。おそらく、親が子の成長を喜びつつ、寂しさを覚えるのと似た感覚かも知れません。

 ところで、今回のように日曜日に昇任した場合どうなるでしょう。

 自衛官の昇任に、辞令書の交付などはありません。事前に人事電報(人電)で発令されていますので、昇任日の午前零時をもって、自動的に新たな階級となります。

 人電が出たところで、新階級章が交付されますので、前日に自分でせっせと縫い付けます。階級章の着用位置は服装規則で細かく規定されていますので、定規で測りながらの作業になります。音楽隊の場合、制服がたくさんあるので大変ですよね。ひょっとしたら業者に委託しているのかもしれません。

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07月11日(水)水曜コンサート(赤坂新国際ビル)

 この日に赤坂新国際ビルで水曜コンサートが行われたとの情報がポツリとあるだけで、画像も動画も見つかっていません。引き続き探します。

 また、通常であれば、翌日には新宿三井ビルで「木曜コンサート」が行われるのですが、その情報は確認できていませんので、こちらも、引き続き捜索します。

 

 

09月07日(金)すみだトリフォニーホールにおける第46回定例演奏会

 この演奏会では、歌劇「ラ・ボエーム」から、「冷たい手を」そして「私の名はミミ」つまり、詩人ロドルフォとお針子ミミの出会いのときめきの歌い交わしが演奏されました。下のリンクからは、三宅由佳莉さんの歌う「ミミ」がご覧になれます。

 現在のところ、3等海曹の階級章をつけた、最初の画像がこれだということになります。出会ったばかりの詩人ロドルフォへのときめきに戸惑いながら自己紹介するミミの可愛らしい心情がよく表現されていると思います。この曲の終わり方が唐突な感じがするものですから、予習してこなかった方には「?」という感じだったのか、終曲から拍手までの間隔が長過ぎる感じがしました。

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 そして、「カンツォーネ・ディ・ブレッツァ」。おなじみの調べが三宅由佳莉さんの美声で歌い上げられます。「サンタ・ルチア」「オ・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」。どの曲も、三宅由佳莉さんはとても楽しそうに歌っています。その気持ちが聴く側にも伝わりますよね。歌い終えた後の満面の笑顔が印象的です。

 「フニクリ・フニクラ」は客席手拍子ありでもいいかなとも思いました。

 河邉隊長は、三宅さんを、あくまでもソプラノ歌手として育てようとしておられたのがよくわかります。様々な楽曲への挑戦はさせながらも、演奏会では三宅さんのソプラノをフィーチャーした演目をちゃんと用意していた感じがします。

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 こちらに埋め込み画像もあります。

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09月29日(土)ふれあいコンサートinステラシアター(河口湖ステラシアター)

河口湖ステラシアター

 このイベントは、2013年9月に予定されている第28回国民文化祭やまなし2013に向けたプレ事業として行われたものです。次年のステラシアターにおける東京音楽隊三宅由佳莉さんの演奏については、「2013年レビュー」に譲りますが、プレ公演の概要は以下の通りです。でも、画像・動画はさっぱり見つかりません。

第28回国民文化祭やまなし2013プレ事業・吹奏楽の祭典プレ大会
海上自衛隊東京音楽隊 ふれあいコンサート in ステラシアター】

日時 2012年9月29日(土)

開場 13:30~

開演 14:00~

場所 河口湖ステラシアター

全席自由(入場無料/整理券配布)

問合せ 0555-72-5588(河口湖ステラシアターまで)

当日、ステラシアターでは、音楽隊によるJ.デ=メイ/交響曲第一番「指輪物語」から第一楽章 魔法使いガンダルフ A.ロイド=ウェーバー/ミュージカル「オペラ座の怪人」ハイライトなど迫力のある演奏をお楽しみいただけます。

 

 

10月4日(木)横浜みなとみらいホールにおける第47回定例演奏会

 この定例演奏会全体がどんな感じであったか、実はよくわかりません。でも、三宅由佳莉さんの歌唱に関しては、二つの動画が残されているため、大変ありがたいです。しかも、一つは「レ・ミゼラブル」からの「夢破れて(I dreamed a dream)」ですし、他方は「オペラ座の怪人」。ミュージカル女優を目指していた三宅由佳莉さんにとって、これほど幸せを感じる演目はないのではないでしょうか。

 「夢破れて」は、翌2013年8月にリリースされ、大変注目された三宅由佳莉さんのデビューアルバム「祈り〜未来への歌声」にも収録され、三宅さんの代表的なレパートリーの一つとなりました。

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 バリトンの横山浩平さんとの共演となった「オペラ座の怪人」は、実に画期的な企画ではなかったかと私は思います。これは三宅由佳莉さんという専属のソプラノ歌手がいたからこそ実現したことでしょう。東京音楽隊が「オペラ座の怪人」を演奏できたことがとても重要だと思います。そしてその演奏がまた、素晴らしいものでした。

 私が一番好きなのは、三宅由佳莉さんが独唱される「Think of me」です。ラ・ボエームの「ミミ」同様、とても可愛らしいときめきが、三宅由佳莉さんの歌唱でよく表現されているからです。でも「オペラ座の怪人」の中でどの曲がお気に入りか、これは人によって様々だと思います。

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 この時の「オペラ座の怪人」について書いた記事がありますので、よかったら覗いてみてください。

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10月11日(木)公開、観艦式予行終了後の演奏

 観艦式の予行を終え、東京湾に向け帰投しつつある「くらま」艦上で、演奏会が行われました。ヘリ格納庫内という、演奏するにはあまりにも劣悪な環境にもかかわらず、東京音楽隊が奏でる音は、力強く響き渡り、また、三宅由佳莉さんが歌う「Stand Alone」は、その立ち姿の凛々しさも相俟って、聴く者の心を揺さぶります。

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  この動画を上げて下さったroubil1んが、「持っていったビデオカメラの電池は切れ、古いデジカメでの撮影なので手ブレやピンボケだらけですが雰囲気だけでも伝われば幸いです。」と仰っているとおり、画質も音質も、お世辞にも良い状態とは言えません。

 でも、この動画を観るたびに思うのです。伝える側の想いが本物であれば、会場や録画条件などに、どれほどの意味があるのだろうかと。心は心を探ります、音質や画質ではないんです。

 「くらま」側も三宅由佳莉さんの歌唱には相当の配慮をしているようで、三宅さんの歌唱が終わった直後に艦内マイクが入ります。航海中は、艦艇運用が最優先されますが、それでもギリギリまで艦内マイクを控えたことがよく伝わります。

 つくづく、いい動画だと思います。roubil1さん、ありがとうございます。

 

 

 

 

10月13日(土)観艦式付帯演奏会(みなとみらいクイーンズ・スクエア)

 観艦式付帯行事として、みなとみらいのクイーンズ・スクエアで行われた演奏会で、海上自衛隊の各音楽隊は、それぞれ趣向を凝らした演奏で聴衆を楽しませてくれました。東京音楽隊の演奏会では、三宅由佳莉さんがMCを務めながら、何曲かの歌を披露されました。中でも、この時に歌われた「Time To Say Good-bye」は、AMANO Jun-ichiさんがYouTubeにアップされた動画を通じ、伝説的な名唱として全国はおろか、世界中に伝わりました。このブログの読者の中にも、この動画に衝撃を受けた方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 何本かあるこの日の動画から一本を選ぼうと思ったのですが、どれも捨てがたいのでまとめて掲載します。それぞれ別の楽しみ方ができると思うからです。

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 上の動画と同じ演奏を、3階付近から撮影した動画です。視点が変われば、また違う魅力が見えてきますよね。周囲に集まった聴衆の多さもよくわかります。

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 三宅由佳莉さんのオープニングMCから、Time To Say Goodbyeまでの様子です。自己完結型シンガーですね。それにしても聴衆の数半端ないです。

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11月16日(金)〜17日(土)、自衛隊音楽まつり

  まずは、東京音楽隊のドリル演奏です。三宅由佳莉さんの出演はありませんが、いつも通り素晴らしい演奏ですので、ぜひご覧になってください。

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 三宅由佳莉さんが歌を披露されたプログラムだけを選んで編集した動画がありますので、ご覧になってください。まず、陸・空音楽隊の女性隊員とともに、「故郷」を美しく歌い上げました。また、フィナーレでは「想望」のヴォカリーズで会場全体を感動に包みます。「想望」の動画は、私がもっとも好きなものの一つです。 

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 以前、「三宅ゆかりさんの独唱‥‥‥自衛隊音楽まつり(2)」で、「想望」についての私の想いを書いていますので、よかったら覗いてみてください。

 

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  この年の音楽まつり全体をご覧になりたい方は、下のノーカット版をどうぞ。

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12月23日(日)、読売新聞朝刊のコラム欄「顔」で紹介された
【顔 三宅由佳莉さん(26) 自衛隊「歌姫」

 そのままですが、下のブログに記事の写真と、記事内容について書かれていますので、そちらに飛んで読んでみてください。印象深い、ちょっといい記事だと思います。

hajimevision.blog.so-net.ne.jp

 下のブログは、この日の読売新聞コラムの他にも色々な内容が詰め込まれています。とりあえず、この日の読売記事も載っているということで、ここに埋めておきます。

blogs.yahoo.co.jp

 

 

12月24日(月・祝)川口総合文化センターでの、第48回定例演奏会

 川口総合文化センター"リリア"メインホール” で、クリスマス・イブのクリスマスコンサートが行われました。残念ながら、このコンサートの様子について書かれた記事等にはまだ巡り会えていません。引き続き捜索して行きます。

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。時間の経過とともに消え行く情報。時間との戦いのような、このアニュアルレビュー作成ですが、今、しっかり押さえておかないと、本当に情報が永遠になくなってしまいます。

 これから三宅由佳莉さんに「出会う」人々のためにも、きちんと整理しておいてあげたいと思っています。

 曲がりなりにも、2012年までのレビューが終わりました。

 いよいよ問題の2013年です。1本の記事で1年分を支え切れるのか、ちょっと自信がありませんので、ひょっとしたら2〜3本に分割するかも知れません。乞うご期待。