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東京音楽隊の第58回定期演奏会

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 先日の記事でもご紹介しましたとおり、来月10日(日)にサントリーホールで開催される東京音楽隊の第58回定期演奏会は、本日到着分のハガキをもって応募が締め切られます。昨日までに投函しなかった方、残念ですが今回は諦めてください。

 え?今日、用賀まで直接持ち込めば間に合う?

 そうはいかないようですよ。

 公平を期すため、直接の持ち込みは受け付けないのだと聞いています。そういうところがしっかりしていますね。と、言いますか、東京音楽隊の人気に火がついた頃、きっと締切日に直接持ち込みする方がたくさんおられて、問題になったのではないかと推察いたします。多くの経験が、仕組みを洗練させていくのでしょう。

 さて、今回の定期演奏会ですが、昨年に引き続き司会として俳優の村上新悟さんが起用されています。toikimiさんの昨年の報告記事によりますと、樋口隊長と村上さんは行きつけの店がたまたま同じで、そこで出会って意気投合し、司会をお願いすることになったとのエピソードを荒木美佳さんが紹介されていたそうです。2年連続で演奏会の司会をお願いするなんて、お二人の波長がよほど合っているのではないでしょうか。

 今回の募集リーフレットを見ると、toikimiさんが「デジャヴ」かと思ったと仰るとおり、昨年と同じ?と思えるようなデザインです(下は昨年のリーフレット)。f:id:RetCapt1501:20171231231046j:plain

 でも、大きな違いがあります。もちろん会場も違うのですが、今回のリーフレットの冒頭に「祝天皇陛下御在位三十周年」との記載があることです。

 今年はそんな節目であると同時に、今上陛下が皇太子殿下に皇位を譲られるという画期的な年でもあります。ひょっとしたら、今上陛下のご婚礼を祝して団伊玖磨さんが作曲された「祝典行進曲」が演奏されるかも知れませんね。楽しみです。

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 祝典行進曲は、単なる私の予想に過ぎませんが、今年のリーフレットに記載されている曲を見て見ましょう。

 まず、クロード・トーマス・スミスによる「華麗なる舞曲」ですが、吹奏楽曲としては最難曲と言われる曲のようです。米国における吹奏楽の最高峰と目される米空軍軍楽隊のために書かれた曲だそうです。C.T.スミスが米空軍軍楽隊に突きつけた挑戦状のようなものなのでしょうか。その難曲に挑戦する東京音楽隊の演奏を是非聴いてみたいものです。定期演奏会ならではの選曲なのでしょう。

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 そして、ジェイムズ・バーンズによる「交響曲第4番〜イエローストーン・ポートレイト」です。イエローストーンは、米国にある世界初の国立公園で、世界最大の間欠泉があるなど、人気の観光スポットです。

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 バーンズの交響曲第4番は、もともと管弦楽団のために書かれた曲を、吹奏楽団用に編曲し直し、それを正式ナンバーとしたものだそうです。バーンズの吹奏楽への思い入れが感じられるエピソードではないでしょうか。

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 そして気になるのは、昨年の「悲しくなった時は」のように、三宅由佳莉さんが歌われるであろう曲目が明記されていないことです。まさか、三宅さんの歌唱がないことはないと思いますが、ことさら記載がないと何となく落ち着きませんよね。

 まぁ、そこはお楽しみというところでしょうか。

 応募が当選することを祈りつつ、来たる定期演奏会を楽しみに待ちたいと思います。