あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

横須賀音楽隊のクリスマスコンサート…スピンオフ④ オーディエンスの声

 昨日は三宅由佳莉さんの誕生日だったこともあり、「今日は何の日?」シリーズで取り上げることにしました。記事の枕として、同じ12月14日の出来事である赤穂四十七士のことを簡単に紹介しようと思ったのですが、枕にできるほど軽いアイテムではありませんでした。サイドからは、「三宅さんの記事は独立させて欲しかった」とのご意見も聞こえてきましたが、いつかは書きたいと思いつつ、毎年三宅さんの誕生日と被るものですから(当たり前(≧∀≦))どうしたものかとの思いもありましたので、良しとします。

 

 さて、横須賀音楽隊による館山コンサート・スピンオフの続きです。

 これまで、演奏会の報告記事

retcapt1501.hatenablog.com

 スピンオフとして、

 ①演奏会の運営に尽力してくださった21空群の皆さまへの感謝

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 ②パーカッショニスト赤嵜尚子さんとの交流

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 ③モンスターさんとの反省会や演奏会を通じた新たな出会い

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について書いてきました。

  今回は、会場に来られていた地元・千葉県の方々の演奏会への反応をご紹介します。ブログチームの皆さんが会場で実際に見聞きされた内容です。

 コンサートの報告記事でも、私の席の近くに座ったカップルの会話を紹介させて頂きました。

 第1部が終わり、休憩に入ったところで女性が「あの歌ってた子凄かったね!」と驚嘆されているようでした。男性が「知らないの?自衛隊の歌姫って呼ばれてて、CDも出してるし、凄い話題になってた人だよ」と答えてましたが、そうだろうなと思いました。三宅由佳莉さんのことをご存知ない方でも、その歌声を聴けば、普通に「凄いな!」と驚くんです。そのことを改めて感じました。

 たまたま聞こえて来た会話でしたが、今回、示し合わせたわけでもないのに、ブログチームの皆さんが、それぞれ近くに座った方からお聴きになったことや目にされたエピソードなどを終演後に教えてくれました。不思議な偶然です。

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会場前で自衛艦旗を護る海自くま君

(その1)

 毎年この演奏会に来られているという地元の女性は、「(今年8月に着任したばかりの)この隊長いいわ、とても楽しいのよ。昨日も来たんだけど、すごく楽しくてよかったわ」と、本当に楽しそうに仰っていたそうです。コンサート報告記事でも書きましたが、本当にそう思います。長岡隊長について、私はこれまで存じ上げなかったのですが、まず鎌倉ぼんぼり祭りで、数日前に着任したばかりの隊長の指揮を初めて拝見しました。キレがいいというかカッコいいなと思いましたし、赤嵜尚子さんのコンガ・ソロ演奏が終わった際にはパーカッション席まで来られて赤嵜さんに握手を求め、その演奏を讃えていました。盛り上げる方だなぁ。クイーンズスクエアでの演奏会でもやはり、バンドの乗せ方、観客の盛り上げ方をよく考えておられる方だと、そう思いました。エンターティナーに徹しようという姿勢が、東音の樋口好雄隊長に通じるような気がします。

(その2)

 別の席の、やはり女性ですが、第一部で三宅由佳莉さんが初めて登場し、「ザ・クリスマスソング」を歌われた際には、感動のあまり、はらはらと涙を流されていたそうです。その姿を拝見した方ももらい泣きしそうなほど感動したとのこと。何か心に抱えるものがあったのかも知れません。三宅由佳莉さんの歌声は心を癒してくれますよね。でも、本当に辛いことを抱えている人には、まず自分がそのような状態にあることに気づかせてくれるんです。悲しい、苦しい、辛い、素直にそう感じていいんだということを教えてくれるんです。だから凄いんだと思います。一度、自分の辛い気持ちを認めて向き合わなければ、そこから抜け出すことはできませんし、癒されることもありませんから。三宅由佳莉さんの効能について改めて思い出した次第です。

(その3)

 地元の家族連れの方は、「この演奏会は毎年楽しみにしてるんですよ。この辺りもまだまだ復興は進んでいませんが、そんな中、今年も音楽隊の皆さんが来てくださって、本当に嬉しい。素敵な演奏を聴かせてい頂けることがとても有り難いし、長い道のりかも知れないけれど、復興に向けてまた頑張って行こうという気持ちが湧いて来ます。」と仰っておられたそうです。

 横須賀音楽隊が、地元の皆様に愛されているのがよくわかりますし、音楽隊による演奏活動が、皆様の明日への活力になっていることがよくわかります。

 

 これらの話を伝えられた時、私も何か心に温かいものを感じましたし、横須賀音楽隊と地元の皆さんの絆の強さが感じられてとても嬉しい気落ちになりました。これまでの演奏会報告記事では、このような他の観客の皆さんの声を紹介したことは多分なかったと思います。でも、特に地域との関係が強い横須賀音楽隊の演奏会の場合、そのようなオーディエンスの反応自体も演奏会の一部に違いないと思いました。

 今回は、私自身も、他のブログチームの皆さんも、偶然にも感動的な言動を見聞きされたものですから、このような記事としてまとめることができましたが、今後は、その辺にも意識を配りながらレポートしていければと思っています。