6月13日(水)、鹿児島県垂水市の垂水文化会館で開催された「瀬戸口藤吉翁ふるさとコンサート」に、海上自衛隊東京音楽隊が出演しました。
同市出身とされ、行進曲「軍艦」を作曲した明治時代の海軍軍楽長、瀬戸口藤吉氏の偉業を顕彰する音楽祭です。
ゆきかぜさんからの情報で、自衛隊鹿児島地方協力本部(鹿児島地本)のホームページを確認したところ、当日の会場内の様子を収めた写真が何枚か掲載されていましたので、そのまま拝借します。
この演奏会は、毎年開催されているもので、通常は佐世保音楽隊が出演しているようなのですが、地本の記事によると、今年は瀬戸口藤吉翁の生誕150周年、垂水市市政施行60周年の節目の年にあたることから、東京音楽隊に白羽の矢が立ったようです。
東京音楽隊による鹿児島での公演は10年ぶりと、どこかの記事に書いてあったような気がします。地元の期待も相当大きかったのではないでしょうか。
先般も報告したとおり、今回の演奏会は応募抽選ではなく、色々な施設での整理券配布という形式だったのですが、6月1日に配布開始したところ、あっという間に捌けてしまったそうです。
首都圏での屋内演奏会は、全て応募抽選形式ですが、観客席の様子を撮影した写真などを見ると、意外にも空席が散見され、選に漏れた身からすると、なんとも勿体無いやら釈然としない思いがするのですが、今回の会場はびっしりと埋まっていて、とても満ち足りた気分です(╹◡╹)
地本の記事では、この演奏会の演奏曲目については全く触れられていいませんので、具体的な演奏会の様子についてイメージすることはできませんが、最後に行進曲「軍艦」で大いに盛り上がったことでしょう。
演奏曲目については、情報を得次第、この記事をアップデートすることにします。
さて、鹿児島地本の記事によりますと、東京音楽隊に所属する鹿児島県出身隊員と、地元の吹奏楽部に所属する生徒さんたちとの懇談も行われたとのこと。
地方公演の際には、地元の中高吹奏楽部の部員や保護者の方々を招いたり、学校まで演奏指導に出向いたりと、吹奏楽部の生徒さんたちとの交流を重視しているようです。
もちろん、将来の音楽隊員のリクルートという目的もあるでしょう。
こうして、地元の先輩が音楽隊で活躍している姿を見ることは、吹奏楽部の生徒さんたちにとっては、大きな励みになるでしょうし、逆に音楽隊員の側も、地元の可愛い後輩たちとの触れ合いでパワーがもらえるのではないかと思います。
ところで、この記事を書くためにあちこち見ている中で、この演奏会を組み込んだバスツアーの募集を見かけたので、紹介しておきます。なんとなく、はとバスの観劇ツアーのような感じですね。
このような形であれば、入場整理券の「転売」には当たらないということなのでしょうけど…
何れにしても、東京音楽隊と三宅由佳莉さんの人気の高さがよくわかるツアー企画だなと思いました。