昨日、横須賀音楽隊のクリスマスコンサートについて報告記事を書きました。タイトルは「三宅由佳莉さんの横音ステージデビュー」となっていますが、クリスマスコンサート全体の報告です。ただ、遠洋練習航海から帰国して以来、三宅さんが行方不明(笑)で、横須賀音楽隊のステージにはいつデビューするんだろうという関心が高まっていたこともありましたので、端的にそこに焦点を当てたタイトルにさせて頂きました。
報告記事は、もっぱら演奏会の中身に焦点を当てましたので、演奏会の周辺状況についてはスピンオフ記事でご紹介して行きます。
今回のコンサート、全般運営は、主催者である第21航空群が取り仕切っていましたが、入場手続きの要領が画期的で素晴らしいなと思いました。
どのコンサートでも同じですが、開場時間が近くなるにつれ、長蛇の列ができて行きます。でも、何時間も前から、場合によっては半日も前から並んでいる人もいます。そうしたコアなファンへ配慮しつつ、安全な入場を進めるためと思われる方法が取られていました。
まず、先頭の集団、100人くらいでしょうか、彼らを入場させて2階の踊り場へ誘導し、そこで入場手続きを一旦中断します。そして、2階に誘導した先頭集団を会場内の好きな席に座らせます。こうすることで、先頭集団は安心してゆったりと思い思いの席に座ることができます。彼らの席が決まったところで、その他の人々を順次入場させていました。
みなさん非常に落ち着いた様子で入場して行きましたし、席を取るために走るような人は見かけませんでした。
私は後半組のかなり前の方に並んでいたのですが、入場してみると、結構中間あたりの席に座る方が多く、前列の方には空席がいくらでもありました。おかげさまで、最前列の席に収まることができたわけです。最前列って、音楽を楽しむには決して良い席ではないらしいのですが、私の場合は、音楽を楽しみつつ記事を書くという目的もあるものですから、やはりより多くの情報を得易い最前列は貴重です。
私が入場した段階ではまだガラガラだったので、ちゃんと席が埋まるのかなあとちょっと心配でしたが、開演前にはびっしりと埋め尽くされていました。やっぱりそうでなきゃ。
毎回こんなことを心配するのは、昨年夏の人見記念講堂での「驚きの演奏会」が未だににトラウマになっているからかも知れません。
地方で開催される演奏会を聴いたのは、昨年7月7日に川越市で行われた陸海空合同演奏会以来2度目となりますが、どちらも、主催者となった部隊の皆さんの、見事な運営が光りました。もちろん、普段は演奏会の運営を行うことなどありませんから、多くの隊員にとっては不慣れなことばかりでしょう。それでも、全てが円滑に進められている様子をみると、事前準備にどれほどの努力が払われているのかがよくわかります。
一つの作戦と捉えて、緻密な計画が立てられ、事前研究会や訓練を重ねてきたのでしょう。運営に携わった多くの隊員の皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。