昨日、東京音楽隊の第60回定例演奏会の報告記事を書きました。今回は、本記事では触れなかったエピソードを紹介したいと思います。
アイキャッチ画像をご覧になればもうお分かりだと思いますが、東京音楽隊のベーシスト、岩田有可里さんのことです。
本記事でも書きましたが、今回の演奏会、私はゆっくり家を出たので、会場入りしたのは開演15分前でした。
ブログチームの「いかづち」さんは、少し早めに昭和女子大に着き、人見記念講堂の地下にある売店兼カフェのようなところで時間待ちしておられたそうです。
その時、偶然にもコーヒー(かな?)を買いに来られた岩田有可里さんの姿を見かけ、ご挨拶することができたとのことでした。飲み物を抽出する間の、ほんの短い時間ながら、いくつかのトピックを伺うことができたそうです。
以下のやり取りは、「いかづち」さんからお聞きした内容をもとに、想像で書いていますので、そのつもりで読んでください。
「東北ツアーご苦労様でした、大変だったんじゃないですか?」
「はい、バスに乗っての陸行でしたから。一つの演奏会が終わってから次の会場までの移動も、1日がかりでした。」
「それは疲れちゃいますね」
「でも、その前の長崎行きの方がもっと大変だったんです。フェリーの予約が取れなくて、二日がかりでバスで移動したんですよ。」
「えー、二日がかりですか、それは死にますねー」
「いえ、死んでません」
ハリファックスから帰国して間もない長崎、福岡遠征でしたから、準備するだけでも大変だったと思いますが、そんな制約もあったんですね。私たちは演奏会を楽しませていただくだけですから、そこに至る様々な努力やご苦労を知ることはありません。
ありがたいことだなと思います。
でも、そんな苦労話も、サバサバと楽しそうにお話される岩田さんの顔が目に浮かびます。そして、他の隊員の皆さんもきっと同じじゃないでしょうか。そんな、前向きで明るい部隊であると思います。
ところで、「いかづち」さんが写真撮影をお願いしたところ、「ちょっと、服装を整えますね」と、戦闘服の容儀を正した上で応じてくださったそうです。きちんとしてますね。「後で、だらしない、と仲間から言われるので」と仰ったそうですが、それは照れ隠しかな?
それにしても、いつもながら爽やかで、いい笑顔です(╹◡╹)