あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

長崎合同演奏会での東京音楽隊

 去る7月20日(土)に長崎ブリックホールにおいて、陸海空自衛隊セントラルバンドが一堂に会して行われる、年に一度の大イベント「三自衛隊合同演奏会」が開催されました。台風5号による荒天の影響が心配されましたが、多くのファンが詰めかけ、大盛況だったようです。

 この演奏会をご覧になった大村の「yuko maeda」さんが、ツイッターに演奏会の様子を呟いて下さいました。

  パンフレットの写真が載っていますが、「令和元年度」の文字も眩しく、良い記念になりそうですね。今回会場で演奏会をご覧になった皆さんがとても羨ましいです。

 いつものように開演前の念入りなハープのチューニングをされる荒木美佳さんの写真が掲載されていましたので、yukoさんにお願いして、当ブログへの転載許可をいただきました。私もチューニングをされているところを撮影しようと何度か試みたことがあるのですが、これがなかなか難しいのです。成功したことはありません(≧∀≦)

 この写真を拝見して、あぁ、よく撮れたなぁと感心し、是非このブログで紹介したくなったというわけです。多分、右の方では岩田有可里さんがコントラバスのチューニングをされているのではないかと思います(╹◡╹)

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 さて、演奏会の細部はわかりませんが、昨年の川越での合同演奏会を参考にするならば、第1部は、陸海空それぞれのセントラルバンドによる単独演奏が2曲づつ行われ、そのうち1曲はそれぞれの歌姫の歌唱が披露されたのではないかと思われます。

  下の写真は防衛省ツイッターで公開した写真ですが、陸上自衛隊中央音楽隊の演奏風景ですので、第1部でしょう。指揮台の上には中央音楽隊長の樋口孝博・1等陸佐(こちらも樋口隊長です)が立たれ、松永美智子さんがスタンドマイクの前で歌ってらっしゃいます。昨年は、バンドのど真ん中での歌唱でちょっと驚きましたが、今回はスタンダードスタイルだったようです。

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 そして、私が注目したのは以下3枚の写真です。我らが樋口好雄隊長が指揮台の上で舞うように指揮されていますが、バンドのメンバーをよく見ると、東京音楽隊だけでなく、陸自中央音楽隊、空自航空中央音楽隊の皆さんが勢揃いされています。

 そうです、これは第2部の合同演奏の様子ですね。そして、その指揮を樋口好雄隊長が務めているということは、今回の合同演奏会のホストバンドが海上自衛隊東京音楽隊だったのだと思います。つまり、第1部の単独演奏は東京音楽隊が口火を切る形となったのでしょうし、開演時の君が代吹奏も当然東京音楽隊だったのでしょう。中川麻梨子さんによる独唱が行われたかどうかはわかりません。昨年は航空中央音楽隊による吹奏のみで、森田早貴さんの独唱はありませんでした。

(中川さんの独唱があったそうです←MIZUHOさん情報=コメント欄参照)

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  樋口隊長、舞ってますね。動画があればいいのですが、合同演奏会の動画って見たことないですよね。出せない理由があるのかな? それとも私が発見できてないだけなのでしょうか。

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  最後の写真です。3隊の隊旗も含め、ステージ全体を収めた写真ですが、隊員の皆さんが米粒のように小さくなってしまいました。それでも、右端のコントラバス奏者が岩田さんであることだけはわかります(╹◡╹)

 今回、東京音楽隊は東音だけが着用するタキシードタイプの試行演奏服のようです。

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 今回は、自分で聴くことはできませんでしたが、ツイッターなどへの投稿から、素晴らしい演奏会であったことがよく伝わってきますし、昨年の川越での経験からも、その迫力と感動は容易に想像できます。

 それにしても、荒木美佳さんのハープソロ。昨年12月、すみだトリフォニーホールでのハートウォーミングコンサートで拝聴しましたが、今回の演奏も聴きたかったです。いつかまた、そんな機会があるといいなと思います。

 何しろ自分が聴いたわけではないので、内容に踏み込むことができませんでしたが、今回の合同演奏会の様子をまとめてみました。

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【追記】

 この記事をアップして程なく、「MIZUHO」さんから、演奏会の様子についてコメントをいただきました。下のコメント欄をご覧ください。横野和寿さんが1等海曹に、また藤沼直樹さんが2等海曹に昇任されていたそうです。

ちなみに、ハリファックスでの野外演奏会の写真で、ファゴットの松本理沙さんが3等海曹に昇任されているのは確認しています。皆さんおめでとう御座います(╹◡╹)