大変遅くなりましたが、12月18日(水)に横須賀芸術劇場で開催された米第7艦隊音楽隊と横須賀音楽隊のジョイントコンサートのレポートです。
前日には、広島県の呉市で開催された、呉音楽隊のスペシャルコンサートに出演された三宅由佳莉さんは、大返しで横須賀に戻られ、そのままジョイントコンサートへの出演となりました。呉と横須賀の連日となるため、横須賀への出演はないのではないかとの観測もありましたが、きちんとこなされたところが、さすがですね。
諸般の事情で、私はこのコンサートに足を運ぶことができなかったのですが(そもそも応募していない(≧∀≦))、ブログチームの皆さんが会場を訪れ、豪華な演奏会を楽しんで来られたようです。
断片情報も含め、多くのレポートがあったのですが、いかづちさんが、ひとまとめのレポートを書いてくださいましたので、それを軸に記事をまとめてみました。
まず、”いかづちレポート”をそのまま引用します(青字)。
先日、 米第七艦隊音楽隊の主催で横須賀音楽隊とのジョイントコンサート に行って来ました。その前日は呉での演奏会もあり三宅さんの出演が有るか? 分からない中での参加でした。
仕事は昼で切り上げ、汐入に向かいます。4時少し前に、 会場の横須賀芸術劇場に到着し入場券受け取りの列に並びます。 中程よりやや後ろの席でした。
開場の五時半になり再度入口に向かいます。 会場係の方にロビーコンサートが有りますか?と確認。 開場時間に合わせ、ステージで行われますとの返事。 早速席に着きます。
私は吹奏楽の知見はありません。曲の解説と言うより、 演奏会の流れと気付いた点を報告させて頂きます。 今回のセットリストは曲名だけでなく、 フューチャーされている方のお名前が入っていますのでその点も割 愛させて頂きます。
第一部はパシフィック・ アンバサダーズと横須賀音楽隊選抜メンバー?の演奏でした。 クイーンズスクエアでもそうでしたが、 グルーヴ感が半端ないです❗
一曲終わる毎にソロをとったメンバーを讃え合う姿が又COOL❗ 4曲があっという間に終わってしまいました。
約20分の休憩を挟み第二部の始まりです。
「サラエボのクリスマス ・イブ」
のっけから殺られました。 映画のサントラを聞いているかの様です。 この曲の背景には内戦と言う悲しい出来事が有るようです。
「ザ・ナイトメアー・ビフォー・クリスマス」
赤嵜さんの奏でるマリンバ?の音が心地良かった。
「オー・ホーリー・ナイト」
7FTの男性が、
「ザ・クリスマス・ソング」
歌は三宅由佳莉さんですとMCの方が紹介、わたしにとっては約10ヶ月ぶりの歌声です。クリスマスソングなのでこれまで聴いてきた歌の様に、制圧(笑)される事なく揺ったりと拝聴出来ました。
元気な姿と素敵な歌声が聴けたことがなによりでした。
あっ、 赤嵜さんはこの曲ではマレットを2本づつ持たれ演奏されました。
「クリスマス・フェスティバル」
この曲でも、赤嵜さんのスネアドラムが格好良かったな。
「ノエル」
キャスリン・ウィトベックさんの登場です。 彼女も三宅さんと同じくソプラノ歌手です。 クイーンズスクエアではポップスを歌われました。 今日はどうなんでしょう?
結論はソプラノでの歌唱でした。 三宅さんで免疫が出来ているつもりでしたが、やはり衝撃的です。
初めて三宅さんの歌声を聴いた時の事を思い出しました。 日本国内でソプラノで歌われたのは初めてなのかも知れませんね?
歌い 終わって袖に戻るとき、私が感じるに観客の反応が今一でした。 えー、皆もっと拍手しないの?的な。まだ、 多くの方に認知されていないかもしれません?
(この動画の曲が、実際にキャスリン・ウィトベックさんが歌われた曲であるかは確認できていませんが、いかづちさんのレポート内容から、多分これだろうと当たりをつけたものです。もし、曲を特定されている方がいらっしゃいましたらコメントいただけると嬉しいです。)
「グリンチ」
7FTの男性隊員がボーカルで登場です。 この方のファンも多いのではないでしょうか?まるで、 ミュージカルを見ている感覚になりました。
(昨年封切られた米国の3DCGアニメ「グリンチ」からの楽曲と思われますが、実際に演奏された曲が何であるのかはわかりません。これも、コメントいただけると幸いです。)
「クリスマスを我が家(で)」
7FTと横須賀音楽隊からトロンボーン奏者が各1名マイクの前に 進み出ます。横須賀音楽隊からは渡辺彩乃さんです。 何時ものパワフルなボーカルとは違い、 静かなクリスマスを家で迎える光景が思い浮かぶ、 そんな演奏でした。最後は7FTの隊員とハイタッチ、 観客の皆さんからの拍手に答えていました。
「そりすべり」
この曲は聞いているだけで何か楽しくなりますね。 パーカスのアクセントになる音の正体が理解できました。 コントラバスの音もリズミカルで良かった。
アンコール
「ディス・クリスマス」
三宅さんとキャスリン、歌姫の共演がここで実現しました。 こんなに弾ける三宅さんをライブで見たのは初めてでした。
「星条旗よ永遠なれ」
この演奏では横須賀音楽隊 隊長から7FT音楽隊 隊長へ途中から指揮が変わりました。
今回の演奏会は終始、両音楽隊の一体感有る演奏と演出が有り、 揺るぎない日米同盟の一端を垣間見る事が出来ました。
又、横須賀音楽隊の三宅由佳莉さんとして任務を再開された事が、 私にとって何よりも嬉しい演奏会でした。
いかづちさん、まとめレポートありがとうございました。
海上自衛隊の音楽隊単独演奏とも、陸海空合同演奏とも違う、日米共同での演奏会の雰囲気が伝わってきますね。
このほか、「潜水士」さんからも、レポートを頂いています。
三宅由佳莉さんが、呉からの長距離移動を物ともせず、いつも通りの歌声で感動を与えてくれたことが凄いと、また、フルートの目黒渚さんの演奏姿を、久しぶりにステージ上で拝見できたことをとても喜んでおられました。
さて、呉音楽隊のスペシャルコンサートと、翌日に行われた今回のジョイントコンサート、多くの皆様から色々なレポートをいただいたおかげで記事にまとめることができましたが、「おや?」と思ったのは、三宅由佳莉さんの「弾けぶり」についてのレポートが、両方の演奏会レポートに見られたことです。
そして、館山での演奏会で、私自身がこの目と耳で確かめたアップグレードぶり、これらは何を意味しているのでしょう。
そうですよね、5ヶ月にわたる遠洋練習航海を通じて、様々な国々を訪問し、現地の皆様や各国軍楽隊の方々との交流を通じて新たに獲得された感性であったり、人間としての幅であったり、そういったものが、着実にステージに反映されているのではないかと思います。