あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

ご無沙汰です

 1週間ほど記事を書いていません。ちょっと父が亡くなったものですから、時間が取れませんでした。この週末に告別式を終え、一段落着きましたが、高齢の母に代わって諸手続き等を行うため、もう暫くかかりそうです。

 丁度2年前、父が敗血症で緊急入院し生死が危ぶまれた際、これが最後であろうとの思いで、父に伝えたことを書きました。

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 そして、昨年1月、両下肢の自由を失いながらも一命を取り止め、リハビリ病院に転院した父が、自律歩行を目指して訓練に励む姿を目にして感じたことを書きました。

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 今年の初めにも父を見舞ってきたのですが、リハビリの現場を見る限り効果が少しずつ現れているような気がしました。とは言え、高齢ですから全体の能力は衰退していきます。相変わらず自由の争奪をしながら現状を維持しているような感じでした。父は、高齢ではありますが、新し物好きで、病室にもタブレットを持ち込んでいましたので、父がまだ元気なうちに、是非、三宅由佳莉さんの歌を聴かせてやりたいと思い、YouTubeにアクセスして聴いてみて欲しいと持ちかけてみました。従来の父であれば、「なんだ、どうやるんだ?」と身を乗り出すはずなのですが、この時は「いや、もう新しいことは疲れるから、いい」と言ったのです。

 私は、父の変化を感じました。見た目は元気そうですし、リハビリも頑張っていましたが、心の真ん中にあるべきものが揺らいでいるように感じられたのです。

 その父が10日に亡くなりました。91歳ですから大往生でしょう。

 実はその前日に、父を見舞うことができました。首都圏からの来訪者となりますので、写真のような物々しい姿となりましたが、最後の面会を許してくださった病院側のご配慮には感謝の言葉もございません。

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 トンボ返りで横浜に戻り、翌日出勤して程なく、父が息を引き取ったとの連絡があり、再び駆けつけたという次第です。

 最後の数年間は入院生活となりましたが、病院のスタッフの皆さんとも良い関係を築いているようでしたので、幸せな最期であったろうと思います。

 私事にお付き合いいただき、ありがとうございました🙏