あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

東京音楽隊の小田原チャリティ公演始末記

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 ようやく本題に入ります(≧∀≦)

 会場の様子です。まだ開演まで1時間あるのに、会場内は照明が絞られた状態になっています。ステージ正面の「海上自衛隊東京音楽隊 東日本大震災復興支援チャリティコンサート あの日を忘れず、今も願う感動の和、復興の輪」という横断幕と、東京音楽隊の隊旗にスポットが当たっていましたので、「復興支援のともし灯」をイメージした演出なんだと思います。

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 会場入り口で渡されたパンフレットを見てみましょう。

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 第1部の最初に「軍艦」を持ってきました。俄然、アンコール曲が気になりはじめます。何を持ってくるんだろう。「祈り」と「花は咲く」は予想通りですし、期待が高まります。全般構成は、復興支援というキーワードに結びつく楽曲中心に、この演奏会のためによく練った上で編まれているようです。

 さて、13時開場で14時開演ということで、プレコンサートがあるんじゃないかとの斎藤さんの予想通り、13時20分、左袖からトロンボーンの沢田勝俊さん、ピアノの太田紗和子さん、そして、申し訳ありませんお名前は存じ上げないのですが、ユーフォニウム奏者の方が登場、13時40分までの20分にわたりトリオでのプレコンサートを催してくださいました。入場者が次々と自分の席を探しながら入場してくる、大変ざわついた状況ではありましたが、とても美しい調べで楽しませていただきました。

 プレコンサートが終わり、しばらくすると両袖から隊員の方々が繰り出し、ステージの最終的な設えを行いましたが、この時、ちょっと驚くことがありました。

 ステージに向かって左端に置かれたハープを、荒木美佳さんが、演奏定位置である一段高い台の上へ移動させたのですが、あの大きなハープを、ひょい、と事も無げに持ち上げて台の上に乗せたのでした。35kgもある楽器です。鍛えてますね(╹◡╹)

 ステージの設えが終わると、いつもと同じようにハープの荒木さん、コントラバスの岩田さんのチューニングが行われました。今回、荒木さんのチューニングが特に念入りで、開演の直前まで行われていました、ハープのソロパートが多いのかもしれません。

 開演は5分遅れの14時5分、まず総合司会を務める女性アナウンサーの方(せと みかさん)が口火を切られ、今回のチャリティコンサートの実行委員長である市川聡さんからご挨拶がありました。東日本大震災から7年が経過し、報道等で扱われることもほとんどなくなったけれど、特に放射線の影響でようやく復興に着手したばかりの地域もある。この演奏会が、そのような現実を再認識する機会になれば。というような趣旨でした。

 「それでは海上自衛隊東京音楽隊の皆さま、よろしくお願いいたします」の呼びかけに、両袖から隊員の皆さんが入場して来られました。左袖は藤沼直樹さん、右袖は目黒渚さんが先頭です。目黒さんのショートカットが、先日来話題になっていましたが、初めて拝見しました。髪が短くなって可愛らしい感じになったのだろうと単純に思っていましたが、なんと言うか、とてもエレガントな雰囲気です。

 皆さんが席につくと、左袖から、樋口隊長の登場です。大きな拍手に応えながら指揮台に上がり、いよいよ演奏が始まります。指揮台の上で、みんなの意識を集中させるためでしょうか、ちょっと間を置いてから両腕をすっと上げ、タクトが振り下ろされた瞬間、ステージ上の世界が一変します。演奏会の初っ端を飾る「軍艦」を聴くのは2度目ですが、コンサートマーチとしてこれほど盛り上がる楽曲もそうはないでしょう。

 手拍子なしの「軍艦」を、楽曲として十分堪能させていただきました。

 ここで、左袖から荒木美佳さんが登場、「改めまして、皆さまこんにちはー!」いつもの出だしです。荒木さんの元気なこの挨拶が、演奏会を引き締めると同時に会場に詰め掛けた聴衆の気分を高めてくれていると、いつも思います。

 さて、いつもなら演奏会の終盤に持ってくる「今、この時も、目の届きにくい海の上、空の上で、多くの海上自衛官が任務に就いております。この演奏会を通じて、海上自衛隊のことを身近に感じて頂けたら幸いです。」と言うメッセージが、このタイミングで出てきました。今回は広報演奏ではなく、あくまでチャリティイベントへの協力ということで、このメッセージを入れるタイミングもよくよく考えられたのだと思います。勿論、今回も、斎藤さんと一緒に、このメッセージへの共感の拍手を送り、会場の皆さまの賛同の呼応もいただきました。

 第1部2曲目は、「ネイビート・ラプソディー」。7月7日の川越での3自合同演奏会で初演された、東京音楽隊のオリジナル楽曲です。何度聴いても、なんとも格好の良い素晴らしい曲なのですが、聴くたびに違う印象を得るのは、多彩な音とメロディーで構成されているからなのでしょうか。聴く者の気持ち次第で様々な印象を得ることができる、そんな楽曲なのかもしれません。

 そして、3曲目、私が「悲願」とまで言い続けてきた「祈り」が演奏されるのです。

 荒木美佳さんがこの曲の紹介をされている後ろを、左袖からステージ中央に向かって、三宅由佳莉さんが静々と歩を進めます。因みに、今回の演奏会での東京音楽隊の皆さんの服装は、定期演奏会で着用される、東京音楽隊限定のタキシードタイプの試作演奏服でした。

 スタンドマイクの前に立つ三宅由佳莉さん。私の席の真正面です。5列目席ですが、1列目のシートはありませんので、実質4列目。三宅さんの表情も、仕草もよくわかります。演奏会で、この特別な曲を歌うのは約2年ぶりですから、いつも以上に緊張されていたのではないでしょうか。右手の指は体側に沿ってまっすぐに伸びていましたが、左手はぎゅっとスカートの生地を握っているように見えました。

 太田紗和子さんのピアノが奏でられます。あ、今回はショートバージョンです。考えてみれば、フルバージョンなら三宅さんの登場はもっと後ですもんね。

 いつも思うことがあります。三宅さんの歌が始まるまで、期待で一杯なのですが、歌い出しで、必ず期待をはるかに超えた衝撃を受けます。

 夢にまで見た「祈り」の生演奏です。いつも動画で聴く「祈り」より、少しだけゆっくりした演奏で、一つ一つの歌詞を丁寧に噛みしめるような、そんな歌い方でした。そして、これまでにないような表情の豊かさ、「強く生きていこう」で見せた目力の凄み、この歌は、三宅さんとともに成長し続けるんだ。そう感じました。今回の「祈り」は、30代になって初めての演奏会での披露だと思います。これまでの「祈り」に少しだけ大人のテイストを加味した、そんな仕上がりを感じました。何しろ、初めて聴くことができた「祈り」ですので、見当違いな印象かもしれませんが、私にはそう感じられました。私の視界内でも何人かの方が、涙を拭っておられましたが、本当に心に響く素晴らしい演奏でした。

 4曲目は、「ゆりかごのうた」です。昨年リリースされた「SING JAPAN」にも収録されていますが、誰もが知る子守唄ですね。この歌を歌われる三宅由佳莉さんは、慈愛に溢れる聖母のような表情で、その人柄がそのまま歌声に乗って、聴くものの心に届きます。なんでも歌えるだけじゃなく、どんな歌にもご自分が解釈された歌の真髄をしっかりと持って歌うので、メッセージがきちんと届くのでしょう。素晴らしい「ゆりかご」でした。

 第1部のラストは「ドラクエ・セレクション」、最初にドラゴンクエストが世に出た時、まだ30歳前後だった私も、このゲームに熱中しました。それまでのゲームとは全く異なる世界観、冒険に旅立つ勇気や大切なものを失う悲しみなど、なんてドラマチックなゲームなんだろうと思いました。でも、それらの感情を引き出してくれたのが、すぎやまこういちさんが手がけた楽曲の数々だと思います。

 今回のプログラムで、この素晴らしいRPGの楽曲を、東京音楽隊の演奏で聴くことができたことに感動しました。

 

 ここで15分間の休憩に入ります。

 

 第2部のトップは、「キボウノカゼ」。この曲は、2013年に福田洋介さんが、復興をテーマに創られた曲で、とても元気な勢いのある楽曲です。第2部の初っ端を盛り上げてくれます。

 引き続く2曲目ですが、「銀河鉄道999」。この曲は、過去にも色々な演奏会で披露されてきましたが、「宇宙戦艦ヤマト」に比べると、演奏頻度は低かったかかもしれません。ボーカルは、言わずと知れた川上良司さんです。7月1日で海曹長に昇任された川上さんですが、今年に入ってからボーカル出演がないなぁと感じていたところ、最近またステージ上で歌声を聴く機会が増え、安堵しているところです。

 川上さんのボーカルと、三宅由佳莉さんのコーラス+ハモりで演奏された、ちょっと哀調を帯びたこの歌、いいものです。

 3曲目は、ディズニーナンバーから「星に願いを」。この曲は、神奈川県出身のクラリネット奏者、清水恭子さんによるバスクラリネットをフィーチャーした演奏となりました。清水さんは、今年のドリフターズメドレーでは「ヒゲダンス」などでコメディブレイクもされてますが、やはり一流の演奏家ですよね。この素敵な曲を、バスクラリネットの重厚な音色で織り上げます。清水さんのソロ、素敵でした。

 4曲目、は「シング・シング・シング」のメレンゲバージョン。これは今年の西日本公演や人見記念講堂でも披露されました。実に楽しい楽曲なのですが、この曲が始まる前の荒木さんの紹介が面白かったです。

 一通り曲の紹介をした最後に「魅惑のコーラスもお楽しみください」と、三宅さんとのご自分のコーラスを紹介するところに、茶目っ気を感じさせますね。「自分で言うな!」と、斎藤さんと盛り上がりました。

 いやほんと、自分で言っても構わないくらい、魅惑のコーラスであることは間違い無いです。バンドの演奏自体がとてもカッコよく、思わず体が動き出しそうになるのですが、お二人のコーラスの、絶妙な存在感は、このプログラムの肝だと思います。二人でスイングしながらの、コーラスなのか、相の手なのか、不思議な世界。満面の笑顔でダンスする姿が印象的です。

 5曲目に披露されたのは、「カントリー・ロード」。元々は、米国のジョン・デンバーさんが、1971年に歌って全米でも日本でも大ヒットした、邦題「故郷に帰りたい」という曲です。ジブリ作品「耳をすませば」の挿入歌、そしてエンディングテーマとして使われたため、今ではその印象の方が強いかも知れませんね。

 この曲を紹介する荒木さんが、英語の歌詞の部分を引用して「Country road, take me home」と言った際の発音が素晴らしかったのですが、コンサートマスターの横野さんが、荒木さんの方を振り返り、満面の笑顔になって「やるな」と言う表情。そして樋口隊長と目を合わせ、二人して右手で口から言葉が出るジェスチャーをしながら「発音がいいな」と言う無言のやり取りをしているのが微笑ましかったです。

 横野さんは、ステージ上でのそういった小ネタをきちんと拾って、会場に向けてアピーるするのがとても上手だと思います。まだ、会場の方が横野さんのメッセージを受け取って反応する準備ができていない段階ですけど、いずれ横野さんのアピールで会場が沸くようなシーンが見られるようになると思いました。

 6曲目は、復興支援ソングとして創られた「花は咲く」でした。この歌も、三宅由佳莉さんが歌われましたが、配布されたパンフレットの裏表紙に歌詞が書かれているので、「会場の皆さんもどうかご一緒にどうぞ」という荒木さんの紹介がありました。

 歌い出しでは、みなさん、三宅さんの歌を聴きたいものですから、ほとんど歌声は聞こえませんでしたが、少しづつ会場の歌声も聞こえ始めます。そして最後の方のリフレインのパートで楽器演奏がピタリと止まり、三宅さんのア・カペラと会場の合唱が演出されました。三宅さんと一緒に歌っていることを実感できる、とても素晴らしい演出だと思います。そして、最後にまた楽器演奏が入り、この素敵な曲を締めくくります。とても良い思い出になりました。

 最後の曲は、ディズニーランドの人気アトラクション「イッツ・ア・スモール・ワールド」のテーマ曲「小さな世界」です。心踊るようなこの曲を、川上良司さんと三宅由佳莉さんのボーカルで披露されました。楽しく、ワクワクする演奏とデュエットでした。この演奏中、川上さんが舞台左端へ、そして三宅さんは右端へ移動し、そこから中央に向かって少しづつ近づいて行きます。そして、中央で並んで立つお二人は、時折向き合って笑顔を交わし合います。とても素敵な演出ですが、ひょっとして、美女と野獣のパロディでは? と考えると、ちょっと楽しくなりました。

 東京音楽隊の演出は、どの曲も本当に楽しめるように工夫されていて、いつも感心させられますね。本当に素晴らしいプログラムでした。

 樋口隊長が喝采に送られながら左袖にはけて行かれます。鳴り止まない拍手に引き続きアンコールと行くのが通常の流れですが、ここで実行委員長からの花束贈呈が入ります。再びステージに姿を表した隊長に花束が贈呈され、会場は拍手喝采に包まれました。

 荒木美佳さんが「万雷の拍手にお応えして、もう1曲お送りします」として紹介されたのが、東日本大震災の後、日本の復興を祈って、英国の作曲家フィリップ・スパーク氏から贈られた「陽はまた昇る」でした。

 震災に打ちのめされた日本が、再び活力を取り戻し、元の姿、いや、より生き生きとした力強い姿に蘇ることを願い、信じて書かれた曲なのだと言うことがよくわかる、勇気の湧いてくる楽曲です。素晴らしい演奏でした。

 樋口隊長は再び左袖へ、でも鳴り止まない拍手。荒木美佳さんが登場し、「盛大な拍手ありがとうございます、それでは、本当に、これが最後の曲です」と「本当に」に力を込めて言うものですから、会場は大爆笑でした。

 締めくくりの曲は、なんと「ラデッキー行進曲」! ヨハン・シュトラウスの作品で、ウィーンフィル管弦楽団ニューイヤーコンサートにおけるアンコール最終曲目として定着しているこの行進曲。

 荒木美佳さんが、「それではお贈りします、ラデッキー行進曲!」と紹介されただけで、鳥肌が立つような感動を覚えました。東京音楽隊の演奏で、この曲が聴けるなんて、なんて幸運なんだろう!

 出だしで気持ちを持って行かれるところが、「軍艦」ととてもよく似ていると思います。素晴らしい曲の素晴らしい演奏で最後を締めくくっていただき、大満足の演奏会でした。斎藤さんとも「ラデッキー行進曲にはやられましたね」と話しながら会場からロビーに出ると、端の方で、スタッフの方と談笑しておられる樋口隊長を発見、演奏の御礼をさせていただきました。いつも朗らかな対応をしてくださいますね。

 さて、演奏会場を後に、斎藤さんと連れ立って駅まで徒歩で向かいます。

 会場の脇には東京音楽隊の楽器運搬車が止められていますが、あ、後部のカーゴドアが開かれている。楽器積載の準備が進められているようです。

 思わず、近寄り内部の写真をパチリ。基本的には普通のカーゴスペースですが、天井に照明がつけられているのは、積み下ろしに細心の注意が必要だからなのでしょうし、横壁にフックベルトのようなものが見えるのは、楽器を固縛するための設えなのかもしれません。なかなか興味深いものを見せていただきました。

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 この撮影をした直後、斎藤さんが「そこに川上さんがいるよ」と言うので、ふと目を向けると、目の前に私服に身を包んだ川上さんが、積載の段取りのために電話での連絡調整をされていました。さっきまで演奏服装だったのに、切り替えが早いと言うか、テキパキやらなければ東京音楽隊の演奏活動は成り立たないと言うことなのでしょう。

 改めて、隊員の皆さんの、ステージ上ではなかなかわからない姿に接し、素晴らしい演奏への感謝の気持ちと、今後もますます応援していこうと言う気持ちを新たにした次第です。

 

 以上、報告でした。演奏会等の様子が少しでも伝われば幸いです。

 

  

 

 

いざ小田原へ②

 昨日、「いざ小田原へ」という記事で報告しましたが、小田原市民会館大ホールで行われた、東京音楽隊のチャリティーコンサートに行って参りました。

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 小田原駅に到着し、ホームから改札口に向かうと自動改札機の上に巨大な提灯が!

やっぱ小田原だね (^.^)

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 で、改札を抜けて、右へ進み東口を出て、会場である市民会館のある方角を見ると、なんと、風景の中に小田原城天守閣がにょっきり生えているではありませんか。

 まだ、時間もあるしちょっと行ってみよう。

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 小田原城址公園までは、歩いて10分くらいでしょうか、公園脇の入口から入りました。この橋を渡って右の方に行けば天守閣です。

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 ここで空を見上げると、「あ」雲から雨が放出されています。今は晴れですが、あれが、程なくこの辺にも降って来そうです(≧∀≦)

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 傘のない私は、一瞬迷いました、あいつらが地上に落ちてくる前に会場に向かうべきか、せっかくここまで来たんだから天守閣を見に行くべきか。うーん見にいこう!

 で、件の橋を渡り天守閣への門をくぐります。

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 さっきまでは、風景の中に生えていた天守閣が、見事に聳えていました。でも、この時点で、ポツポツ雨が降り初めていました。天守閣の中まで入るのはあきらめて、会場を目指すため、回れ右です。

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 ふと脇を見ると、え「手裏剣打ち」。射的の手裏剣版です。やってみたい(≧∀≦)

でも、雨が降り始めてますし、今回の目的は東京音楽隊の演奏会です。こんなところで手裏剣を投げているうちに雨で進出できなくなったら元も子もありません、後ろ髪を引かれつつ天守閣を後にしました。

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 二の丸を抜けて市民会館方面に抜けようとしましたが、ここで本降りの雨に遭遇してしまいました。やっぱり、あの時天守閣を諦めればよかったか(≧∀≦)

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 でも、御門でちょっと雨宿りしているうちにポツポツ雨になったので、すかさざず、会場に向かいました。

 

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 「小田原市民会館前」と書かれた歩道橋を発見、その脇にちゃんと会場である小田原市民会館がありました。やれやれ(≧∀≦)

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 館内に入ると、お、斎藤さん。もう来られてましたか(╹◡╹)

 ロビーには、自衛隊募集事務所のブースが立っており、携行糧食(レーション)なども展示されていました。「美味しいですか?」と質問すると「ええ、昔に比べれば」との回答でした。自分の経験的にも、そこそこいけてる感じです。

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 斎藤さんと他愛もない会話をしているうちに、開場の時間となりました。

 チケットの確認と手荷物検査を受けて、大ホールのロビーに入ると、黄色いポロシャツを着た大勢のスタッフの方々が観客の受け入れに当たってらっしゃいました。チャリティコンサート協賛団体の職員の方々のボランティアなのだと思います。みなさまとても明るい笑顔て親切に対応されていました。ご苦労様でした、そしてありがとうございました。

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 そんなことより、演奏会はどうだったんだよ・・・すみません、鋭意執筆中です。

 昨日、演奏会の帰りがけ、親族宅にお邪魔した関係で、体調がすぐれなかったものですから書き始めるのに時間がかかりました。ええ、いわゆる二日酔いというやつです(≧∀≦)

 

いざ小田原へ

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今日は、東京音楽隊のチャリティコンサートを聴くため、小田原へ向かいます。天候にも恵まれ、恵まれ過ぎて暑いくらいですが、逸る気持ちを抑えつつ、11時5分横浜発の東海道線快速アクティーに乗りました。いや、別に普通の電車なんですけど、車両にトイレが付いてるみたいです(╹◡╹)

本当は11時14分発に乗って、12時09分小田原着予定だったんですけど、ホームに上がったらちょうどアクティが入ってきたので思わず乗りました、11時51分に小田原着です(╹◡╹)

平塚を出たあたりから、前方に雨雲が見えてきました(≧∇≦)

横浜はあんなに晴れてたのに、小田原はまさかの雨では?

傘持ってないし(≧∇≦)

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小田原着、晴れてましたヾ(๑╹◡╹)ノ"

アクティーにさよなら

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三宅由佳莉さんの、心に寄り添う歌 〜北海道のみなさまへ〜

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 私は普段、テレビを全く見ないものですから、昨日の朝、職場に出勤するまで知りませんでした、強い地震で北海道の各地に大きな被害が出ていることを。

 北海道には、このブログにもよくコメントを寄せてくださる「バリピル宇宙」さんや「鹿野高志」さんがお住まいです。大きな被害に遭われていないことを祈るばかりです。北海道全域が停電という事態で、電話も通じず、北海道に親戚・知人がおられる方々は、安否の確認のしようもなく不安な時間を過ごされているのではないでしょうか。

 私も、北海道には親族や友人がたくさんおりますが、今のところ無事が確認できたのは友人一家族のみです。彼とは、つい先日ラインでのやり取りを始めたばかりだったのですが、そのラインが、唯一の通信手段となりました。普段から、様々なコミュニケーションツールに慣れ親しんでおくことはとても大切なことだと、改めて感じました。

 そのラインでさえ、電力が復旧しない限り、やがて消えゆく風前の灯に過ぎません。

 幸い、一部の地域ではすでに電力が復旧しており、今後も段階的に進められていくようですが、完全復旧には1週間を要する見通しです。

 それにしても、技術力も管理運営能力も世界に冠たる我が国で、北海道全域が電力を失うブラックアウトが起きるとは思ってもみませんでした。しかも電力が自由化された現在においてです。送電施設に不測の事態が起きた場合には、高度に発達した電力供給ネットワークを通じて、直ちに隣接する電力会社から予備電力が供給され、最低限の社会インフラを維持できるものと信じていた私には意外すぎる現実でした。

 電力を失った瞬間、社会全体が全く機能しなくなるのを見れば、私たちが普段、電力という不思議な力のおかげで、どれだけ背伸びして生きているかということがよくわかります。

 電力のない一夜を、不安な気持ちで過ごされた北海道の方々に、全国のみなさんが様々なツールで寄せた気持ちが、届いてくれていることを願います。

 陸海空自衛隊の部隊による、支援物資の輸送も夜通し行われているようです。

 遠く離れたこの地から、私にできることは限られますが、三宅由佳莉さんメインのこのブログですから、三宅さんの歌をお送りできればと思います。

 6月に大阪を中心に大きな被害を出した震災の折に、やはり不安と悲しみを抱えているであろう被災者の方々の心に寄り添える動画を作ろうと思い立ち、急遽編集したものです。被災直後、しかも電力を失った状態では、それどころではないかも知れませんが、三宅さんの「君をのせて」「仏法僧の森」「風の通り道」は、いずれも、不安や悲しみを抱えた心に寄り添ってくれるものと信じています。

www.youtube.com


明後日に迫る・・・小田原チャリティ公演

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 先日、「東京音楽隊の小田原チャリティーコンサート」という記事を書きましたが、いよいよ明後日に迫って参りました。 

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 いつものことではありますが、東京音楽隊の演奏会が近づくと、なんだか妙にそわそわしますし、緊張感が高まってきます。

 それがまた心地良くもあるのですが、早く聴きたいという気持ちと、このワクワク感をもう少し楽しみたいという気持ちの両方がせめぎあいます。だって、演奏会が始まると、本当に「あっ」と言う間に終わってしまうんですから。もちろん濃〜い内容の演奏会ばかりですから、満足できることだけは確かですけど。

 セットリストは明らかではありませんが、東日本大震災の被災者を慰め、勇気付けた「祈り」と「花は咲く」の2曲は、ほぼ間違いなく演奏されると思います。

 前回の小田原チャリティでのセットリストを見る限り、「三宅由佳莉オンステージ」と言って良い状況ですね。おそらくですけど、この当時の地方公演も同じようなセトリで行われていたのではないかと思います。この年に行われたと思しき新潟公演のDVDを募集事務所でご覧になったゆきかぜさんによると、小田原公演で三宅さんが披露された、ディズニーメドレーの全曲名早口紹介が、新潟でも披露されていることからの推測です。

 では、今年の小田原チャリティーも、西日本遠征や東北遠征と同じような構成になるのかと言うと、ちょっと疑問もあります。

 2015年当時、「祈り」や「花は咲く」は東京音楽隊の演奏会の定番演目でしたが、現在、演奏会で披露されることはなくなってしまいました。ともに大ヒットした2つの曲目を、今年の地方公演のセトリにただプラスするだけとは思えないのです。

 ですから、どのようなセットリストで「東日本大震災復興祈念」と銘打った演奏会に臨むのか、とても楽しみです。

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 因みに、斎藤さんと私は1階の5列目でこの演奏会を鑑賞します。

 このブログをお読みで、当日会場にお越しになる方、よろしければ、声をかけていただけると幸いです。何某かの情報交換もできるでしょうし、何より、交流の輪が広がるのが嬉しいですよね。私は、相変わらず左手の小指に装具を装着していますので、目印にはなると思います。

 いかづちさんからいただいた、三宅さんのイラストカードもどこかに装着しているかも知れません(╹◡╹)

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森田早貴さんのチャレンジ

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 先週の金曜日、8月31日に、すみだトリフォニーホールで、航空自衛隊のセントラルバンドである航空中央音楽隊の定例演奏会が行われました。

 リーフレットを見ると「第2回定例演奏会」となっています。空自は年度ごとに第1回、第2回と呼称するのか、あるいは、最近「定例演奏会」という呼称に変わったのでまだ第2回なのか、その辺はわかりませんが、とにかく第2回定例演奏会でした。

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 私が、珍しく空自の演奏会のことを取り上げるのには、もちろんわけがあります。

 先日川越で行われた陸海空合同演奏会を聴いて、どの軍種のセントラルバンドも同じように凄いなと思い、東京音楽隊のことばかりではなく、陸自・空自の音楽隊のことにも触れて行きたいなと考えているのは確かです。ただ、私にはまだ、そこまで手を広げるほどの余力がありません。

 それでも今回、空自セントラルバンドを取り上げたのは、そのセットリストの中に、三宅由佳莉さんのオリジナル曲「祈り a prayer」が入っていたからです。

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 第2部、10曲目に入っています。歌はもちろん、空自の歌姫・森田早貴さんです。

 画期的ですよね(╹◡╹)聴いてみたかったな

 因みに、この演奏会には海自東京音楽隊の樋口隊長と三宅由佳莉さんが足を運ばれましたが、「祈り」を歌う森田さんが緊張しないようにと、来場することは伏せていたのだそうです。配慮が行き届いていますね。でも、いくらお忍びで来場しても、三宅さん目立ちますからね、他の観客にはすぐわかってしまいます。三宅由佳莉さん発見報告が、開演前には森田さんの元に届いていたそうです。

 さて、この企画、いつものように私の想像ですが、森田さんの希望を叶えるものだったのではないかと思いました。

 三宅由佳莉さんに憧れて自衛隊の歌姫を目指した森田さんは、愛知県立芸術大学の学生時代から、カラオケで「祈り」を何度となく歌ったでしょう。そしていつかはステージでこの歌を歌ってみたいと思っていたのではないでしょうか。全くの想像(妄想)に過ぎませんが、なんとなくそんな流れかなと思った次第です。

 さて、「祈り」のように、オリジナルの強烈なイメージがある歌をカバーするのはとても勇気のいることだと思いますし、自分のスタイルを作り、それを受け入れてもらうのは簡単なことではありません。そこに敢えてチャレンジされた森田さん、そして空自音楽隊に、まず敬意を払いたいと思いますし、今後、新しい「祈り」のイメージが作られていくのも楽しみです。

 YouTubeを検索すると、「祈り」を歌われている方が何人かいらっしゃいます。やっぱり気に入った曲は自分で歌いたくなるものですよね。ギターの弾き語りで歌う男性の動画(音だけですが)もあります。

 我らが斎藤さんも、三宅由佳莉さんと同じキーで歌われるそうです。それはそれで凄いですね∑(゚Д゚)

 こうして、三宅由佳莉さんの強烈なイメージを纏った「祈り」が、少しづつ、いろんな方々に歌われることで、新たな魅力が見出され、そして長く愛される曲になっていってくれたらいいな、森田さんが「祈り」を歌われたと聞き、そんな風に感じたものですから、記事にしてみました。

 

平成30年度自衛隊音楽まつり「挑戦 CHALLENGE」

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 やはり、週明けに平成30年度自衛隊音楽まつりの概要が公表されました。

 今年のテーマは「挑戦 CHALLENGE」です。どんなメッセージがこのテーマには込められているのでしょう。平成の年号で行われる最後の音楽まつり。来年からの新たな時代への挑戦という意味もあるでしょう。また、2020年に控える大イベント、東京オリンピックへの挑戦ということもあるかもしれませんね。

 昨年に引き続き、3日間の日程で合計5回の公演が予定されていますが、やはり祝日でもあり最終回ともなる第5回公演の人気が一番高いのではないかと思います。

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 そして今年も、音楽まつり告知CMの動画が公開されました。これまでにない斬新な動画です。さすが「挑戦 CHALLENGE」を標榜するだけのことはあります。斬新すぎて何の具体的なメッセージも入っていないのに、逆に強く印象に残ります。面白いです、ぜひご覧になってください。東京音楽隊からも、三宅由佳莉さんはじめ、お馴染みの方々が出演(と言っていいのか)されています。

www.youtube.com

 toikimiさんによると、この動画のようなパフォーマンスを「マネキンチャレンジ」というのだそうです。なるほどね(╹◡╹)

 チケットへの応募は、陸上自衛隊のホームページから応募フォームを開いて、必要事項を入力することで行います。一人一回のみで、当選した場合には入場券(ハガキ)が送られてきます。 入場券1枚で2人まで入場可能です。

 ↓↓このリンクも陸自の応募フォームに繋がっていますのでよろしければどうぞ。

平成30年度自衛隊音楽まつり応募フォーム【応募はすでに締め切られました】

 告知CM動画を観て、何だかワクワクしました。今年の音楽まつりは、きっと新しいいことへのチャレンジがたくさん観られるんじゃないでしょうか。

 今年こそはチケットを当てたいものです。どの公演に申し込むか、よーく考えてから応募フォームに入力しようと思っています。