あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

初ライブ素晴らしかったですね

 先ほど、約1時間の「ミニミニライブ」が終わりました。え?もちろん三宅由佳莉さんのインスタグラムライブの話です。皆様、ご覧になられましたでしょうか。

 なんというか、とても新鮮な印象が残ります。

 これまで、音楽隊の演奏会では三宅さんの歌を何度も聴かせて頂きましたし、その度に感動を覚え、記事にも書かせて頂いて来ました。でも、それはあくまで「公務」あるいは「任務」としての歌唱です。素晴らしいには違いないのですが、表現者としてのパフォーマンスとは違うものでしょう。

 今回のライブを拝見して印象に残るのは、藤沼さんや西野さんとの息の合った演奏の素晴らしさもさることながら、インスタライブのことは2年前から準備していた(つまり、このライブをやるために立ち上げたサイトだったということ)、そして、いずれ歌えなくなった時に、自分の歌いたい歌をもっと歌っておけばよかったと後悔したくないと仰っていたことです。

 最初から「謎の」サイトながら何かに向かっているに違いないとは思っていましたが、それがプライベートライブだったのだということがわかり「なるほど」と思った次第です。

 そして、「歌えなくなった時」を想定されていることにはちょっと驚きました。だって誰でも齢を重ねて行くものです。どんなにケアを徹底しても身体的な衰えを避けることができませんけど、それとは反比例するように内面の成長・充実が図られていくのですから、いつまでも歌い続けて欲しいというのがファンの正直な願いでしょう。

 とは言え、三宅さんは自衛官ではありますが、やはりアーティストです。ご自分なりの声楽家あるいは歌手としての美学がおありでしょうし、それに沿って身を処して行かれるのが最良だと思います。

 でも、まだまだそんなことを考えるには早過ぎますよね。それでも、何となく三宅さんの考えておられることが伝わってきたような気がします。それがライブ配信の良いところなのかな、と思いましたし、「語り」が聞けることの意味を感じました。

 さて、次回のライブ配信は5月3日との告知がありました。次回は演奏はなしで、トークライブになるそうですが、ゲストは、呉音楽隊のトロンボーン奏者・道本和生さんです(明言はされませんでしたが、間違いありません)。

 道本さんは、しばらく東京音楽隊にもおられましたし、一昨年の遠洋練習航海では、三宅さんと一緒に練習艦隊音楽隊に配属されていましたので、三宅さんとの波長も良く合うのではないかと思います。女性ファンも多いですし、次回のライブは大変な賑わいになるのではないでしょうか。トークライブも楽しみですね。