東京音楽隊の公式ホームページでは、コンサートの予定について逐次更新が行われています。今年はいろんな意味で特異な年ですので、例年のスケジュール感とは少々異なる兆しが見えていますね。
ゴールデンウィーク明けに予定されているランチタイムコンサートがそれです。
何しろ今年は、観艦式イヤーですし、皇位を継承される徳仁親王殿下の即位の礼正殿の儀が秋口に予定されています。また、来年に迫った東京オリンピック関連行事等もおそらく入ってくるでしょう。
更に、私の見積もりでは、今年、東京音楽隊にとって久々の海外遠征が行われるのではないかと思われます。
こうした、例年にはない大イベントがいくつも控えていることから、恒例のランチタイムコンサートが9月から5月にコンバートされたのではないかと思っていました。つまり、9月には何らかの大イベントが予定されているので、この時期にランチタイムコンサートを行うことができないということです。
ところが先日、第60回定例演奏会の予定が公表され、9月14日(土)に昭和女子大人見記念講堂で開催されることが判明しました。うーん、どうにも混迷が深まります。
もっとも、次年度の予定を組む際、大イベントがいくつも重なりそうな時には、小イベントはその時期を大きく外してまず確定してしまうということも実務上当然あるでしょうから、ランチタイムコンサートの時期が5月になったことに大きな意味はないのかも知れません。
5月にはまた、愛知県公演(2箇所)が行われます。
この後、いずれかの地方のコンサートツアーが行われるのだと思いますが、さてどこなのでしょう。楽しみですね。3自衛隊合同コンサートの開催地も気になります。
しばらく足が遠のいていますが、昨年大きな地震の被害を受けた北海道での開催があるかも知れません。
そして、先ほども触れましたが、9月14日(土)には、昭和女子大学人見記念講堂で第60回定例演奏会が開催されます。
人見記念での定例演奏会は恒例化してきましたね。地元世田谷区での開催ですし、昭和女子中高生徒さんたちとの交流というのが一つの伝統のようなものになりつつある感じです。様々なホールで東京音楽隊の演奏を聞きたいという気持ちもあるのですが、人見記念はいいホールですし、恒例化するのもアリではないかと思います。
即位の礼正殿の儀が10月22日(火)に予定されており、同日祝賀御列の儀(いわゆるパレードですね)が行われます。各自衛隊の音楽隊は沿道数カ所に分散配置されて祝典行進曲を演奏することになると思われます。
観艦式の予定が不透明なのですが、観閲官である安部総理の日程をにらみつつ現在調整中というところでしょう。公募されていた観艦式のロゴマークとキャッチフレーズは5月の末頃に決定されるようです。
東郷の杜音楽祭、自衛隊音楽まつりも今のところ日程の情報はありません。
いずれにしても、今年はいつもに増してイベントが盛りだくさんです。どんな展開になっていくのかとても楽しみですね。