一昨年(2018年)の7月7日、七夕の日に、陸海空合同演奏会が川越市で開催されました。私も運よくチケットを入手することができましたので、この演奏会に行って参りました。
それまで、東京音楽隊の演奏会にはたった1度、前年(2017年)9月に昭和女子大人見記念講堂で開催された第56回定例演奏会に足を運んだことがあっただけでした。しかも最後列の右端という恵まれ過ぎる席だったものですから、ステージ上の東京音楽隊の皆さんの様子がよくわかりませんでしたし、初めて生歌を聴かせていただいた三宅由佳莉さんに至っては、米粒のように見えるだけで、せっかくの豊かな表情が全く見えませんでした。
その後は、自衛隊音楽まつりも、すみだトリフォニーホールでの第57回定例(クリスマスコンサート)も、年明け2月にオペラシティで開催された第57回定期演奏会も、軒並み落選してしまいましたので、「縁がないのかなぁ」と意気消沈気味でした。
そんな流れでしたので、川越での3自合同演奏会も「どうせ当たりゃせんだろ」という気持ちだったものですから、当選ハガキが届いた時には「まさか、落選のお知らせじゃないよね」と何度も見直したものです。
自由席とのことでしたから、できれば最前列に座りたいと思い、かなり早めに現地入りしたのですが、それでも3番目でした。その時、私の前に並んでいたのが、このブログでは皆さんご存知の「チーム・スペリア」でした。
その辺も含めて、この演奏会の様子を報告したのが下の記事です。初めて目の前で歌われる三宅由佳莉さんの姿を拝見した感動、太田紗和子さんのピアノの迫力に接した驚きなど、私が初めて書いた詳細な演奏会の報告記事です。興味のある方はご覧になってください。ただ、長いです。時間のある方はどうぞ(╹◡╹)
この演奏会で、東京音楽隊が世界初演を果たしたのが記事タイトルにある「ネイビート・ラプソディ」でした。
上の記事で、この曲についてこんな風に書きました。
「そして2曲目、『ネイビート・ラプソディ』。これは、海上自衛隊東京音楽隊の委嘱作品。つまり、部外の作曲家に委嘱して作られた東京音楽隊のオリジナル曲ということです。しかも、今回が世界初演です。
なんていうんだろう、この力強く格好の良い楽曲、自衛隊音楽隊の枠を飛び出しちゃってる感じがします。自らの殻を破るチャレンジを続けている東京音楽隊らしい、素晴らしい曲だと思いました。どこかに音源ないかな。初演したばかりであるわけないか。」
その音源、というか、まさにこの日に演奏された世界初演の動画が、海上自衛隊のサイトにアップされました。感激です。
川越の後も、日本各地で行われた演奏会で披露されたこの曲、カッコよくて、いろんな顔を持つこの曲をやっと、捉えることができました。是非お聞きください。
2年越しになりましたが、あの時の感動が蘇るようで、大変ありがたく思います。欲を言えば、第2部で太田紗和子さんが披露された「ラプソディ・イン・ブルー」や、アンコールで3自歌姫が披露されたガーシュインのダンサブルなステージがアップされるとどれほど嬉しいことでしょう(╹◡╹)