あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんが歌う「この道」

 このところ、海上自衛隊がアップロードした音楽隊の「頑張ろう!」動画についていくつか紹介記事を書いてきましたが、「このブログで、なぜこれを紹介しない!」と思っている方がきっとおられるのではないか、という動画があります。

 決して気づいていないとか、敢えて無視しているとか、そういう訳ではないのです。

 能書きは後ほど書くことにして、まずはその動画ですね。

 コロナに負けるな、頑張ろうシリーズの一環として、横須賀音楽隊からの第3弾動画です。え?第3弾なの?という方のために、最初から振り返ってみましょう。

 まず第1弾は、3月26日に公開された「明日という日が」

www.youtube.com

 先日書いた「三宅由佳莉さんが歌う『花は咲く』」という記事でも取り上げましたが、東日本大震災で心に傷を負われた皆さんに寄り添おうと書かれた、とても心温まる作品ですし、三宅由佳莉さんの慈愛に満ちた歌声がよく似合う曲だと思います。動画では、一人一人の隊員の皆さんの演奏姿から、本当に心を込めていることが強く伝わってきますし、動画の前後に入れられた、横須賀音楽隊長以下、全隊員による声でのメッセージが、私たちに元気を与えてくれますね。

 第2弾は、4月1日に公開された「南風が吹いたら」

www.youtube.com

 この曲も、先ほどの記事の中で取り上げましたが、「明日という日が」を書かれた八木澤教司さんの作品です。震災から10年目を迎えるにあたり、改めて被災地を訪問された八木澤さんが、悲しみや痛み、苦しさを忘れることはできないけれども、目の前の日々を力強く歩んで行こうとされている被災者の皆さまの姿に接し、その思いに沿い、形が兆し始めた明日に向かおうとするその背中をそっと押すような、美しくも力強い旋律に織り上げられました。これまでも何度か書きましたが、八木澤さんは、この曲を三宅さんのために書かれたのではないかという気がします。

 そして、4月22日に公開された第3弾が「この道」です。

www.youtube.com

 第1弾、第2弾は東日本大震災の被災者の皆さんのために書かれた曲でしたが、ここで、長く日本人に愛されてきた唱歌「この道」です。北原白秋作詞、山田耕筰作曲によるこの曲は、童謡とされてはいますが、叙情性豊かな詩とメロディが創り出す時空の広がりには驚かされます。

 一連の「頑張ろう」シリーズにこの曲が選ばれたのは、日本人が古くから受け継いできた感性に心地よく響くからではないかと思います。「今私たちは困難に直面しているけれど、私たちには、古より幾多の国難を乗り越えて紡ぎ繋いできた共通の拠り所がある、そのことを忘れずに今を精一杯生きて行こう。」きっと、そんなメッセージとして演奏され、歌われているのではないかと思います。

 そんな「この道」なのですが、三宅由佳莉さんが歌われるこの動画がアップされたことに、実は驚かされました。 

 最近、私のYouTubeチャンネルで、過去にブロックされてしまった動画が解除になったため、再び公開したことを、いくつか報告させていただいていますが、まだ報告していない曲があります。それが「この道」だったのです。

www.youtube.com

 4月15日に再公開し、そのことを記事にしようかと思っている矢先に横須賀音楽隊から、三宅さんの歌唱による「この道」がアップされたので、驚いたのでした。

 さて、この二つをどう結びつて扱おうかと思案しているところへ、三宅由佳莉さんのインスタグラムが突然炎を吐き始めたものですから、軸足がそちらに移ってしまい、しばらく手付かずになってしまいました。

 今回、ようやく記事にしてまとめることができてホッとしています。

 だって、もう第3弾がアップされてから1ヶ月近くになりますし、いつ第4弾がアップされても不思議ではありませんから。

 もちろん、第4弾があるかどうかはわかりませんけど(╹◡╹)