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マサトランからの便り(ブログチーム初の海外レポート)

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艦上レセプションで歌を披露する三宅由佳莉さん

 我が練習艦隊のメキシコ、マサトランでの日程も終わり、艦隊の皆さんは今頃アメリカ大陸最後の深い眠りの中にあることでしょう。日本時間で今夜には、次の寄港地である仏領ポリネシアタヒチ)のパペーテに向かう長い長い第7レグに入ります。

 マサトランでのイベントについては、予定段階から「すぎ」さんによる綿密なサーチ結果の報告をいただいたおかげで、なんとか記事にすることができています。

 下の動画もその一つで、現地メディアの報道内容をアップしたもののようです。おそらく入港当日(7月25日)に行われた「かしま」艦上でのレセプションの模様を伝えていますが、冒頭、三宅由佳莉さんの国歌独唱と思われる音声がうっすらと聞こえています。そして42秒から45秒まで、わずか3秒ですが、満面の笑顔で歌唱を披露される三宅由佳莉さんの姿も映っています(ページトップの写真)。国歌独唱の際の直立不動の凛々しさも良いですが、こうして楽しく歌われている生き生きとした姿は、三宅さん独特の魅力に溢れています。

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 「すぎ」さんは、同レセプションにおける三宅由佳莉さんの両国国歌独唱の様子を収めたスマホ縦撮り動画がFacebookに投稿されているのも発見して下さいました。

 メキシコ国歌の前半が収録されていなかったので、メキシコ国歌の動画から導入するバージョンを編集してみました。スマホ縦撮り画像の一部を横長に切り取っているので画質に恵まれませんし、三宅さんは、少しテンポを落として嫋やかに歌っておられるので、繋ぎの部分がちょっと不自然ですが、是非ご覧ください。

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 ちなみに元動画はこちらから↓↓

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 そして、昨日「sgt」さんから驚きのレポートをいただきました。なんと、マサトランでの練習艦隊音楽隊のコンサートに足を運ばれて、その目と耳で体験された内容をコメント欄にレポートして下さったのです。

 ブログチーム(定義は曖昧(≧∀≦))としては、初の海外からのレポートです。全文を引用しますので、お読みください。ちょっと驚きます∑(゚Д゚)

「初めてお便りします。いつも動画を拝見しております。
今日マサトランでの音楽隊のコンサートに行ってきましたので、簡単ですが報告させていただきます。なお曲名については現地の人に確認していますが、曲名が分からなくて、抜け落ちているところもあります。
 一部は先ず和太鼓の演奏から始まりました。その後音楽隊の前奏、行進曲軍艦、三宅由佳莉さんの「ふるさと」、「さくら さくら」をあの透明な歌声で格調高く聴かせます。歌い終わった後、大拍手が始まるまでの一瞬の静寂が印象的でした。直に聞く三宅さんの歌声は普段YouTubeを通して聞くそれとは全くの別物でした。
 二部は先ず空手の型の演武があり、一転、カリビアンミュージックのオンパレードになります。そして三宅さんはなんと終始コンガを担当します。キューバ音楽などにはなくてはならない楽器です。歌だけでなく演奏でも中心的な役割を果たします。
「cerezo rosa」、「bomba dulce amarga」、最後に「編曲 mambo#5, tequila, mambo, el cumbanchero」、スタンディングオベーション、オトラ、オトラ(アンコール)の声、三宅さんが「べサメ ムーチョ」を完璧なスペイン語で歌い上げます。またスタンディングオベーション、オトラ、オトラの声、「cielito lindo」、3度目のスタンディングオベーション、オトラオトラ、3つ目
のアンコール曲は「el cumbanchero」
2時間の演奏会でした。
 さてコンサートの動画ですが、今回海外だからでしょうか、練習艦隊司令部の情報管理が厳しいように感じました。多分日本での公演とはちょっと違うように思います。(行ったことはありませんが。) もちろん訓練なので当然だと思います。多くは語りませんが、ちょっと混乱しています。コンサートの動画はいいんじゃないかとは思いますが、迷惑がかかる人がいると申し訳ないので、しばらく様子見します。他の人がアップして問題ないようでしたら是非なんらかの形でshareしたいと思いますし、カピタンさんが必要であればその時は喜んで提供します。いつも人の動画で楽しんでいるのに申し訳ありません。
 最後に三宅さんは私の想像以上に素晴らしい人です。

  どうでしょう、スタンディングオベーションを伴うアンコールが3回もあったという熱狂ぶりは、練習艦隊音楽隊の演奏の素晴らしさを雄弁に物語っています。

 そして、第二部でのカリビアンミュージック・オン・パレードでは、三宅由佳莉さんがコンガでリードされたとのこと。素人ながら、これって凄いんじゃないだろうかと驚いた次第です。元々才能豊かな方だとは思っていましたが、畑違いの楽器(パーカッションの場合はその種類が半端ない∑(゚Д゚))をマスターするのが容易だとはとても思えません。練艦隊音楽隊に配属されるため、気の遠くなるような修練を積んで来られたのでしょうね。

 なお、動画のアップについては、「sgt」さんの負担にならないことを第一に検討してくださいとお願いいたしました。

 ペルー・カヤオの総括記事がまだ途中でしたが、ホットな情報が入ってきましたので、こちらを優先致しました。